アーカイブ | 10月 2017

完璧になっちゃってませんか? ― アトピー性皮膚炎と完璧主義

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完璧主義って、

ある意味、高いものを求める立派な生き方だと思います。

でも、誰しも、そうそう物事が完璧に進まないことを知っていますから、

完璧主義って、やりすぎると疲れるよね・・・。)

と、思っている人が多いものです。

あるいは、完璧主義の人について、

完璧主義もいいけど、いちいちうるさいわね、あの人。」

あの人、完璧主義だから、気を遣っちゃうよね。」

なんていう批判もよく聞きますよね。(笑)

そう、誰でも知ってはいるつもりなのです。

 

ところが、実は、気付かないうちに

知っているはずの自分自身も、完璧を求めてしまっていることが多々ある気がします。

特に、

自分は根が真面目だな・・・・。)

と、心の片隅で思っているあなた。

知らず知らずのうちに、完璧主義

押し通してしまっていることがあるかもしれません。

 

例えば、

気付かないうちにこんなことを言ってることがありませんか?

 

「やっぱり、せっかくやるなら、きちんとやった方がいいんじゃない?」

前もってやっとくのが普通でしょ?」

「他人のことを、“真面目だ、真面目だ” って言ってくる人って、

自分がちゃんとやってないのを棚に上げてるだけよ。」

「あと、(症状の)ここさえよくなればいいんだけど。」

絶対に・・・」

必ず・・・・」

何が何でも・・・・」

早めにやっておかないと。」

今度こそ・・・・」

ちゃんとやらなきゃ。」

「なにこれ~~~?真面目にやってほしいよね~。」

 

こんなことを日常で

ポロッと言ってしまっていたなら、

あなたも完璧主義症候群かもしれません。

 

完璧主義・完全主義は、

ものごとを完璧にサクサク出来てしまう人ならそんな主義に陥りません。

完璧に出来る人で、それ以上を求めない人、

あるいは、テキトーにちゃらんぽらんやる人は苦しみませんので、

完璧を求めても、完璧主義とは呼びません

しかし、通常、完璧に出来ないのが人間ですから、

きちんと出来ないことでイライラしたり、

苦しんでしまうのが完璧主義です。

さらに、自分に厳しい人は、他人にもめっちゃ厳しいのが普通ですから、

他人に対しても完璧(ちゃんとしたもの)を期待し、

ストレスを募らせがちです。

 

そして、この完璧主義者の

完璧を求める思い が、

時としてトラブルや病気を呼んでしまう・・・

そう言われたなら、ほとんどの人が納得するでしょう。

 

アトピー性皮膚炎や、

ステロイドの副作用の治療中の方々についても

そういった傾向が見られることが多々ある気がします。

 

病気をすると、当然のように、誰しも完治を求めます。

完治を求めるのは当たり前ではありますが、

私たちは往々にして、

完璧を求める傾向に陥ることがあるようなのです。

 

完治完璧

 

同じように聞こえますが、

この二つの求める方向性は、

似て非なるものであり、

実態は全く違うのです。

 

アトピー性皮膚炎患者は、

とっても優しくて、細やかで、繊細な・・・・

ちょっと線の細めの性格の方が多い印象ですし、

根がとっても真面目です。

結構おちゃらけた感じに見える人でも、

根底には、色々なことに真摯に取り組む性分を持っている場合が多いようですし、

まれに、一見かなり強そうなタイプで、他人を攻撃したりする人でも、

本人は、ちょっとしたことを言われただけで、くよくよ気にしていたりするものです。(笑)

おとなしく見えるタイプの人も、心の奥はアツい真面目人間もたくさんいます。

つまり、同じ病気を持ちながら、同じような性分を持つと言う共通項があります。

そして、

真面目だからこそ、

気にする性格だからこそ、

まだよくなっていない部分に人一倍気持ちが行ってしまうのです。

 

(完全によくなっていない自分じゃだめだ・・・。)

(絶対、完治しなくちゃ!)

