ず~~~っと上機嫌でいられたら、
こんないいことはありませんよね。
でも、嫌なこと、困ったことって、誰にでも起こります。
そんな時、どうやって上機嫌に戻したらいいのでしょう?
出来れば、明るく楽しい気分でいたいのに、
ふと、気が付いた時には、つい、
不愉快だった過去を、
頭の中で反復している自分がいる・・・・。
そんなことがありませんか?
実はこれが、あなたの人生を難しくしている曲者(くせもの)で、
なんとか排除しなければいけない、悪~~~い癖なんです。
人間って、そもそも、不安になる生き物です。
これは遺伝子レベルでそうなんです。
だから、ネガティブ(否定的)になるのは、ある意味自然で普通のこと。
努力しなければ、勝手に思考はそっちの方に行ってしまうものなんです。
太古の昔から、人間は命を繋いできました。
それは、この、人間の“不安症″があったからなんです。
そのおかげで、今のあなたの命があるのです。
どういうことかと言うと、
かつて人間は、寒い季節が来ることを心配し、それに備えて、
(動物の様に毛がぼうぼうに生えてくるわけではないので)、温かい衣類などを用意しました。
心配、という感情があって、備えをしなければ、
人間は凍死して命が途絶えていたでしょう。
狩猟生活をしていた時代には、
食料がなくなることを心配し、
獲物のいるところに移住したり、あるいは、
先の欠乏を憂慮して、
農耕を工夫しながら始めた歴史があります。
子供や家族を守るために、
眠っていても、小さな音がすると、獣を恐れて用心しました。
不安に思う気持ちが、命を守ってきたのです。
つまり、心配がなければ、命を繋いでこれなかったのです。
だから、否定的なことや暗いことを考えちゃうのは、ある意味、普通。
自然の成り行きで、人間はネガティブになっているのです。
だから、努力なしでは、上機嫌になれない・・・
ここまで、まず、ご理解いただけたでしょうか。
さあ、この遺伝子レベルで引き継がれた心配性、不安症によるネガティブな感情を、
どうやって克服するか。
ここからが、上機嫌のマジックです。
『元気が出る徳子の部屋』を読んで下さって、
どん底の気分の時に、
なんとか楽しいことを考えよう、
なんとか感謝を見つけよう、
そう思って気分を上げる努力をされている
読者さんもたくさんおいでです。
なのに、気が付くと、また、
ネガティブな感情に引き戻されてしまっている。
(ああ、また、イヤな気分・・・・。)
そんな方も多いかもしれません。
どちらかと言うと、それが一般的でしょう。
そんな時は、一日、とにかく、
自分の思考、ひとつひとつに注意を払ってください。
(あ、私ったら、またあの憎ったらしい上司のことを考えちゃってる~~~!)
(いかん、いかん!今、あいつに言われた嫌なセリフ思い出してた!)
(ちょっと、私ったら、何を思い出しちゃってるの?
あんなイヤな過去、繰り返し思い出す必要なかったわ!)
(あー、腹立つ、アイツ!でも、ああ言ってやればよかった、
こう言い返せばよかった、って考えたって、
あの時は言えなかったんだから、思い返してもしょうがないじゃん!)
・・・・と言う風に、
とにかく、逐一、
“自分が何を考えているのか”
を、意識的に、気にかけてください。
そして、急いで修正してください。
黙っていても、人間の思考は動き続けています。
その、努力しなくても動いている思考に注目するのです。
いちいち、いちいち、どんなことを考えているのか、その内容に気を配り、
修正を繰り返すのです。
思考に注目し始めると、
自分がどれだけ否定的なことを繰り返し思い出しているか、
気付く方が多いかもしれません。
(あらら・・・・私って、思った以上にネガティブだったわ~。)
と今更ながらに思い知るかもしれません。(笑)
この、逐一“自分の思考に注目する”、という作業をすると、
苦しいのに、無理矢理楽しいことを考える・・・という、
今までのちょっと大変だった努力が、
少しだけ楽になります。
どういう風に進めて行くか、というと、
自分が何を考えているのかに気付くたびに、
(おお!もったいない!自分の貴重な命を、
こんなことを考える為に費やしてはいられない!)
と、修正を繰り返すのです。
いつも言っているのでしつこいようですが、
時間の1分は、あなたの命の1分です。
あなたの貴重な命を使って、
あんなに嫌いなアイツのことを、繰り返し思い出す必要がありますか?
イヤだ、イヤだ、と言いながら、そんなに思い出すって、
実は、愛してるんじゃないですか?(笑)
違いますよね?
思い出したくもないアイツ、
そんなヤツの為に、あなたの命を使わないでください。
ですから、逐一、修正、修正、修正。
(おっと!いかん、いかん!命の無駄遣いしちゃってた♫)
と、別な思考に持って行ってください。
この、自分の思考に注目する習慣をつけると、
イヤなことを考える時間が減って、心が楽になりますよ。
自分の“思考を意識する”ことが大事なんです。
その努力をしないと、人間は、どうしても否定的なことを考えてしまう。
ぼ~~っとして、楽にしていても、思考は動き続けますから、
先に説明したように、遺伝子レベルのネガティブ思考になっちゃうのが普通。
それでは、上機嫌にはなれません。
“思考を意識する”
この癖をつけて、あなたの人生を変えちゃってください。
きっと、ひとつひとつ、いい方向に向かっていきますよ。
それでも、イヤなことをついつい考えてしまう、と言う方。
その場合は上機嫌になる一歩手前の、秘技 (笑) をお教えしましょう。
もう、考えるのはやめて、自分にだけ注目してみてください。
自分の体の動きを逐一、追いかけるのです。
(今、右手で箸を持った。人差し指と中指の関節が曲がって、親指と共に箸を支えている。
右の手首が曲がって、今、まさに、お皿の上のおかずに到達しようとしている。
左手は外側から茶碗に向かって動き出した。指の関節が全て動き出した・・・)
と、古舘伊知郎さんばりに、自分の動きを心の中で実況してみてください。
これをすると、他のことは考えられません。
とりあえず、どうしようもなく苦しい時は、こういう大技 (笑) もあります。いや、小技?
