「“脱ステ”(ステロイドをやめること)をやっても“脱保湿”をしないとよくならない。」
と、脱保湿の著名な先生たちはおっしゃいますし、
“脱保湿” でよくなった経験をお持ちの患者さんなら、
論文を読まずとも、
(確かに・・・・。)
と、深くうなずくことでしょう。
(脱保湿なしでよくなったとしても、何年がかりの壮絶な闘病になりがちのようです。)
皮膚炎とは別ですが、例えば人間の皮膚に “傷” が出来ると、
その患部が乾かないとよくならないのは自然の摂理ですから、
脱保湿で皮膚を乾かすことに伴う治癒の経過を目の当たりにすると、
(これが人間としての当たり前の、最もふさわしい治し方だったんだ・・・!)
と、素人でも心底納得します。
そこに気付いた世界中の脱保湿でよくなった患者さんたちが、
日本発のこの治療のすばらしさを、
ステロイド外用剤の副作用の恐ろしさとともに
次々と発信しまくっています。
イギリスの発行部数第2位の新聞・デイリーメール(タブロイド紙)では、
このブログとFacebookの学習グループで脱保湿を学んでよくなった方々が
すでに7~8人もとりあげられて、
大きく紙面を割き、日本のDr. Kenji Satoの治療を自宅でやってよくなった、と明言し、
世間を騒然とさせています。
薬を使わないでよくなっているからです。
何しろ、ステロイドの副作用での皮膚の状態は、
直視できないほど壮絶ですので、
ビフォーアフターでよくなった写真と並ぶと、それはもうセンセーショナルなのです。
BBCラジオやBBCウェールズのテレビでも話題になったそうです。
そして、かの国で、ついに、患者たちが世論を動かしました。
2021年1月、イギリスでは、
『外用ステロイド離脱に関する国立湿疹協会と英国皮膚科学会の共同見解声明』
が出されました。
ステロイド外用剤に副作用があることを文書化したのです。
そして、それだけではなく、
ステロイド外用剤を使わない治療を治療のひとつとして認めています。
ステロイドの約70年の歴史始まって以来の快挙です。
私も1月にたまたま読んで、この急激な進展に相当ぶったまげました。(笑)
**阪南中央病院・皮膚科の佐藤健二先生が👇ブログで訳文を公開してくださっています。
ここでお気付きの方も多いかもしれませんが、
イギリスというのは、世界史でも習った通り、
かつて世界を股にかけて航海していた国です。
そう、世界中にイギリスの元植民地などがあるのです。
それだけに、現在でも
イギリスで発刊・発信された情報は
世界規模で広がります。
遠いところでは、南アフリカ共和国にも私のブログの読者さんがたくさんいらっしゃいますが、
イギリスの発信で、南アフリカの読者さんがさらに増えました。
香港やオーストラリアにも相当な数の読者さんがいらっしゃいますが、
そちらにもイギリスの発信が届き、さらに読者層の広がりを見せています。
(**広東語を使う香港だけでなく、オーストラリアの中国語を使うコミュニティーでも、
私のブログを北京語などにも訳してくれて、学習グループを作ったり、
研究会を開いて、脱保湿を教えあったりしているそうです。)
日本の脱保湿は、世界の国々にも届いて成果をあげているのです。
全て、患者たちの動きが始まりであり、
患者がよいと認めた治療だからこそ、です。
非ステロイドのサポートグループは、
世界中にたくさんありますが、
数か月でよくなった方々が、
そのビフォー・アフターの写真をポストすると、
必ずと言っていいほど
「あなたも脱保湿をやったの?」
という質問をする方々がいます。
それくらい、“早くよくなった”、というと、
ほとんどが日本の脱保湿をやった方々なのです。
**先日のアトピックの講演会で登壇された、
私の尊敬する脱保湿の名医・水口聡子先生(上尾二ツ宮クリニック)が、講演の中で、
治療が本当に大変なのは3か月程度、という主旨のことをおっしゃっていました。
おっしゃる通りで、きちんと徹底的にやれば、阪南中央病院では、
入院患者は誰もが3か月以内に劇的に改善・治癒されています。
海外の自力で脱保湿を徹底的に勉強して実践している方々も、
早い方は2~3か月で劇的に改善しています。
また、「あなたも脱保湿をやったの?」
と質問している方々は、脱保湿に非常に興味があり、やってみたい、
・・・でも、恐ろしくてなかなか始められない、
あるいは仕事などの都合で出来ないという方々です。
さらに、サポートを受けたい脱保湿の医師は
日本にしかいらっしゃらないので不安です。
その上、脱保湿の著書は、まだ外国語に翻訳されていません。
(諸事情により、翻訳の実現化は困難を極めています。)
そして、もともとの乾燥肌を、さらに乾燥させるという、
想像しただけでも恐ろしい痛みを伴いそうな治療。
・・・どれほどいい結果の写真を見たとしても、
着手するには相当な勇気と決断がいります。
なかなか始められなかったのは、私も同じでしたから、
海外の方々の不安も手に取るようにわかります。
しかし、このブログ(日本語版)を今読んで下さっている方々は、
ほとんどが日本人・・・のはず。
日本には、ラッキーなことに脱保湿の先生たちが
数は少なくとも、いらっしゃいます。
脱保湿の名著も出版されています。
脱保湿に関する情報も(確かな情報かどうかは別として)ネット上で溢れています。
再度言いますが、ラッキー❤なのですよ、日本人は。
海外の方々は、自分のやり方で大丈夫なのかどうか、など、確認する術がなく、
素人の私の日本語の説明をウェブ翻訳に入れて
必死で読み漁ったりしているほど厳しい状況なのです。
(**翻訳ボランティア、いつでも募集中です~!)