(ここが、いつまでたってもよくならない・・・。)

そんな考え方が真面目による完璧主義です。

 

真面目なのは悪いことではありません

完治を求めるのも、当然の心理です

ただ、昨日より、ちょっとよくなっている部分もあるのに、

あるいは、悪くない部分もあるのに、

そのことには目もくれず、

感謝もせず、

「あと、ここさえよくなれば・・・」

「この症状さえ消えれば・・・。」

そうやって、ないものを求め、

悪い部分に注目し、

完璧を求めがちなのです

 

入院して劇的に改善し、

いざ退院という段階になっていても、

「まだ、ここが・・・・・・。」

と、ついつい言ってしまいがち・・・ですよね?(笑)

言った覚えのある方、

今、頭をポリポリしていませんか?

 

今、あるものに、

喜びや、幸せや、感謝を見つけるのが先です。

よくなった部分に、大いに喜ばなければいけません

 

よくなっている部分には、全く目もくれず

よくならない部分にばかり注目し

血まなこになって (笑) 完璧を求め続け、

「まだ、よくならない。」

「ここが、こんなにひどい・・・。」

と文句を言いがちなのが私たちです。

 

ここまで、よくなったんだ!!!!)

・・・・と、よくなった部分に満足してみてください。

完璧を求め続けて不平不満を持っていると

自分が不幸です。

気分は不幸な上に、

醸し出す雰囲気は、どんより、(笑)

周りにもちょっと暗い空気をバラまいて、

それでも自分は治りたい・・・って、

ちょっと虫が良すぎかもしれません。

 

例えば、

よくなった部分に注目する入院生活と、

悪い部分ばかり考え、完璧を求める入院生活では、

治りの速度が違うと思います。

心の “ありか” が全然違うからです。

前者は上昇気流に乗っていますが、

後者は暗闇でもがいているようなものです。

そもそも、完璧を求めている人は、体に力が入ってしまっています

だら~~~っとしながら完璧になろうとしている人って、

いませんものね。(笑)

置かれている環境や、

よくなった部分に感謝を見つけ、

ありがたいなぁ・・・。)

そんな思いで日々の生活を送っていると、

自律神経が整い、体の細胞が、本来あるべき正常な状態に戻ろうとがんばってくれるようです。

 

完治以外は喜べない・・・・それが、完璧主義なのです

一部(いや、二部でも三部でも!)よくならないところがあることに

いちいちこだわって、落ち込まないでください。

よくなっているところもある

そこに注目しましょう。

完璧を求めず、

よくなった部分に喜びを見つける生き方を続けていると、

その延長線上に完治が訪れることは当然あるはずです。

 

アトピッ子をお持ちの親御さんにも同じことが言えるでしょう。

よくなった部分をうんとほめてあげることが大事だと思うのです。

大人でもそうですが、特に子供は、ほめられるのが大好きです。

大好きなお母さん・お父さんにほめられるとうれしいのです

よくなった部分に全く言及せず、

ここがまだ悪い、

そこがよくなってない・・・・

と親が気に病んでいるのでは、

子供の心に影響を与えないわけはありません。

 

思い当たる節(ふし)のあるあなた。(笑)

今日からは、よくなった部分を探して

そこに喜びを見つけませんか

右手がダメでも、左手が大丈夫なら、

そこに感謝をしなければいけないはずです。

 

今、入院中のみなさん。

退院する時に完治していなくても、

「まだ、ここが・・・・。」

という生き方ではなく、(笑)

「完治、とまではいかないけれど、ここまでよくなったんですよ。大満足、大感謝です。」

そのくらい言い放っちゃってください

言動が先

健康が後からついてきてくれますよ。

 

今日も素晴らしい一日を!

