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阪南中央病院皮膚科・佐藤健二先生がFacebook内でシェアして下さった
脱ステ(含・脱保湿)を避けようとする医学界の動きについてのお考えです。
「そうだ、そうだ!」と思った方、是非ともシェアしてください!
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佐藤先生のFacebookご投稿より
最近目立つ皮膚科関連製薬企業の宣伝は、
アトピー性皮膚炎に対する生物学的製剤のオンパレードである。
歴史的に見てみよう。
ステロイド外用治療が1954年から始まった。炎症を劇的に軽快させた。
更に効果を早めようと作用を強くした製剤が次々と開発された。
これでアトピー性皮膚炎の治療は解決すると期待された。
しかし、病像が変り、成人期になっても治らない症例が出現増加した。
![](https://i0.wp.com/tokuko.chu.jp/tokukonoheya/wp-content/uploads/2022/12/steroid-1170757.jpg?resize=228%2C172)
アトピー性皮膚炎の
原因がアレルギーであるとの発想から、
外用免疫抑制剤(プロトピック)が開発され、
内服免疫抑制剤(ネオーラル)の適応が拡大され、
アトピー性皮膚炎でも使用可能となった。
しかし、患者の増加は防げず、更に患者が増えた。
2007~2008年に実施した日本皮膚科学会の調査では、
思春期から壮年にかけて患者が増えている。
皮膚科医は、この
成人型アトピー性皮膚炎患者の増加が何で起っているか
をまず考え無ければならない。
そして、その結論に従って、増加を減らすためには何をすべきか
について考えるべきである。
![](https://i0.wp.com/tokuko.chu.jp/tokukonoheya/wp-content/uploads/2022/12/1112090-1.jpg?resize=112%2C134)
日本皮膚科学会は、患者数増加の原因について、
患者が訴える治療薬の副作用原因説
(ステロイドが悪化の原因であるとの考え)
は全く考慮せず、この考えを聞くことを忌避している。
逆に、外用面積に対する外用量を FTU(finger tip unit)**1 に従って外用することと、
プロアクチブ治療方法**2 を広めることによって
ステロイドの外用量を増やすこと勧めている。
ステロイド、免疫抑制剤、保湿剤の外用を中止することによって
成人型のアトピー性皮膚炎が消えることは私達が証明している。
脱ステロイド・脱保湿療法で成人型アトピー性皮膚炎患者が良くなることを
客観的な事実として見ようとせず、忌避し、
事実の広まることを妨害している。
このようなときに 生物学的製剤**3 が
アトピー性皮膚炎に対して開発され、保険適応となった。
製薬企業は、皮膚科学会の治療方針では今後も患者数が増えることが予想され、
新しい発想の治療方針であるため高額商品として販売できると考えており、
鎬(しのぎ)を削って開発に邁進している。
学会首脳陣は、製薬企業のこの動きに乗り、ステロイド問題を解決できると考え、
大々的な宣伝の片棒を担いでいる。
ステロイドを止めるために新しい薬を利用することは可能性としてはあり得る。
しかし、多くの生物学的製剤の使用にはステロイドや保湿剤との併用が義務づけられている。
![](https://i0.wp.com/tokuko.chu.jp/tokukonoheya/wp-content/uploads/2022/12/chart-23273927.jpg?resize=218%2C150)
保険適応になって余り時間は経っていないが、すでに
旨く行かないこと
(アトピー性皮膚炎患者増加を解決すること)は明らかになり始めている。
高額のために治療を続けることが出来ないことや、効果が持続しないことなどである。
外用剤については保湿依存の問題を解決することができず、元々効果は余り期待できない。
ステロイドや保湿剤の外用を止める治療を含まない治療は
ステロイド依存の問題と保湿依存の問題に突き当たり旨くいかなくなる。
そして、残念だが、今後は重大な副作用の出現が予想される。
世界の皮膚科学会は、脱ステロイド・脱保湿療法を忌避せず直視し、
アトピー性皮膚炎の治療を、
ステロイドを可能な限り使用しない方法で再構築するべきである。
阪南中央病院皮膚科・佐藤健二
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さて、ここからはお馴染みの、徳子の『わしにも言わせろ!😄』コーナーです。
(あ、そんなコーナー、ありませんでしたね。)(笑)
今回も字を読むのが面倒くさい系の方や(笑)、あっち系やそっち系の方々にも読みやすいように
カラー版で佐藤先生のお話をご紹介しました。
大事なところは色付けしたので、ちょっと読みやすくなったかと思います。
まだお気付きでない方も、そしてすでにお気付きの方にも、
何度でも私は伝えたいと思います。
地方のTV局など、まだ、
ジャーナリズム精神で真実を伝えようとするケースを昨今も一部見かけますが、
大手メディアは、残念ながら、
お金の動く方の情報を伝えます。
