ステロイド副作用を報じたTV番組への批判について・佐藤健二先生のお考え

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ご覧になった方も多いかと思いますが、

先日、某テレビ局が、人気番組の中で、

ステロイドの副作用に苦しんでいた女性が、

ステロイドをやめることで、時間はかかりながらも、

とても美しい肌を取り戻した経過の実話を放映しました。

 

 

しかし、その放送後、番組とその制作側に対してだけでなく、

情報提供した女性や、監修した医師にまで、膨大な批判が浴びせられました。

ステロイドを推奨する医師たちと、

非ステロイド治療を好まない患者さんたちです。

 

 

女性は、ただ、苦しんでいる方々を元気付けたい思いで

勇気を持って彼女の真実を伝えてくださっただけなのに、

過剰なまでの非ステロイドに反対される方々の反応と、

彼女がネット上で罵詈雑言を浴びせられたことは看過しがたいことで、

そちらにも思いを寄せたたくさんの視聴者の方々が、

逆にテレビ局へ、“すばらしい番組を制作されたこと”に

称賛のメッセージを送ってくださっているようです。

非ステロイド治療を選んだ方々です。

番組へのご意見ご感想コーナー

 

 

前線に立って行動をとられた方々、

勇気ある番組制作に取り組んだ方々を、

見て見ぬふりをしないこういった行為は

愛に溢れた素晴らしいことだと思います。

 

 

しかし、日本皮膚科学会、日本アレルギー学会、日本臨床皮膚科医会、

日本皮膚免疫アレルギー学会、日本小児アレルギー学会、

日本小児皮膚科学会、日本アレルギー友の会(患者会)が、

合同でテレビ局に抗議文を提出した為、

翌週にはテレビ局が番組上で異例の、“混乱”への謝罪をされました。

「ステロイドは正しく使えば安全な薬」という主旨にまとめられました

 

 

海外でも非ステロイドの動きは加速していますので、

日本のこの一連の報道は広く伝わっています。

私のところにも、世界のあちこちから

「自分に何か出来ることはないでしょうか?」

という、温かいメッセージが多数届いたほどです。

 

 

これらの動きについて、

今、世界中が注目する『脱ステ・脱保湿』治療を発見された、

日本の誇るべき皮膚科医・佐藤健二先生(阪南中央病院

お言葉を発信されていますので、ここにシェアさせて戴きます。。

以下、佐藤先生の発表されたお考えを、是非ともお読み戴ければと思います。

世界が注目している日本の医学界とメディアの動きですので、

このあと英語版も発表しますね。

 

 

一番下には私なりの考えも述べさせていただいています。

よろしければ、そちらもご覧ください。

(注: 佐藤先生のお言葉部分の色分けやフォントサイズの変更、改行などは、

小学生のお子さんでも読みやすいブログを目指す私😆の判断でやっております。)

 

👇   👇   👇   👇   👇   👇   
     **************************
 
 
 
ザ!世界仰天ニュースへの皮膚科学会などの批判について思うこと
 
 
抗議文は間違った科学的説明で世間を惑わしたと言って批判していますが、
ステロイドを止めれば悪化したこと、
そして時間はかかったが非常にきれいになったことについては全く触れていません。
元の病気は酒さ様皮膚炎で、これへの治療は
ガイドラインでも普通の皮膚科の教科書でもステロイドの中止と出ています。
これらのことについてなぜ何も言わないのでしょうか。
 
 
9/7の放送では、ステロイド外用で副腎からのステロイド産生が減り、
ステロイド中止でステロイドがなくなったために酷い症状になったとの解説ですが、
全身に大量に塗ると起こる現象です。これはガイドラインにも記述があります。
しかし顔面程度への外用では起こりにくいことは事実です。
 
 
放送での、現象の説明の誤りは確かに問題ですが、それよりも、
外用中止で悪化したこととゆっくり待てば改善したという
事実を無視することの方がもっと大きな問題と思います。
 
 
科学は事実を説明することが使命で、
事実を無視することは科学の基本を逸脱していると思います。
批判文を出した各学会などはこの点をじっくり考える義務があるように思います。
 
 
2017年にネズミでですが、
皮膚でステロイドが作られることが証明されました
人間の皮膚でもステロイドホルモンを作る全ての酵素の存在が証明されています。
このことが分かれば、皮膚に人工のステロイドを外用すれば
フィードバック機構で皮膚でのステロイド産生が抑制され
ステロイド外用を中止すればステロイド産生が間に合わず
皮膚ではステロイド不足で炎症が起こることはごく普通に考えられることだと思います。
このような説明をしておれば学会も批判はできなかったのではないかと思います。
 
 
2021年1月にはイギリスで国立湿疹協会イギリス皮膚科学会が、
アトピー性皮膚炎で治りにくい症例については
ステロイド離脱も一つの治療であることを表明しました。
日本の学会は遅れているように思います。

                     

                       佐藤健二

 

     **************************

 

いかがでしたでしょうか?