もし、迷っていらっしゃるなら、まず、
書籍を読んで
正しい脱保湿を勉強なさってみて下さい。
保湿剤を塗らないだけが脱保湿と聞きかじって
始めてしまっている方々・・・
症状を長引かせないためにも、やるのであれば、
確かな情報源から正確な情報を得て、
徹底的に勉強し、
徹底的にやってみてください。
正確なリサーチは、早い治癒の為に必須です。
***このブログでは、私が入院中によくなった方法を説明していますので、
上記の佐藤健二先生の著書から多数引用させてもらっています。
阪南中央病院で患者が教わったことを、居ながらにして学べますよ。
脱保湿の先生たちは素晴らしい本を何冊も著わしていらっしゃいます。
人それぞれ、受験、結婚式などの大切な行事、
仕事の事情、学校の事情、etc… とあるかと思います。
ですから、「絶対やって!」とは申しません。(笑)
ここは強調したいのですが、
私がみなさんに「脱保湿をやって!」と言っても、
明日からの私の生活が劇的によくなることはないのです・・・!(笑)
せいぜい、世界の無料悩み相談所(←開設した覚えはないのですが・・・)が、
さらに大盛況になっていくだけです。(笑)
ただ、興味がある方々に、
「ステロイドをやめて本当~によかったですよ。
脱保湿は、ちゃんと勉強してやってみると、最強の治療法ですよ。」
と、解決法と共に伝え続けているだけです。
医学的な説明は出来ないので、
素人が素人さんにわかりやすくブログ・その他で伝えている、
というお粗末なものですし、
私自身は(特に出版社とのご縁もなく)書籍も出していません。
ただ、救いを求める方々に、ほんの小さな救いの手を差し伸べられたら・・・
そんな思いだけで発信を続けています。
ステロイドなしの治療を選択したい患者が選択できる時代が来ることは、
このブログの読者さんにとっても悲願かと思います。
お医者さんと不毛な争いなどしたくないのが患者の本音です。
同時に、お医者さんの膨大な知識に助けられる必要があるのも患者です。
もし、発信する人々が増えると、一歩ずつそんな時代に近づけそうです。
ただし、症状がドロドロの状態で(←この擬態語は患者さんならわかりますねっ♪)(笑)
発信だとかそ~んなこと、やっていられません。💦
わかります。自分のことだけで手一杯です。
でも・・・実は、
ドロドロの患者さんでも、世論を動かせるのですよ。
言い換えれば、
世論を動かせるのは私たち患者なんです。
イギリスが、まず、見せてくれました。
患者の声は、世の中を動かす力があります。
あなたの小さな「シェア」や「いいね!」だけでも、
莫大な患者数を考えると、
興味の対象を世間にアピールする、相当に大きな波となっていきます。
脱ステの大切さを無利益で訴えている先生たち、
そして、すでに活動をしている患者会、活動家の方々、etc…
ほとんどの皆さんが無利益で、ただただ次の世代を思い、行動されています。
そして、今、苦しんでいるあなたを思っています。
そんなみなさんを、ワンクリックだけでもサポートして、
下から押し上げる・・・
そんな『戦わない静かな革命戦士運動』を、私はコツコツと、
いや、ジャンジャンバリバリと (笑) やり続けていきます。
手を動かすのが辛くても、
ネットを見るエネルギーがある限り、
もうひと踏ん張りで、ワンクリックしてみてください。
水槽の水を手であちらに流しても、
波動は周囲から必ず自分に戻ってくるように、
取った行動が、巡り巡ってあなたに返ってくるはずです。
こうして海外での成果をお伝えしつつ、
あなたのワンクリックがどれほどの力を持っているか・・・
皆さんの持てる力の気付きを広めていきたいと思っています。
必ず、世の中は私たちの生きやすい方向に変わっていきますよ。
・・・だって、患者たちがもう気付き始めたのですから。
今日も素晴らしい一日を!
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