 

 

 

#アトピー性皮膚炎 #ステロイド副作用 #完璧主義 #完治 #真面目 #アトピっ子 #完璧 #共通項 

今、なんとか気持ちを上げたい方へ

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生きていると、ほんとう~~~に、いろんなことが起きますよね。

日々、顔の筋肉を鍛えるがごとく、満面スマイルをモットーとしながら

楽しく明るく生きている私ですが、

そんな私にも、とってもいやなことが起こることはあるんですよ~。

 

つい先日も、相当理不尽な体験をしました。

親切に、愛を持って、出来る限りのサポートをし、

こちらには全く落ち度がなかったのですが、

利己主義な相手の方に、

恩を仇で返されるようなことがありました。

全く、“理不尽” 以外の言葉で表現できないようなことです。

しかし、徳子式の自分で自分の機嫌を取る方法で、

サクッと自分を上げることが出来ました。

 

読者の皆さんに、なんとか元気をおすそ分けしようと

取り組んでいる私ですが、

そんな私でも、もちろん、

皆さんと同じように、いやなことは経験しますし、

とっても性格が惜しい人々(笑)に出会うこともあるんですよ~。

 

ただ、今日は、ちょっと違いました。

身近な家族である息子が、たまたまひどい理不尽な経験をしたのです。

家族とは言え、自分ではないので、

その話を聞いた私は、とても心を痛めましたし、

胸のつぶれるほどの思いでした。

(それは、ひどい・・・・。)

内容を聞いただけでも、喉の辺りが込み上げて痛くなるほどの

ひどい経験だったと思います。

日ごろ、心の勉強を好んでしている息子なだけに、

「こんなことでは負けないよ~。大丈夫 ♪」

と、気合で明るく自分を上げているのがわかりましたし、

私も、明るい言葉をかけて、

少しでも彼の心が軽くなるように、

祈るような思いでしたが、

彼の心の負担は、想像を絶するものだったと思います。

 

イヤなことがあった時は、本当に苦しいものですよね。

そのことが頭から離れず、何をしても、思い出してしまいます。

落ち込んではいられない、泣いてはいられない、と、誰しも思うのですが、

なかなか気分は上げられないものです。

そして、それが普通です。

 

そこで、今日は、思いっきり

どよ~~~~ん

(他者によって)落とされてしまった心を

なんとか上げるためのノウハウあれこれ

・・・をたくさん挙げてみます。

 

考え方のコツ・解決方法には、

仏教的な物、

心理学的な物、

スピリチュアル的な物、

『引き寄せの法則』のような宇宙の法則を利用する物、

脳科学により脳を味方に付け活用する物、

鏡の法則』による物、

最近大流行の量子力学を取り入れた思考・・・・などなど、

あれこれありますので、織り交ぜてお話しますが、

スピリチュアル系も上げていますので、そちらが苦手な方は、

この記事は飛ばして、次、行ってみてくださいね。(笑)

 

さて。

最近、仏教を学問として趣味的に学ぶのが結構流行っていて、

書籍も相当たくさん出版されているようですね。

葬式仏教と言われ、多くの日本人はお葬式くらいしか仏教とはご縁がなくなっていますが、

本屋さんの平積みでも、とっつきやすい仏教本をたくさん見かけるようになりました。

 

辛い出来事に対しての仏教的な解決の方法って、

どういうものがあるのでしょうか?

仏教的には、起こった出来事に関して、

自分と相手の担当分野をしっかりわけるようです。

自分は自分の課題を持って生まれてきているし、

相手のことは相手の課題、という基本理念のもとに考えを進めます。

 

あなたに理不尽なひどいことを言ってくるような人は、

間違いなく、他でもそういう言動をしています

そんな人がああ言った、こう言った、だからよくないの、質(たち)が悪いの・・・

とか考えるのは、相手の分野に入り込んでいることになるのです。

往々にして私たちは、相手の言動をあれこれ心で反復し、

その時と同じいやな思いを何度も繰り返しがちですが、

相手は相手で、そのキャラで、(多分、嫌われたりしながら)(笑)学んでいくのです。

つまり、相手は、相手のタイミングで、学び、成長していきます

あなたのタイミングで、相手の行動に変化を期待してはいけないのです。

教師が授業で一つの算数の問題の解き方説明をしても、

理解するまでに生徒それぞれ時間のかかり方が違うのと同じです。

(自分はすぐわかったのに!)