とてもわかりやすい説明だったかと思います。

 

今どきは日本のTV番組も海外で見られる時代ですから、

この番組は放送直後には世界の非ステロイドのグループでもシェアされていました

なんと、地球の反対側のブラジルからもご覧になっていた方がシェアされ、

多くの方々に大変称賛され、感謝されていました。😍

あの番組を見て、辛かった脱ステ時代を思い出したり、

あるいは辛い現在の症状を理解してもらった気持ちになり、

泣いた。😭」、という声も多数あがっていました。

世界には、ステロイドの副作用で苦しんでいる方々が

あふれるほどいらっしゃるのです。

 

      ◆『元気が出る徳子の部屋』読者さんの世界分布図◆

『元気が出る徳子の部屋』の読者さん分布図(2021年9月現在)。アフリカの一部の国々と中東の紛争地域以外、全てに読者さんがいらっしゃいます。つまり、ステロイドの副作用に苦しむ方々が世界規模でいらっしゃるという証明です。拙ブログを通して日本の『脱ステ・脱保湿』を学びたい患者さんが世界中にいらっしゃるということです。

 

 

世界では、患者たちが動き始めています🌎

ステロイドはもう塗りたくない!」

という地球規模であがっている患者たちの真の声を・・・

ステロイドをやめたらよくなった!」

と、利益なしで本人たちの事実をあげている患者たちのその声を・・・

大きな力が抑え込むことで、

判断材料となる情報を得られない社会になることを私は危惧します

 

 

ステロイドを使いたい方々は使えばいいのです。

病欠を取るわけにいかない、など、色々なケースで、

炎症を一時的に抑える効能の恩恵を授かることはありでしょう。

そんな患者さんを責める気は毛頭ありません。

しかし、使うのも、使わないのも、

自分の目で見て判断できる情報を得るチャンスを奪うことは

公平な社会ではありませんし、

その構築なしでは、日本は未熟なままです。

使う、使わないは、各自の責任の下に自分が決めるべきことです。

しかし、使いたくない患者が医師からサポートを受けづらい社会は

是正されなければなりません

現に、ステロイドをやめてよくなっている方々も莫大な数いらっしゃるのですから。

 

 

『脱ステ・脱保湿』は強く健康な肌を

取り戻すためには私も推奨していますし、

薬なしでここまで楽になれるとは

想像だにしませんでした。

年ごとに本当に肌が強くなっていきます

ステロイドをやめて8年、私は生涯で肌がここまで丈夫になったことはありません

たまに少しただれても、とにかく皮膚自体が丈夫なのです。普通なのです。

しかし、薬なしでよくなるまでの経過は、大変辛い部分がありますし、

治る過程では、社会生活が営めないほどの症状も乗り越えなければいけないので、

絶対非ステロイドにしなさい、などとは言えません。

本人の並々ならぬ覚悟も必要なのです

再度言いますが、使いたい方は使ってください。

私は、私とその周囲の経験から、使わない方がよくなったと伝えているだけです。

なぜなら、恐ろしい副作用を起こすことがあることを伝えることも

経験者としての使命だと思っていますから。

色々なことを知ったうえで治療の選択をするべきなのです。

 

 

ステロイドを使うことを非難はしないけれども

使わない治療でよくなっている患者がいることも

知る権利、知らせる権利があると考えます

勇気を持って前線に立って、その方にとっての真実を伝えている行為を

大きな力でねじ伏せるような未熟な社会は

知る権利を奪うことであり、

世界の潮流と逆の方向に向かっている行為です。

皮膚科学会のガイドラインにも、アトピーに関しては

「治す薬はない。」とあるのですから、

患者はステロイドを使わない治療の選択も出来て当然でしょうし、

医療がそれをサポート出来る体制が望まれます。

 

