誰しも聞いたことはある地名、アブダビ。
なんとなく中東のどこか?くらいの認識が日本人では一般的なのではないでしょうか。
日本では滅多に目にすることのないアブダビ情報、あれこれご紹介しますね。
ご一緒に旅行気分を味わってください♪
アブダビは実は国名ではなく、
アラブ首長国連邦という国の7つの首長国のうちの一首長国であり、
アラブ首長国連邦の首都・アブダビ市を擁します。
(ちなみに、ドバイも国名ではなく、その7つの首長国のうちのひとつです)
もともと砂漠ですが、街中いたるところに緑、ところによっては 森 すらあるんですよ~。
当然、全て、人工です。
砂漠の上に緑、って、すごい財力ですよね。(笑)
アブダビといえば、ナンバー1の観光地は
シェイク・ザイード・グランド・モスク。
ほとんどのモスクはイスラム教徒でなければ入場出来ないようですが、
こちらは異教徒にも開かれたモスク。礼拝時間以外は、無料で見学させてくれます。
入り口手前も、このように緑!人工ですよ、人工!
一日何度くらいスプリンクラーで水をまくのでしょうね。
さて、これがシェイク・ザイード・グランド・モスク。
ぜ~~~~~~~んぶ、白大理石です。
アラブ首長国連邦建国の父、シェイク・ザイードの命により
550億円ほどもかけて作られたそうですが、
完成を見ずして彼は亡くなり、こちらのモスクで最初に行われた式典は彼の葬儀だったそうです。
ここに入るためには、まず、服装チェックがあります。(X線検査もありますよ。)
肌の露出に厳しい敬虔なイスラム教徒たちの祈りの場ですから、チャラい服装(笑)では入れないのですよー。
まず、手首、足首(くるぶしまで)が絶対に隠れている服装でなければいけません。
体型がわかるような服装もダメ。
女性は髪も全てスカーフやパシュミナなどで隠します。前髪も出してはいけないんです。
無宗教っぽい私たち日本人としては、「なにそれ~~~?」かもしれませんが、
そもそも、国民の愛する建国の父の埋葬されているところですし、
彼らの愛国心や信仰心を思い、異教徒にも寛容な姿勢に答える、となると失礼なことは出来ません。
準備が悪くて、あちらの女性の黒い服・アバヤを借りることになり、
思わぬコスプレを楽しんでいる観光客の方もいらっしゃいますが・・・
やはり、軽く考えずに、拝観する機会に恵まれた時はドレスコード遵守でマナーを守りましょうね。
相手の宗教・文化を敬うのも海外旅行の素敵な学びです。郷に入っては郷に従いましょう(^^♪
さて。
どうでしょう、この、威風堂々たる構え。迫力があります。手前は池の水ですよ。
入場前からこの佇まいに圧倒されます。(うぉぉぉぉ・・・・・・・・。) です。
相当離れないと、正面全体はカメラに収まりません。
入り口の向こうには・・・・
これです!美しい~~~~!ピッカピカの総大理石。豪華絢爛です。
4万人収容可能とのこと。
床面には、美しい花柄のモザイク。
どうもこうも、美しくて、いろんなアングルで撮ってしまいます。
床のモザイクのアップはこんな感じ。
大理石の柱も、花柄です。
壁だって、負けずに花柄だぞ~~~い。
天井からはスワロフスキーのシャンデリア。
これも、スワロフスキーのシャンデリアだそうで・・・スワロフスキーって、奥が深いですねぇ。
7億円相当の物らしく、どのガイドさんもアツく説明しているのが聞こえてきます。
直径10m、重さ12トン・・・・。なんだかとにかくスゴイものらしい。
私なんかだと、落ちてきたら危ないだろうな~、なんて観点で見てしまいます 。
そう思うと、我が家では買う気になりませんね。(見栄)ははは。
そして、これが世界一大きい一枚カーペット。
カーペットと言っても、当然、ペルシャ絨毯ですよぉぉぉぉん。
9億円相当だそうです。
手織りの絨毯の柄をアップで。
お高い絨毯と、重厚感たっぷりの大理石の柱。
内部の柱はアップで見るとこんな模様ですよ。
警備員のオジサマが目を光らせています。
小さく写っている人々から、スワロフスキーのシャンデリアの大きさ、想像できますでしょう?
中も広いです。
大理石の床の模様をアップで撮れるところがあったのでパチリ。
外側も白大理石の柱は続きます。
柱一本一本に美しい花模様。
う~~~~~ん。
どのアングルから見ても美しい。
どこもここもピッカピカ。
外観も、相当離れないと、全景は撮れません。
行く価値あり、のモスク見学でした。
さて、モスクの美しさに感動した後は、腹ごしらえタイムです。
アブダビ・シェラトンホテルの食べ放題です。なんだか、食べ放題が多い私・・・(?)