と思っても、相手がなかなかわからないのはどうすることも出来なかったはずです。

学びの段階は人それぞれ違うのです。

 

どうしても、相手に何か言いたいなら、例えば、

「なんか、気に障っちゃった?ごめんね~♪」

で、サクッと終了。

その後の相手の行動の変化は、

相手の課題ですから、あちらにお任せ。

あなたはあなたで、自分の心だけを、

車のワイパーのように

サカサカッとキレイに拭いて、

曇りのないガラスから外を見るようにするだけです。

相手のことを一日に何度も考えたり、心で繰り返し批判するのではなく

自分の心だけを見つめる

それが仏教的解決法のようです。

私を含め、仏教に詳しくない場合は、

ひどいことをしてきた相手のことなど思い出さず、

楽しいこと、うれしいことでも考えるようにする・・・それに尽きるようです。

 

脳科学を利用して解決するなら、

イヤなことに出会ったら、声に出して

「よかった!」とか、「ツイてる!」とか、言ってしまえばいいのです。

脳は、矛盾したことが理解できないように出来ていますので、

「よかった」と聞いてしまえば、無理矢理事実と一致させるために、

よかったことを勝手に見つけ出してきます。

その作用を利用して、少しでも楽になりましょう。

 

スピリチュアル的には、

いやなことが起こるのは、

魂が一つ上のステージに上がる時

と考えるといいでしょう。

あなたが強い心を持つための試練なのです。

 

これを経験したから、自分は成長出来る

この経験は、必ず未来に生かせる

やったぜ ♪ これで、自分はまた一つ大きくなった

 

そう前向きに考えて、自分の未来の成長に心をワクワさせます。

なぜなら、人間は、魂を成長させたくてこの地球に生まれてきているからです。

あらゆる思いを体験して、

あらゆる感情を味わい、

心・魂を成長させる、という目的があるのです。

だから、イヤなことを体験するのは願ったりかなったり。

 

どう考えても理不尽すぎることに出会うということは、

あなたの魂レベルがひとつ上がろうとしている目安です。

あなたが上昇して行こうという前向きな思いを持ち続ける限り、

そういった神さまのお試し試験のようなことが起きるのです。

レベルの高いあなたに解決出来る問題だからこそ、出てきた問題なのです。

「これほど理不尽なことがあっても、

あなたは自分を上機嫌に持っていけますか?」

そう問われている、そんなお試し試験です。

そのお試し試験にパスして、成長するあなたは、さらに輝きを増していることでしょう。

 

『引き寄せの法則』のような

宇宙の法則で解決する方法もあります。

この宇宙では、願いが叶って行く過程で、

一番苦手とすることに出会うことになっているようです。

いやなことが起こった、あるいは、

思っているようにことが進まなかったことは、

あなたがひとつ、宇宙貯金をした、ということ。

チャリ~ン

あなたの貯金箱に、ひとつ宇宙貯金が増えました。

(その分だけ、いいことが起こるぞ~~~!

貯まってるぞ~~~~~!)

と、未来を楽しみにして、心を上げてみてください

上機嫌を維持して、心底信じていることだけが引き寄せられます

『引き寄せの法則』は、脳科学をうまく利用したテクニックだとも言われていますが、

例えそれがテクニックであれ、現実として宇宙の法則であれ、スピリチュアルであれ、

未来に明るい思いを抱こうと言う考え方に関しては、

一つの困難の克服方法として、柔軟に、高く評価してもいいと思います。

 

今が底辺、ボトムなのだから、

あとは上がっていくしかない。」

という考え方もあります。

いまは、ジャンプするために、しゃがんでいる時、

という考え方です。

このことからは、もう、

いいことしか起きないのです。

底にいるのですから、あとは上るだけ。

究極にいやなことがあった後は、人間関係にも動きが出ます。

とても難しいことではありますが、

相手のことは許してあげて、笑っていればいいのです。

許すということは簡単なことではない、と言うより、一番難しいことですが、

許すことで、実は、何より自分が楽になるのです

 