 

決して戦う必要はないのです。

使いたければ、使う。それも、いいね!」👍です。

使いたくない患者が使わない。それも、いいね!」👍です。

どちらかが反対意見を強く排除するのは

成熟した社会ではありません。

裏になんらかの理由があるのでしょうか?という疑念を持たれるのは

非ステロイドをよしとしない方々にも望ましくないことかと思います。

 

 

世界の潮流はすでに大きく動いています。

ステロイドを塗りたくない患者が塗らない選択ができ、

適切な治療を受けられる社会が出来上がるまで、

先頭に立ってくださっている先生たち、

その他活動して下さっている方々がすでにいらっしゃるのですから、

シェアいいね!」👍などで

さらなる発言の機会と

次の活動へのエネルギーを送ってあげてください

 

 

デモで声をあげたりしてほしいとは一切言っていませんよ。😆

ただ、何もしなければ、何も変わりません

患者の一人一人の小さな発信(いいね、や、シェア)が、

生きやすい社会(ステを使わない治療の選択権)をつくるための

大切なアクションです💖

あなたに今できること、それを淡々と続けてください。

一人一人が動けば、それは莫大な数になるのですよ。

それが、私の進める戦わない静かな革命戦士運動です。

あなたにとっても、生きやすい世の中になっていきますように・・・。

 

今日も素晴らしい一日を!

 

P.S. 読み終わって賛同して戴けた方、

Facebookいいねボタン、シェアボタン、

もしくはTwitterのシェアボタンなど、

ぽちっと何か一つアクションをとってみてくださいね。😉

それだけで、あなたが世の中の関心度を社会にアピールをしたことになりますよ。

 

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👇 英語版はこちら!English Version 👇

Dr. Kenji Sato’s Thoughts About Criticisms of a Japanese TV Show That Aired TSW (Topical Steroid Withdrawal)

 

 

オーストラリアのウェブ・ニューズに執筆依頼されて書いた記事

中には恐ろしい副作用の写真があります。

Australian web newspaper NORTHERN COMMUNITY NEWS 

Topical Steroid Withdrawal & NMT (No Moisturising Treatment)

 

 

ステロイド副作用を報じたTV番組への批判について・佐藤健二先生のお考え」への9件のフィードバック

  1. 17才の娘について相談です(愛知県在住)
    乳児からアトピー発症
    10才で脱ステ(保湿は継続)
    その後7年経っても一年を通して元気に学校生活を送れるようにならなかったので将来が心配になり
    昨夏、阪南中央に入院し脱保湿(留年を覚悟した上で)
    11月1ヶ月間欠席(気候の変化か)
    年明けからずっと欠席(冬の乾燥、かゆみ)
    11月に佐藤先生に電話診療を受診(運動をすすめられる)
    本人は来年度元気に過ごせるのか不安な毎日。特に午前中は体が動かず、午後遅くにやっと普通に動けるようになるという日々が続きます。在学中の高校も先生も大好きで来年度もう一度高校二年生をやります。何とか卒業したいと考えていますが、二年目の留年は認められないので、もしも来年も同じように欠席が続いたら…と不安な毎日です。
    私は娘の気持ちが沈まないよう極力明るく「大丈夫だよ」と声をかけますが、本当に大丈夫なのか脱保湿の経験者の方からアドバイス頂きたく相談させていただきました。脱保湿一年目は学校は諦めようと覚悟はしましたが二年目もこのつらさが継続するとなると、学校や進学を諦めざるを得ないのか、親としても心の準備が必要で…
    とくこさんの動画など見させて頂きながら入院決意をさせて頂いた経緯があります
    お忙しいところ大変申し訳ありませんが
    何卒お返事頂けたらと思います
    よろしくお願いいたします

    • ひろ様

      いつも拙ブログを読んで下さり、またYouTubeも見て下さりありがとうございます。
      本当に大変かと思います。お気持ち心よりお察し致します。
      世界中からも同じような質問やらサポートを求める声をお聞きしますのでここで少しお話しさせて戴きます。

      まず、「脱ステをやっても脱保湿をやらないとよくならない。」と脱保湿の先生たちがおっしゃっていますが、私も患者として経験してみて全く同感ですし、理論的にも脱保湿のコンセプトを考えると当然と思います。