ぶっちゃけ、お金に支えられているので、
そうせざるを得ないのです。
皆さんが所属する会社で、ルールに反して、
一匹狼で会社の方針と違うことが出来ないのと同じことです。
自社製品が割引で原価で安く買えるのに、
同じものを他社から高い金額で買わないのと何ら変わりません。
ですから、責めることはできませんが、
卓越した反骨精神や正義感がない限りは、自分に都合のいい方に流れるのが世の常。
耳に入ってくる情報全てが、真実のように見えて、
実は都合のいい方に合わせた虚偽の情報・・・と言うことも多々あるのです。
かの国やらを「情報操作されてかわいそう。」とか、
「情報隠蔽(いんぺい)されてるの、国民が気付かないのかね?」
・・・などと、よその国に同情している場合ではないのです。
日本も・・・お金の力で事実がねじ曲げられて伝わっていることが多々あるのです。
メジャーな治療や、
最強に効くかのように伝えられた新薬が、
いいものなのかどうか。
今や、私たちには見極める力が必要とされているのです。
昔も、日本であったことです。
![](https://i0.wp.com/tokuko.chu.jp/tokukonoheya/wp-content/uploads/2022/12/war-sensou_senjou.png?resize=306%2C187)
戦争を始めることで、武器をたくさん作る必要があり、
武器商人たちが膨大な利益を得ました。
人の命と引き換えの、巨万の富です。
今でもそれらの会社は、戦争で確固たる地位を
築いたことなど忘れ去られたようになって、
有名企業として君臨していますが、
そのことで、日本の経済が動いたのです。世界の経済も動きました。
当時も報道は、お金の動く方に偏りますから、
某大国と日本では国力に雲泥の差があるのは明らかでしたが、
国民は皆そんなことは知らされず、入ってくる情報に洗脳され、
戦争に駆り出されたのです。
それが正しいこと、やるべきこと、やらねばならぬこと、と、
誰もが、流されるように同じ方向を向きました。
反対するなどあるまじき行為とみなされるほどの情報操作です。
しかし、結果はご存じの通りです。
歴史を見れば、どうやって真実が隠され、
なぜ、虚偽が正義のようにまで奉られ、まかり通ったのか、
実は一目瞭然なのです。
歴史の授業は、年代を暗記して他の受験生と差をつける為だけのものではありません。
真実を見つけ出す眼力(がんりき)を磨くためのものです。
![](https://i0.wp.com/tokuko.chu.jp/tokukonoheya/wp-content/uploads/2022/12/shampoo-23239821.jpg?resize=274%2C206)
日本では、昔、
「1か月に一度はシャンプーしましょう」
という宣伝があったようですが、
内風呂(よい子の皆さん。昔はお風呂のない家が
いっぱいあったのですよ。)の普及や
瞬間湯沸かし器の発売に伴い、
週1にしましょう、という宣伝になり、
それが、週2~3回になり、
今や、毎日髪を洗わない人は不潔な人、のようになっています。
また、かつて人間は保湿もしていなかったのに、
今や、保湿をしないと大変なことになる、というのが常識となってしまいました。
全て、企業戦略です。
保湿に関しては、私たちは地球規模で企業の目論見ににすっかりはまってしまったのです。
薬も、同じなんです。
お金の動く方の情報がよいものとして耳に入り、あなたの目を惑わせます。
そちらの方が、力があるので、伝達力があるのです。
確かな目で、確かな医療を見極めて下さい。
皆さんの一日も早い治癒を心から祈り、
連日連夜、この活動を続ける私です。😄
今日も素晴らしい一日を!
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**1.FTU:大人の人差し指の先から第一関節まで薬を乗せた量で、チューブタイプ(口径が5mm程度)の軟膏やクリームでは、1FTU=約0.5 gに相当。
**2.プロアクティブ治療:症状の出る前から予防的に治療する方法。それまで炎症があったすべての部位、つまり症状がなくなった部位にも塗るのが鉄則。
**3. 生物学的製剤: 生物から産生されるタンパク質などの物質を応用して作られた薬である。これに対し、一般的な医薬品は、化学的に合成した物質をもとに作られる。
病原体から作られ感染症の予防に用いられるワクチンや、ヒトの血液から作られる血液製剤、抗毒素製剤(ボツリヌス菌やジフテリア菌など)などが該当する。
広義では、バイオテクノロジー(遺伝子組換え技術や細胞培養など)の技術を用いて開発された新薬も該当する。
生物学的製剤は高分子の蛋白質であり、内服すると消化されてしまうため、点滴あるいは皮下注射で投与する。バイオあるいはバイオ製剤とも呼ばれる。
また、原料が細菌やウイルス、血液などを用いるため、一般的な医薬品より変性や副作用を起こしやすい。このため、医薬品として承認された後も、薬事法の生物学的製剤基準のもと、国立感染症研究所によって有効性や安全性を確認する試験の国家検定を受け、これに合格したものだけが市場に出荷できることになっている。使用の際も、検査を行い十分に安全性を確認したうえでの適切な使用が重要である。
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