また、決して詳しくありませんが、量子力学では、

現代の人間の想像をはるかに超えた極小単位が研究されています。

解明途上の極限の小ささで、予測不能な動きをする量子は、

それぞれ独自の振動数を持っているそうです。

人間も、原子や分子よりも小さい極小単位で成り立ち、

それぞれが違う振動数を持っていることを前提とし、

その振動数を上げていく・・・という方法で解決する考え方もあります。

難しい学問はわからなくても、

つまり、自分を構成する極小単位をイメージして

その一つ一つがエネルギーを増大させていく感覚で

気持ちを上げていき、自分の心を上昇させるのです。

この先少しずついい方向に転換していく

自分の未来に思いを馳せ、

ワクワクしながら、全身の細胞の

目に見えない最小単位のひとつずつのパワーを上げていくイメージを思い描くと、

エネルギーが満ち満ちてくるような気がしませんか?

少なくとも、ほんの少しのエネルギーの上昇を感じることは出来ると思います。

大きな声を出したり、

笑ったり、

踊ったり

おしゃれや、好きなことをしたり・・・・

そういったことでも振動数は上がるそうですよ。

(ちなみにこの学問の発展で、この先、

目に見えないものの不思議が解明されていくのは、楽しみなことです。)

 

また、究極にイヤな出来事は、

あなたに考えるきっかけを与えてくれます。

あるいは、この苦しさが、

あなたに心の勉強の世界に興味を持たせ、

自己啓発系の本などを読み漁るようになったりするかもしれません。

本当に自分はどうありたかったのかを

自問自答する機会を与えられます。

自分の心地よさよりも、

相手の心地よさばかりを追求し、

自分を大切にしてこなかったことへの反省に目覚めるかもしれません。

少しくらい、わがままになったっていいんです、きっと。

他者に対してナイスパーソンであり続けて、

心と体をこわしてしまったのでは、本末転倒。

心の痛みから、本当の自分らしさや、

本当の自分の求めている世界を追求するようになることがあります。

つまり、本当の自分らしさに帰るきっかけになるのです。

考えること、哲学することは、あなたを成長させてくれます

辛い出来事は、ありがたい経験なのです。

 

『鏡の法則』というのもありますよね。

鏡の法則では、

いやなことを言われるというのは、

実は、それは自分が一番思っていることで、

言われたくなかったこと

鏡の法則で、それを見せつけられている・・・という見方をします。

そして、そういう風に、

悲観的に自分のことを考えるのは卒業しよう。”

と考えるのがこの法則です。

 

また、あなたにいやな経験をさせた相手は、

あなたの心が成長するために、前世から約束して現れてくれた

あなたのソウルメイト、という考え方もあります。

この世に生まれてからは、その約束を忘れてしまっていますが、

実は、あなたにイヤな思いをさせたヤツは、

あなたが大きく成長するために、

とてつもなく嫌な役割を請け負って生まれてきた

あなたを愛してくれている、

ターニングポイントの重要なサポーターでもあるのです。

そう思うと、相手に対して感謝の思いすらわいてくるかもしれません。

そうなったらこっちのもの。

あなたの心はずっと楽になります。

 

また、言霊(ことだま)の力を使う方法もあります。

古来から、八百万(やおよろず)の神を信仰してきた日本人は、

全ての物に神が存在すると信じてきました。

八百万の神とは、“たくさんの神” という意味です。

そして、そのあらゆる神に感謝することで、人生が好転すると考えました。

神々に、「ありがとう。」いう感謝の言葉を発することで、

同じ感謝が自分に返ってくることを昔の人は知っていたのです。

つまり、口から発する言葉が、人生に大きな影響を与えている

ということに気付いていたということです。

大丈夫!