      小学生の時に脱ステされても、脱保湿が必要だという概念が広まっていなかった頃でしょうから、効果が出なかったのでしょうね。残念ですが、そこは過去の事。まず、忘れましょう。「昔、時間がかかってもよくならなかったから、この先も・・・」という考えは必要ありません。(不安になるのは、過去のうまくいかなかった経験がそうさせるかと思いますが、そこはやり方が違ったから、と理解すればもう別のこととしてわけることが出来るかと思います。)

      さて、この先ですが、患者だからこそ言えるのですが、(エビデンスをとるのは永久に不可能かと思いますが)アトピーなどの皮膚炎は、原因の中にメンタル面がかなりあると私は確信しております。この活動を通して、世界の莫大な人数の患者さんや親御さんなどと接点が出来、なおさら確信しております。

      不安だ、大変だ、というお気持ちは手に取るようにわかります。本当に辛いと思います。特にご自分の身ではなくお子さんに起こっていることですし、将来も見据えて(人生経験があるだけに)心配になるのは当然のことです。わかります。しかし、それでも、治らなければいけません。ですから、私たちはこの大変な中からでも希望を見つけ、前向きに前進するエネルギーを作り出さなければなりません。治るためにそれは不可欠だからです。

      文面からもひろ様の思いがよく伝わってきています。ただ、お言葉の中からエネルギーの強さが伝わってきませんでした。つまり、現状に嘆かれながらも、ブレない芯のようなものが感じ取れなかったのです。(厳しい言い方だと思わないでくださいね。私も、全力でひろ様を力づけたくて書いています。)

      エネルギーを上げるには何が必要だと思われますか?

      「感謝」の思いです。いろいろあるなかでも、感謝の思いはご自身にエネルギーと力を与えてくれます。

      まず、お嬢様は佐藤先生に会えて、世界でもこれ以上はないという治療を経験されています。こんなありがたいことはありません。世界では佐藤先生の治療を受けたくても日本に来られず、一人孤独にこの症状と戦っている方々が気の遠くなるほどの数いらっしゃると思います。なのに、先生に診てもらえた・・・!これはガッツポーズをとって喜び、感謝できるうれしいことです。

      世界には脱保湿や他の効果的な治療もなく、情報も少ないです。そして、少ない情報から必死に脱保湿をがんばっている方々が莫大な数いらっしゃいます。しかし、日本では佐藤先生がご著書で細部にわたるまで詳しくこの治療を説明してくれています。しかも、私たちはそれを’自分のたちの言語’で読めるのです!こんなチャンス、生かすしかありません。ありがたいどころではありません。

      お嬢様は一年留年なさったとのこと、色々なことを想像し、あれこれお察ししても大変なこととは思います。精神面が特に辛いですよね。遅れをとった感も切ないことです。それでも、学校に行けなくなったわけではありません。学校に行って卒業したい、その夢がやぶられたどころか、進むことが出来るチャンスをまだ手にしていらっしゃいます。遅れてしまったという方向に焦点を置くか、これからやり直すチャンスをもらったという方向に焦点をおくか・・・この目線の位置で、人生は大きく違ってきます。
      お嬢様はまだお若いのでいきなりポジティブに・・・と言っても難しいでしょう。でも、お母様には30年前後、お子さんより長い人生経験があります。お若いお母さんでもそこは年の功です。お母さんがブレないことです。
      「よかった」を見つけるトレーニングをすれば、果てしなく感謝を見つけられるようになります。
      http://tokuko.chu.jp/tokukonoheya/2017/06/17/say-yokatta-in-any-situation/

      いかにしてご自身のエネルギーを上げて、そしてブレない心でお子さんのサポートを続けるか・・・これはある意味素敵な修行、素敵な子育て経験として後々宝になると思います。
      ご自分を上げるのも全て根本は「愛」です。お子さんへの強い愛がそれを現実化させてくれます。

      ありがたいことをどんどん見つける修行をご一緒にしてまいりましょう!私ももちろんその素敵な修行の真っ最中ですから。
      まだ起こっていないことに気をもみながら落ち込む必要はありません。
      今の、この現状を、「よかったね。よくなる道がみつかっているから大丈夫。」と引き続きお嬢さんを励ます太陽であり続けてください。
      進学でもなんでも、本人さえ前向きに「やりたい」と強く思うのであれば、いつでも可能ですよ。人生、思っている以上にやり直しはきくものです。