わりと上品なロビーからの~、激しい戦場(食べ放題レストラン)に向かいます (笑)。
出ました!まず、アラブの前菜 “メゼ” のお出迎え。
焼きナスをペースト状にし、胡麻ペーストとレモンジュースを混ぜたムタバル、
ひよこ豆(ガルバンゾー)をペースト状にしたホモス(パンや野菜につけて食べます)、
素材の味を生かしたサラダ・・・
パンはヨーロッパ風の固いパンが主流。
ローストビーフをメインにしてみましたが・・・つい、盛りすぎて、美しくありません(涙)。
でも、窓辺の景色は落ち着いてますよ~。
ツアーの時間制限を物ともせず、ギリギリまでお替わりを繰り返し、
デザートでラストスパート。だって、どれもおいしそうなんですぅぅぅ・・・・。
お腹いっぱいになったところで、納得しながらの移動です。
ゆっくりうなずきながら、「よし・・・。」とつぶやきレストランを後にします。
次は、ガイドさんが「世界一高級なホテル」と案内してくれた、
エミレーツ・パレス・ホテル。
すんごい~立派です。確かに、このゲートを見ただけで高級感ただよう~~~~。
お隣ドバイの7つ星ホテルに対抗して、アブダビの威信をかけて最高級ホテルとして作ったとか。
総工費、3000億円!これ、世界一だそうで。
ゲートには警備員がいて、もちろん関係者以外立ち入り禁止。
でも、有名な金箔入りの一杯2000円くらいするコーヒーを飲みに立ち寄ることは出来るようですよ。
それにしても、これを飲んだらビールひげならぬ、金ひげみたくなるのではないのでしょうか?
あるいは金粉が鼻に入って下品にくしゃみしてしまったり・・・・どうでもいいことを想像する私 (笑)。
エミレーツパレスは世界一横に長~いホテルで、横幅1kmもあるそうです。床面積は東京ドーム18個分。
敷地、広そうでしたもの。迷子にならないようにしないといけないですね。
使われた金の量は40トン。
ツアーガイドさんが「世界一高級なホテル」と繰り返し、繰り返し言っていました。
さて、アブダビで目につくのは、ドバイ同様、変わった形のビル群。
こちらなどいかがでしょう?
マル、です。(笑)
砂漠の、海辺、しかも、形はマル・・・・。簡単な工事ではなかったことが優に想像できます。
圧力の分散など、理系の賢い方々の計算はスゴイのでしょうね。
その建築的挑戦は立派ですが、使い勝手はいかがなのでしょう・・・。いや、大きなお世話でした。(笑)
不動産開発投資会社本部ビルだそうです。
この薄さも・・・・何か言いたくなりますね (笑)。
こんな形も、地震が少ないからこそチャレンジできるのでしょうね。
ただ、地震は少なくても、どれも砂地の上に作っている点が素人的には気になりますが・・・・。
とにかく、四角いビルは作りたくない、ってことでしょうか (笑)。
この、曲線。反骨精神すら感じ取れます (笑)。
「てやんでい。こちとら、意地でも四角いのは作らないぜい。」っていう職人のこだわり?
曲線なんです、壁が。
曲線だと、一点に集中する重力を分散するのは並大抵なことではないでしょうね。圧巻です。
パイナップル・ビルなんていうのもありました。
アップで見るとこんな感じなんですが、これ、日よけなんだそうです。
日差しによって、自動でフラップのアングルが変わるそうで、暑い国ならではの工夫。
ピサの斜塔のような完全に斜めのビルもありました。遠くて写真には撮れなかったのですが、
こういったビル群も一見の価値ありですよ。
さて、アブダビもドバイ同様白砂なので、曇りでも海は綺麗な薄い水色。
8kmも美しいこの海沿いの道 コーニッシュ が続きます。
アブダビの街はこのコーニッシュを中心に開発され、ホテルや商業施設が集中しています。
ドバイの高級ホテル、アトランティス・ザ・パームに似たようなホテル。パクリましたか?
ニョキニョキと面白い形のビルが建っています。アブダビの並々ならぬやる気が見られますね。
さて、アブダビには開発中の島がいくつもあります。
車好きの方ならご存じ、ヤス島 はF1グランプリが開催されるサーキットのあるところですが、
フェラーリが手掛けるテーマ・パーク フェラーリ・ワールド・アブダビ
に立ち寄りました!
絶叫コースター “フォーミュラ・ロッサ” は最高時速240km!
風圧ですごい面白顔になりそうですね。(笑) たとえあなたがどんなにハンサムでも!
おやおや?遠くに見えるのは、もしや、いや当然、フェラーリくん?
本物のマシン展示前では、次々と観光客がポーズを取って撮影しています。
お土産コーナーにはフェラーリ・キャンディー。
車はお持ち帰り出来なくても、これなら・・・・。
やっと撮影者が途切れたので車だけをパチリ。
遊園地全体のフォルム自体が近未来的。曲線だらけで、さすがフェラーリのこだわりだな~~~。
全天候型の大きなテーマパークです。
他にも、開発ラッシュ中の島々の中で、サディヤット島は、間もなくルーブル・アブダビが出来るそうです。
あの本家本元、フランスはパリのルーブルから美術品を借りて営業するようです。
すぐ後には、グッゲンハイム・アブダビという近代美術館が完成予定。
ビーチリゾート、ゴルフ場などのレジャー施設も建設ラッシュ中とのことです。
2020年のドバイ万博までに、こちらも負けじとがんばっているようですね。
車でドバイから2時間ほどの距離ですので、観光客が押し寄せることでしょう。
アブダビには、大きなショッピング・モールもいくつもあり、この先の発展に注目です。
時速240kmのジェットコースターも、次に訪れる時にはもっとすごいのが出来ていたりして・・・。
アブダビもとっても素敵なところでした。
また、必ず訪れたい・・・・。
みなさんも機会がありましたら、是非!