当たり前じゃなかったんです!!!

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『あたりまえ』

            井村一清

あたりまえ こんなすばらしいことを、

みんなはなぜよろこばないのでしょう

あたりまえであることを

 

お父さんがいる、お母さんがいる

手が二本あって、足が二本ある

行きたいところへ自分で歩いていける

手をのばせばなんでもとれる

音が聞こえて声が出る

こんなしあわせなことがあるのでしょうか

しかし、だれもそれをよろこばない

あたりまえだ、と笑ってすます。

 

食事がたべられる

夜になるとちゃんと眠れ、そして又朝がくる

空気を胸いっぱいにすえる

笑える、泣ける、叫ぶこともできる

走りまわれる

みんなあたりまえのこと

 

こんなすばらしいことを、

みんなは決してよろこばない

 

そのありがたさを知っているのは、

それを失った人たちだけ 

なぜでしょう あたりまえ

 

医師・井村一清 (1947~79) 『飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ』 より 

 

*************************************************************

 

この詩は、32歳にして悪性腫瘍で亡くなった

医師・井村一清さんが、

幼い娘・飛鳥ちゃと妊娠中の妻

およびまだ見ぬ子へ、

死の直前まで綴った愛の手記の中にあります。

 

氏は転移を防ぐ為に、右足の切断をし、患者たちの為に医療現場に復帰。

しかし、腫瘍が両肺に転移して亡くなっています。

 

 

 

・・・・。

気付かされます。

感謝を忘れがちですよね、わたしたち。(反省中)

 

ホントは、命あるだけで、ありがたいんですよね。喜ばなきゃいけないんです。

 

「ただより高いものはない」

 

こんな言葉もありますね。

 

これは誰でも知っている言葉ですが、

この言葉も実は、井村一清さんのおっしゃっていることと同じ教えが含まれています。

 

あなたがただで神様からいただいた、その腕。

「二本あるんですから、ちょっと一本、いただけませんか?」

って言われても、無理ですよね。

 

「じゃあ、片目だけでも・・・」

って言われても、絶対いやですよね。

 

生体臓器移植だって、

身内から懇願されても、

たぶん、相当悩みますよね。

 

私なんか、母親を手術ミスで亡くしているので、

とてもじゃないけど移植をokする勇気がありません。

 

手も、足も、耳も、目も・・・・

私たちはすべて、神様からタダでもらっちゃってるんです。

タダでもらったけど、こんな値段のつけられない高級なものってないですよね。

 

そう、タダより高いものはないんです。

 

そんな高級なものをつけているのに、感謝したことありますか?

 

目に「ありがとう!」、って、言ったことあります?

鼻に「いや~、今日もありがとね~。助かるわ~。」

って、感謝したことありますか(笑)?

 

誰しも、指をちょっと包丁で切っちゃっただけで、

大騒ぎしたことありますよね?

 

どこか、ほんのちょっとの皮が剥けただけで、

痛いんですよね~。

何をやるのも不便。

 

靴擦れで肉がペロンって剥けただけで、

痛くて歩き辛いですよね~。

 

ってことは、足の皮ひとつでも、

体のほんの小さな一部でも、

ホントに大切な素晴らしいもので、

そんなすごいものを私たちはいただいて生きているんです。

 

感謝。

いつもしてないといけませんよね。

 

当たり前じゃなかったんです!!!」への4件のフィードバック

  1. ありがとうございます!

    ゆる~~く生きることに決めました

    Superflyの「固いから折れるのよ」という歌詞に感動して、、、

    私は私らしく生きます、ありがとうございます!固いかな?(笑)

    難しくかんがえないように、心掛けて、優しさで溢れる自分に感謝です

    お忙しい中コメントありがとうございました!

  2. ついつい、私ばっか、なんでこんなに苦しい道を歩かなければ、ならないの?って責めて心配して病気のせいにして、・・・
    でも、発想を切り替えて毎日当たり前のように、朝が来てお日様が輝け!と照らしてくれて、目が見えて息がすえて・・・本当に最近、自分責めすぎ、心配しすぎ、病気のせいにしてるって気づいたんです、
    それからは、楽になりました。
    感謝・・・このブログを見ると、色んな事に気づかされます。ありがとう!!パワーをありがとう!!

    • 典子さん、いつも読んでくれてありがとうございます!素敵なコメント、うれしいです!
      偉そうなことを言うようですが、着眼点がどこにあるかで、人生が全然違ってきますよ♪ 

      誰しも、ついつい、辛いことの方に気持ちがいってしまうものですが、ありがたいことは、実はそこいらじゅうに転がっているんですよ。それをどれだけたくさん見つけるかで幸せ度数が違ってきます。

      辛いことに注目したり、悲しいことを考えながら、「幸せになりたい。」・・・って思ったとしても、そもそもちょっと無理があるのです。

      今、ある幸せ、今、持ってる幸せ、そっちに注目するように、心がけてみてくださいね。
      焦る必要はないですよ。そのままの典子さんでいいんです。ただ、今、自分が何を考えているのかをいつも意識して、軌道修正を繰り返してください。少しずつでいいですからね。
      ありがたいことを考えている時間が、辛いことを思いだす時間より長くなったら、その時はもう典子さんは幸せマスターですよ。

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