      ひとつだけ、常に念頭に置いていて戴きたいことがあります。
      アトピーなどは持って生まれた体質もあるかと思います。「完璧」を求めることだけはないようにした方が心が軽くいられます。
      よくなったら、とにかく喜ぶ。
      悪化したら「よし、次、がんばろう!また乾燥させようね。」「しばし痛いけど、自然乾燥して直した方がお肌が強くなるからね。」と、すぐ次!の精神です。

      脱ステ・脱保湿はきちんとした知識でやると本当に楽になります。薬を使っているころより全然いいコンディションになります。
      でも、患者本人が心の中でストレスなどと戦うと悪化することが多々あります。(もちろん他に原因はたくさんあるかと思いますが。)
      それでも、正しい知識でまた脱保湿をやるとよくなります。
      ビデオなどでも申し上げていますが、脱ステ・脱保湿をやり通した仲間たちは皆一様に言っています。「ステロイドをやめてよかった!!!」
      この言葉がすべてを語っていると思います。

      もちろん、やめることが出来ない環境の方々を責めるつもりは毛頭ありません。私は「やめてよかった」・・・という、この事実を淡々と広め、知って戴くのがよくなった患者の務めと思ってこのように活動を続けています。
      これからも活動への支援をよろしくお願いいたします。
      必ず、よくなりますよ。
      お嬢様にもよろしくお伝えください。

  2. はじめまして。いつも励みに毎日読ませてもらっています。
    4年前に脱保湿をはじめています。阪南病院にも脱保湿当初近県だったので三度通いました。
    調子がよかったのですが、七月末に中耳炎になり耳鼻科でおそらくステロイドを塗られたと思います。
    それから脱保湿をし始めた頃の症状と同じものがでてしまいました。おでこが赤くガサガサ、フェイスラインもガサガサになり皮膚がたくさん落ちています。不眠もあります。
    類似成分はさけていたのですが、こんなことになってしまいくやしいです。
    人それぞれだと思いますが徳子さんの場合は脱保湿当初よりは軽いものでしたか?
    類似成分をさけるにはやはり美容室や病院にはきちんと伝えていますか?
    よかったら教えてください。

    • ハム様

      ご愛読ありがとうございます!
      原因ははっきりしなくても、悪化することはあるでしょうし、かなり気を付けていても、こればかりは誰にも予測できません。私の場合は悪化したとしても、気にしません。脱保湿で早く治るということを知っていますし、それだけでもラッキーだからです。

      佐藤先生の著書では、例えば甘草などの摂取のことも書いてありますが、微量を食べてしまった、使ってしまったなどは気にしなくてよいとおっしゃっています。ただし、悪化を経験するのは患者本人ですから(;^_^A、私は一応、食品でも、洗剤など使用するものでもなんでも、必ずあの細かい文字で書いてある内容物を確認しています。使いたくないものが微量でも入っていると、それは使わない、と決めています。通常、小さな字で製品に書いてありますので、老眼になんてなっていられませんね。(笑)
      それで防げているのかどうかも確認のしようがありませんが、使ってしまって(あるいは食べてしまって)後悔するのがばかばかしいので、気を付けているだけです。

      美容室でもどこでも、はっきりと「ステロイドでひどい目にあったことがあるんです~。自分はステロイドを使わない治療をしているので、湯シャンでやってもらえますか?何か合わないものがあってただれると、後が大変なので。」と伝えています。それで断られたことはないですよ。
      また、こうやって伝えることで、また一人、ステロイドの怖さを聞かされたことになりますので、啓蒙活動にもなっています。巡り巡って、未来にどなたかがその事実で救われるかもしれません。どこでも、話題にするチャンスとして、言ってみたらいいと思います。自分の為だけでなく、その小さな行為が未来の子供たちを救うことになりますから。

      炎症が起こってしまったら、ごめんなさい、諦めてください。(笑)
      だって、自分の体に起こってしまったことは、自分が乗り越える以外道はないのですから。でも、日本には脱保湿のいい著書がたくさんありますから、しっかり勉強して、どなたかに教えられるくらいマスターしてください。それも、ゆくゆくは人助けにもなります。

      誰しも、症状が辛いので、つい自分のことにだけ目が行ってしまいがちです。でも、その辛さですら、誰かを助ける一歩になるかもしれません。
      バンバン、話してください。
      自分も守り、そして未来の子供たちも救いましょう。それが、私たち経験者の出来ることだと思います。

