アーカイブ | 2019年1月17日

飲茶 in 香港!- Dim Sum Tea in HKG ! (Hong Kong 1)

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香港に、かっなり久~~々に飲茶(ヤムチャ)をしに行ってきました♪

ご存知の通り、中国茶を飲みながら、ギョーザ、シュウマイなどの点心だけを戴く食事です。

かつて、香港の飲茶は、だいたいが広いレストランの店内を、

たくさんの点心(飲茶料理)が乗せられたワゴンを押したオネエサマ(?)達が行き交い、

客は、湯気の上がった蒸篭(セイロ)の蓋を開けてのぞき込み、好きなのを取る・・・・

・・・というのが多かったのですが、

今となっては昔ながらのそんなスタイルの飲茶屋さんは減ってしまったようです。

昔ながらのワゴン式の飲茶レストラン。オネエサマたちが湯気の上がったセイロを乗せたカートを押して、次々と厨房から出てきます。揚げ物ワゴン、デザートワゴンなどもありますよ。

 

日本でも飲茶が出来るところは増えて来ましたし、

けっこう味もいい食べ放題の飲茶なんかもありますが、

やっぱ飲茶は本場・香港が最高。時々無性に行って食べたくなります。

初めて行ったのは30ウン年前ですが、当時はどの味も斬新に感じたものです。

 

まず、ご紹介するのが、常に行列で有名な翡翠拉麺小籠包の小籠包。

一番の繁華街・尖沙咀(チムシャチョイ)や、中環(セントラル)にあります。

 

 

確かに、おいしいんです。当然、この行列レストラン ↑ も、並んで食べてきましたよー。

うほほ~。この店では点心はこの代表作 ↑ だけにして、あとは、普通の広東料理にしました。↓

香港は中華料理の中でも広東料理が中心ですが、素材の味を生かしているので、

あっさりしていて、夜でももたれないところは好きです。(私の胃が丈夫なだけかも?)

辛い四川料理などと比べるとパンチに欠けるかもしれませんが。

雪菜毛豆百葉 (枝豆と野沢菜と湯葉の麺。ダイエットにもよさそうな?ヘルシー感あり。)

紅焼獅子頭と、なぜか四川料理の麻婆豆腐。パンチが欲しいと連れの者が申しますので・・・。

いんげんの炒め物。メニューの漢字がPCで出せませんでしたが、乾X四季豆という名前。写真のあるメニューなので大丈夫。

 

さて、飲茶の話に戻りますが、

古いスタイルのワゴン式飲茶レストランに代わり、現在はオーダー式がほとんどです。

食品の無駄がなくなるってことでしょうね。出来たてが命、という料理ですから。

 

さらに、かつて飲茶はランチどきだけの風習だったのに、

朝からやっているところや、夜もやっているところ

あるいは、一日中飲茶だけのレストランも出来てきました。

さらには、インスタ映えのキュートな創作点心屋さんまで。

(豚さん型、ウサギさん型、小鳥型などの創作点心がありますよ。

中がカスタードクリームだったりぃ~、スィートポテトだったりぃ~。

ディズニーホテルにはディズニーキャラの飲茶もあるそうです。)

 

それでも、わたくし~、こだわりを持って参りましたので~、

もちろん今回も、ワゴン式 ’も’ 行ってきましたよー。

そういう時には遠方でも労力を惜しまない、がんばり屋さんの私。(笑)

今日は、色々な飲茶をご紹介しますね。

ワゴン式の飲茶レストラン。安くておいしいと大人気の蓮香居です。相席は当たり前。

 

飲茶レストランでは、席に着くとまず、通常、お茶の種類を聞かれます。

鳥龍茶(ウーロン茶)、鉄観音茶(てっかんのん茶)、茉莉花茶(ジャスミン茶)、普洱茶(プーアール茶)

などはごく普通に日本にもありますが、

私のお勧めは寿眉茶(ソウメイ茶)

発音はうまく出来ませんが、オーダーの時に、眉毛を指さしながらあれこれ言ってみたり、

’眉’という字を紙に書いたりすると、必ず、

「あ~~~~~~あ!」と、大きく頷いて、それを持ってきてくれます。

あっさりした味で、日本人には馴染みやすいお茶だと思います。

どちらかというと、少しカビの臭いに近いもの(プーアール茶なんかも私的にはそんな感じ)が

あちらでは好まれてる気がしますが、とくにこだわりがなければ、

香港では是非一度、寿眉茶をお試しくださいな。

 