声に出して自分で自分の脳に繰り返し言い聞かせ、

大丈夫な現象を引き寄せてみてください。

前向きなあなたに、

前向きな波動が巡り巡って返ってきます。   

 

また、こんな話もあります。

あるお寺で、弟子が、庭掃除の後のゴミをどこに捨てようか思案している時、

師は弟子に伝えます。

「落ち葉は焚き木に、

小石はくぼんだ穴に、

残った土や砂は畑に。」

・・・・捨てるものは何もないのだと説きます。

物には無駄なものが何一つないという教えです。

あの人が嫌だ、これが嫌いだ、あれが不快だ・・・

人はあれこれ不平不満を言いがちですが、

人生の経験に無駄など一つもないと考えるのです。

宇宙、あるいは神様は、私たちの成長の糧、そして、

“幸せ” に変えるための材料しか与えない・・・

そういう考えも、私たちの心を緩めてくれる気がします。

 

さらに、これはちょっとのいる、

ワンランク上の解決方法になりますが、

いやな出来事に感謝してしまう、

という方法があります。

・・・中傷の言葉なんかに負けない心を持たなければいけない、

理不尽な攻撃なんかで、いちいち自分を落としていられない、

辛い出来事から、さらに苦しいことを引き寄せてはいられない、

私は成長するために、生まれてきたんだ

そのことに目覚めるために、このことは起きたんだ・・・・

大切なことに気付かせてくれてありがとう・・・・!)

そう思って、感謝してみてください。

感謝はあなたの心を救います

 

さらに、相当高度な技を要しますが、(笑)

いやな相手に感謝の意を示してみる

という方法があります。

“意地悪な人がいたおかげで、

あなたにナイスに接してくれる、

他の多数の人たちへのありがたさに気付かせてもらった”

という意味で、

意地悪してきた相手に感謝するのです。

憎いアイツ以外は、いい人達なのに、私たちはそのいい人達に感謝するのを忘れがちです。

ですから、たとえば、

がっつり傷つくようなことを言ってきた奥さんに、あるいはご主人に、

「いつもありがとう。感謝してるよ。」

そんな言葉を発してみるのはいかがでしょう。

・・・これは相当高度で、難易度が高いですね。(笑)

しかし、そんな技を駆使出来たら、もう、あなたは達人です!(笑)

 

イヤな経験は必ず未来に生かせます。

このブログを読んで下さっている方は、

今のこの苦しさを打開しよう、そう思ってこれを読んで下さっているのでしょうから、

そもそもが、前向きに物事を考えようという、上昇志向のステキな方なのです。

あなたはすでに、光り輝く魅力的な心を持っていらっしゃいます。

そんなあなただからこそ、必ず、辛い過去を生かすことが出来ます

経験を、プラスに変えてください。

 

最後にもう一つ。

今すぐできることがあります。

無理矢理、笑顔を作ってみてくださいね。

そして、顔の筋トレのごとく、それを維持してみてください

幸せだから笑うのではなく

笑うから幸せになるのです

まず、現実を作って、心が追いつく

そんな小さな努力も付け加えてみてくださいね。

 

今日も素晴らしい一日を!

 

蓮の花の修行

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仏教に詳しい方には当たり前の話なのでしょうが、

仏教には蓮の花の修行というのがあります。

聞いたことのない方の為に、ちょっと短いお話を。

 

世の中には、本当に色々な人がいます。

あなたの周りにも、

意地悪をしてくる人、

利己主義・自分本位な人、

わがままな人、

攻撃的な人、

ずるい人、

イライラしている人、

押しつけがましい人、

いつも暗く愚痴を言ってくる人、

図々しすぎる人、

・・・・いろんな人たちがいて、あなたを困らせているかもしれません。

 

(どうして私の周りにはこんな人達ばっかり・・・・。)

そう悩む皆さんは、今、蓮の花の修行中なのです。

 

蓮の花と言うのは、

泥水の中から美しい花を咲かせます

泥の中で、泥から栄養を摂り、

見事な花を咲かせます。

 

あなたは今、泥水の中にいるのかもしれません。

でも、そんな中にいても、

一輪だけ、

美しく咲き誇ることは出来るのです。

例え周りがひどい環境であっても、

それを栄養として

美しく咲く修行の真最中なのです。

 

周りの環境がどうであれ、

周りにどんなひどい人達がいようと、

あなたらしく、

美しい心でい続けて下さい。

全ての経験はあなたの栄養になります

あなたはそれを元に、

もっと優しく、もっと素敵な人に成長出来るチャンスの真っただ中にいるのです。

 