上機嫌に持って行く前には、とにかく、苦しい思考を排除しなければいけませんから、
やってみてください。
そして、何より大事なのは、あなたの、その、顔!(笑)
暗~~~~い表情で、暗いことを考えて、
「幸せになりたい・・・・。」
って、誰が考えても無理だと思いませんか?(笑)
例え辛くたって、
まず、口角を上げて、
目尻を下げて、
眉と眉の間を開けるようにしてみてください。
気分が不幸だって、いいんです。
傍から幸せそうに見える表情にしてしまってください。
その表情に、あなたの人生がついてきます。
先に、行動。つまり、先に表情を変えるんです。
そこから新たな人生が動き始めます。
人間って、笑いながら怒れないんです。
カンカンに怒りながら笑顔になれないように。(笑)
楽しい表情で、暗いことって考えられないんです。
自然に、上機嫌になって行きます。
上機嫌を維持するための小さな工夫。
今日からちょっとずつ、試してみてください。
いつも笑顔で輝いていた方が、絶対お得ですよ。(笑)
あなた自身が、幸せに気付き始めます。
それこそが、上機嫌のマジックです。
今日も素晴らしい一日を!
P.S. よろしければ、こちら👇も読んでみてくださいね。心が少し軽くなれるかもしれませんよ。
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徳子さんはじめまして。
脱ステ中のユキと申します。
昨年娘が生まれたのを機にステロイドをやめました。貨幣状湿疹が広がり、肘膝裏、首は血だらけになりながらも家事育児をしなければで辛くて脱ステをやめてしまおうかと悩んでいたところこちらのブログにたどり着きました。
徳子さんの絶対治る!という明るく力強い文章たちに励まされ、今も止めることができています。
かゆくて眠れない日々が続き、それでも休めなくて本当に本当に辛いですが
いつか良くなる、と信じて頑張りたいです。
徳子さんはお布団どのようなものですか?
かけると蒸してかゆくなり、でも体温調節が出来ずかけないと寒くて…悩んでいます。やはり薄手のものがよいのでしょうか?
これからも毎日覗きに来ます!
ユキさん
素敵なコメント、ありがとうございます!
そうなんです、脱保湿を徹底してやっていると、本当に短期間でリバウンドの症状が引いていくので、かなり楽にはなります。昨日、思い切って海外のステロイドの副作用のサポートグループに、みんなを励ますつもりで、悪かった頃の写真と、よくなっている現在の写真を載せたところ、大反響で(何しろ、私よりひどい症状の方って、ほとんどいらっしゃらないのです・・・)たったの3時間くらいで200名ほどの方が「いいね」をくださって、世界中から嵐の様に感謝のメッセージを戴きました。
・・・・それほど、みなさん不安と苦痛を抱えて闘病されているということでしょう。
眠れないのも、本当に切ないですよね。特に眠りたい時間に痒いわけですからね。私も3日間ほとんど寝ないで仕事に行くということもしょっちゅうあったので、もう、開き直って満面笑顔でガンガン働きました(笑)。そして、時が来て意識を失ったように寝る・・・それでも、また、眠気を超える痒みで目が覚める・・・(笑)そんな日々を思い出します。ひどい薬を使ってきたものです。(笑)
小さなお子さんがいらっしゃると、日中眠気が襲ってもなかなか眠れませんが、コントロールしようのない部分ですから、辛いですね。ただ、ピークを越えるとそれも少しずつましになっていきます。あと少し、もうすぐ、と、なんとか・・・なんとか乗り切ってください。苦しくなったら、無理矢理笑顔を作って明るく「あ~、気絶しそうなほど、眠い~」と、明るく愚痴を言いながら乗り越えてください。
布団は普通のものを使っていますが、病院ではあまり布団に入ったっきりになると保湿になるから、布団から出て風通しをよくするようにというアドバイスをいただいていました。重症の時は異常な寒さを感じる時期があったり、動くこともままならない症状の時もあり、布団から出られないこともありましたから、そういう時は仕方ないとは思います。
ただ、布団の中が暖かくなると当然痒くなってきますので、患部をアイスパック(氷枕)で冷やしました。最近はドラッグストアで安価で買えますし、複数個用意して、(ほんの少しではありますが)痒みを軽減させてみてください。冬など、アイスパックはキツイですが、それでも痒みがひどすぎたので、布団の中で3個くらい使って痒みをごまかしたりしていました。
痒みもコントロール不能な部分ですが、リバウンドが引くと相当楽になります。
お子さんの可愛らしさを見て、幸せを感じながら、乗り越えてください。
症状にうんざりすることも多々あるでしょうが、そんな中にも必ず幸せやありがたいことは見つけられます。がんばってくださいね。
文面からも優しさがにじみ出て来ている方なので、ユキさんなら必ず出来ますよ。心から応援しています。お大事に!