昔ながらのレストランでは、まず、お茶を聞かれたあと(人数分の料金になりますよ)、

日本の男性の大き目茶碗サイズの陶器の入れ物がドンと出され、

そこに、注文したお茶を、まだ色が出ない状態のまま注いでくれます。

それを一気に飲み干しちゃあ~いけませんよ。落ち着いて、落ち着いて。どうどう。

あるいは、フィンガーボールと間違えて手を洗った日にゃあ、火傷してしまいます。(笑)

その中で、まず、出された食器をくるくる転がして洗うんです。

通常、飲茶では日本の湯飲み茶わんくらいのサイズの小さなお茶碗風の小鉢(食事用)と、

それよりかなり小さい湯飲み茶わん、そして、レンゲが出されます。

それらを順に洗うんです、火傷に気をつけながら。(洗杯と言います。)

’洗杯’ の仕方を教えているうちに、その入れ物の撮影を忘れてました (笑)!左手前の、ほんのちょっとだけ見えている、お茶っ葉の入っているどんぶり的陶器がそれ。このどんぶりの中で、右に見える茶碗風の小鉢、湯飲み、箸、レンゲを転がして洗います。

 

 

これ、昔の、衛生状態が良くなかったころの風習が残ってるそうですよ。

今は衛生面など当然大丈夫ですが、習慣です。

洗い終わると、ホールの係の方がその小鉢を下げてくれるので、

いよいよ徳子、臨戦態勢に入ります。(笑)

「食べるぞ~~~~~!!!うりゃ~~~!」

 

お茶を小さな中国式の湯飲み茶わんに注ぎ、ワゴンの登場を待ちます。

複数のワゴンのオネエサマがじゃんじゃん出てくるけど、この待つワクワクの1分が長い?(笑)

待ちきれない人は、ホールの遠くをまわっているワゴンに取りに行ってもOKです。

忘れてはいけないのは、これ。↓

 

セイロを1個取るたびに、ワゴンのオネエサマが、スタンプを1個押してくれます。

このスタンプカード状のものを会計の時に見せるんです。伝票ですね、いわゆる。

小點とか、中點とか左端にかかれているのが点心(=點心)の値段の違い。

きっと上の方が安いやつなのでしょうね。

👆 叉焼入り肉まん。これは、絶対オーダーしましょう。

👆 湯葉に包まれたひき肉料理

👆ワゴンのオネエサマに勧められた一品。お値段は一番高いかもしれないけど、おいしゅうございましたー。

👆 このクレープ状の点心・腸粉が大好きです。ぷる~ん、ちゅるる~~んが、うまい!

👆 点心を選んで取るのと、食べるのが忙しくて、もう撮影は雑になりました。食べてから、「あ、これ、撮影してなかったね。ま、いっか。」の連続。(笑)

 

自分のテーブルの急須の蓋をずらしておくと、

おっちゃんがサクサクお湯を足しに来てくれます。

懐かしい趣のやかんですね。

 

  

↑ ご覧の通り、広いホールでも、お客さんはひっきりなし。

日本人らしきお客さんは見かけなかったけど、外国のお客さんにも慣れた様子で

がっつり中国語オンリーで接客されますよ。(笑)

 

 

さて、次は、注目の人気飲茶レストランのご紹介です。

なんと、ミシュランにも載ったという飲茶屋さん。

しかも、ミシュラン一つ星の中で一番安いというのですから、

行列でも並ばなければなりません。

(別に、無理しなくても・・・と、読者さんの心の声?)

 

ビジネスの中心・中環(セントラル)の香港駅の中にある添好運

行ってみたところ、やはり大行列。

遊園地のように優に100人以上はウネウネと並んでいたと思いますが、

流れはかなり早くて苦痛ではありません。(トクコでもがんばれる・・・!)

前に進んでも、次々お客さんが並ぶので、列は短くなりませんでしたよ。

 

さあ、どんな飲茶でしょうか?

ここは注文式です。

並んでいるうちから、中国語の伝票に個数を入れて、

着席するや否や紙を渡し、オーダー。自分の行動力に酔いしれます。(笑)

英語+中国語のオーダー伝票もありましたが、写真がないので、

漢字が見やすい。予習が大事ですよ。コホン。

しっかりオーダーする点心を下調べしていったわたくしのチョイス、ご覧ください。(自慢げ。)

 

👆 古法糯米鶏(鶏肉のおこわ)

👆 蜜足叉焼腸(このプルンプルンは絶対に体験なさってください。とろけます!)