      必ずよくなりますよ。だんだん炎症も軽いものになっていくケースが多いようです。
      お大事に。

      • 徳子さん お返事ありがとうございます。
        とても参考になりました。
        徳子さんは脱保湿を8年くらいされていますが、やはりたまに荒れたりするのですか?荒れたとしても皮膚がたくさん落ちたりなどの症状はなくなりましたか?
        私は佐藤先生のカルテには心が弱いとかかれてたくらい落ち込みやすいと自覚しています。なので毎日何回も徳子さんの記事を読んでいます。

        脱保湿を何年もされた方の近況も大変希望になりますのでまたよかったら教えてください。

        • ハム様

          アトピー性皮膚炎の治し方はまだ地球でも発見されていません。たった一つ、フィラグリン遺伝子が原因の中にあるということがわかっているだけです。つまり、炎症はだれにも起こり得ます。

          脱保湿は自然治癒の力を高めてくれる治療です。保湿成分と皮脂を作り出す力が出る、すなわち、炎症を起こしても皮膚は強くなっているので、炎症自体が軽くなる傾向があると思います。しかし、もちろん、体質が改善されたわけではないので、炎症は起こり得るかと思います。

          ハム様のメッセージから私が心配に思うのは、脱保湿のノウハウをご存じなら(しかもラッキーなことに、阪南の近くにいらっしゃるようですので)、必ずよくなっていきますので、炎症が起こる前から怖がったりすることは意味はないのではないか・・・という部分です。

          自分の体に起こったのなら、それは自分が乗り越えるしかない、と先に申し上げていますが、だからこそ、「あの人は悪化したのだから、自分も起こるかも・・・」「よくなったけれど、これで治るわけではないんだ。。。」「完治は無理なのか・・・」と思い悩むのは損だと思うのです。(よくなっても皮膚は落ちるのかも・・・)と心配かもしれませんが、人それぞれかと思います。完治だけをよしとしないほうが心が楽になりますよ。

          そもそも、最強ステロイドを52年間使い続け、うち地球規模でも最強のものを30年も使って重傷を経験している私と比べても仕方ないような気もします。(;’∀’) 私は私の試練(?)を乗り越えなければいけないでしょうし、ハム様はハム様に起こった炎症を乗り越えなければいけないのです。そして、やり方は・・・同じです。

          心を上向きにしていると、治りのスピードにも影響を与えてくれるはずですよ。落ち込みやすいとわかっているなら、心が弱いと言われたことを気にするよりも、それを克服するために、楽しいことを見つけたり、ありがたいことを見つけたりする練習をたくさんしてください。落ち込んだ気分を上げるのは、他者からの言葉ではなく、自分自身です。

          私から言えること・・・それは、「必ず、よくなります」ということです。だんだん軽くなっていく傾向はあるようです。
          そして、よくなる為には、お医者さんだとか、誰かによくしてもらおうという考えは持たないようにして、自力でよくなるという覚悟をする・・・これしかないと思います。

          陰ながら、応援していますよ。
          明るく、乗り越えてください。その日はやってきますからね。
          お大事に。

          • 徳子さん

            愛あるコメントをありがとうございます。大好きです。
            私もよくなったらこのことを伝えていきたいと強く思いました。
            まずは美容室や病院で意思表示できるようになります。
            毎日コメントを見直して気持ちをしっかり持ちます。
            ありがとうございます。

    • 佐藤先生

      お忙しい中読んで下さりありがとうございます。
      先生のご意見をさらに広めるためにこちらで紹介させて戴きました。

      英訳も出来ていますので、そちらも近いうちにアップします。言葉を相当慎重に選んで訳していますが、本意にあわない言葉の選択をしていた場合はまたお知らせ頂ければと思います。

      外国からも番組を見た外国人の方々から「何か私にもできないだろうか?」「テレビ局にメッセージを送りたい」など、たくさんのメッセージを戴いております。海外での反響もかなりあったのを実感しています。世界は本当に動いています。TSWの記事は色々な国、色々なメディアで後を絶ちません。

      今回はAwarenessという意味では日本でもとてもいいきっかけになったかと思います。
      これを機会に、さらにまた一歩ずつ前進出来ればと考えています。
      お体に気を付けて、これからも世界のリーダーとしてお導き戴ければと思います。
      よろしくお願いいたします!

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