👆 テーブルの向こう側の腸粉もご覧ください!プルプルの皮の中身は、エビですのよ~~~!(涙)

👆 酥皮焗叉燒包(チャーシューの入ったメロンパン)。手前は韮黄鮮蝦腸(黄ニラとエビがプルプルチュルンに包まれています。)

👆 鮮蝦焼賣皇(エビシュウマイ)

👆 陳皮牛肉球(湯葉の上に、牛肉団子が!)

👆 これは日本でも定番になりましたね。香滑馬拉糕(マーラーカオ)ですが、湯気の上がったほっかほかのは、おいしゅうございますよ~~~!

👆 晶瑩鮮蝦餃(エビ餃子)は、日本でももう定番になりましたね。昔はこの透き通った皮を求めて遠くまで買い物に行ったりしていたものです。食に対するわたくしの執念です。

👆 このほかにも、煎臘味羅白糕(中国ソーセージ入り大根餅)などあれこれオーダーしましたが、次々来るので、撮影が追い付かない様子・・・伝わりますか?(笑)そもそも、そんなにいっぱいとるな、って話ですよね。

 

いや~~~~、食べました。満足。

全て胃袋に消えていきました。おほほ。

メニューを下調べして行った・・・と言っても、結局ほとんどとっちゃってるんじゃないの?

という勢いでございました。(/ω\)

やっぱ、おいしかったです。

 

 

まあ、飲茶はこのくらいにしておいてやるか・・・・

と、そっくり返った姿勢で店を後にしたわたくしでございますが~、

また夜には不思議とお腹がすくものです。

今度は、軽く名物のワンタンメンでも・・・・と、わざわざ移動して有名店に。

正斗麺粥専科というレストランのワンタンメンは、これまたミシュランに輝いたそうで。

香港駅の真上に出来たIFCモールという、88階建て、地上420mのビルの中にあります。

 

麺、つうてるのに、また、「さっきおいしかったから。」・・・と、

点心のチャーシュー肉まんをオーダーする者が・・・。

もう、飲茶はよしましょうよぉ~。(笑)でも、確かにここのもおいしい・・・。

 

さて、下の写真、 ↓ 右の小さいのがそのワンタンメン。↓

香港のワンタンメンは、多くが、エビ入りのワンタンがゴロゴロ、たいていどんぶりの底に隠れて出てきます。

この写真は、撮影用に掘り出しただけ。ワンタンが顔出ししてるのもあることはありますが、

日本人的には、なぜ多くが隠れて出されるのかよくわかってません。料理法と関係あるのかな?

いつも、ただの麺だけ来たの?と探し当てるまで少し不安になる私。(笑)

小さめのワンタンメンをとったけど、さらに穀類のチャーハンもとる者が。とほほ。

(と言いながら、全然辛くない私・・・ちなみに私は穀類党ではなく、おかず党ですが。)

***後記: ワンタン麺は、麺が伸びないために、ワンタンを底にして出すそうです。

汁物でありながら、麺がどんぶりの上に盛り上がるように供されるので、ナルホド、でした。

 

で、せっかくワンタンメンを食べるなら、香港人の真似をして、あの緑の野菜を共に・・・

と思ってとったら、すっごい量。

今回の青菜は油菜でなく、ケールでした。

しかも、香港焼きそばまでとってしまっている自分。再度言いますが、穀類党ではございません。

もう、どうにでもなれ~~~~。(笑)

 

そんなわけで、見ているだけでお腹いっぱいになりそうな、香港旅レポ第一弾・飲茶レポートでした。

 

香港は、日本から行きも帰りも4~5時間以内(帰りの方が追い風で早いです)。

是非、食べるためだけでも、いらしてみてください!

 

げ~~~~っぷ。(失礼。)( *´艸`)

 

 

香港旅レポートシリーズ

2. 香港・ウキウキ市場巡り ー Various Kinds of Markets in HKG (Hong Kong 2)

3. 香港サクサク歩き ー 基本コース・プラスアルファ♪ (Hong Kong 3)

4. てくてく歩き ー 香港郊外編(Hong Kong 4)

 

マカオ旅レポート

1. マカオ・世界遺産ぶらり旅 ー Traveling around Macau