また、蓮の花は池の底で、実はその根が繋がっています

実は、全てはひとつなのです。

2500年も前から、今も新鮮に人々の心に響く

釈尊(お釈迦様)の教えなのですから、

深いですね。

その頃に、もう、

宇宙の法則に気付いておいでの方だったのでしょう。

あなたも、そしてあの、あなたのイヤなヤツ(笑)も、

この壮大な宇宙では、

元はひとつに繋がっているのかもしれません。

そもそも、祖先をずっとさかのぼって行くと、

計算上は間違いなく、全て血の繋がりがあるわけですしね。

 

泥の中から美しく咲くあなた自身を心に描き、

蓮の花の修行を楽しんでやってみるのも、

素敵な生き方かもしれません。

 

今日も、素晴らしい一日を!

 

 

教えるということ

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本職ではないのですが、

なぜか昔から、いろんな方の悩み相談を受けます。(;^_^A

なんで、私に?

というのが笑えるところですが、

子供の頃からその傾向があり、

子供なのに、同級生だけでなく、

大人に “マジ相談” を受けたり、

今も人生の大先輩たちからも相談を持ちかけられたりすることがあります。

当然のように、いつも、た~~~いした答えは差し上げられないので、

みなさん無駄な時間を過ごされたな・・・・と秘かに思ってしまいます。(笑)

ただ、色々な悩みを聞かせてもらっていると、

職場の人間関係の悩みっていうのは、

非常~~~に多い気がしています。

 

誰しも、学生時代はお金を払って学校に行っていたのですから、

ある意味こちらはお客さんの立場でした。

しかし、社会人になると、こちらがお金をもらっているのですから、

もうお客様の立場ではなく、

どうしてもイヤなこと、辛いことはありがちです。

(まあ、お金を戴いているわけですからね、多少の我慢はやむなしかもしれません。)

それだけに、学生時代まではなんとかうまくいっていたのに、

社会人になってから、人間関係で崩れてしまう方も少なくありません

 

仕事関係の相談で、よくある悩みの

上位は上司のことですが、

結構同僚に悩む方も多く、

さらには、意外にも、

部下後輩に悩む方も多いものです。

 

部下(後輩)のことでよく聞くのは、

あまり働かない、

覚えが悪い、

いいかげん、

態度が悪い、

素直じゃない、

ミスだらけ、

攻撃的・・・・

などなどですが、それは悩みと言うより、

部下への愚痴かもしれませんね。(笑)

 

部下(後輩)の悩みとしてよく聞くことのひとつに、

「せっかくこっちが教えてあげてるのに、いやな態度をとられるんだよね~。」

というものが結構~~~~あります。

「こっちは経験があるから、それを元に親切で教えてあげているし、

知っておけば楽になるから教えてあげてるのに、聞く耳を持たないのよ。」

・・・と、嘆いているケースがちょくちょくあるのです。

みなさんも身に覚えがないですか?

しかし、優しいあなたは、相手の態度が悪くても、

オトナな先輩として、ぐっとこらえて丁寧に

繰り返し(笑)教えてあげたりしているのではないでしょうか?

 

確かに、親切に教えている先輩や経験者に敬意を払わない後輩とは、

なんたる未熟者!

・・・と、断罪したくなりますが、

後輩には後輩なりに事情もあるようです。(笑)

聞きたくない理由があって、聞きたくないようです。

では、今日は、後輩の立場に立って

なぜ聞きたくないのかを探ってみましょう。

 

“教えてあげてる” という立場の先輩側を “あなた” と仮定して話を進めます。

そもそも教えてあげるというあなたの姿勢に、

実は、気付かないうちに、やや高飛車なものが潜在的にあって、

たとえ相手がかなり鈍感なタイプな人でも、

その上から目線が微妙~~に伝わってしまっていることが

往々にしてあるようです。

そもそも、ことばの響きも、

教えてあげる

教えさせて戴く

この二つには教える姿勢に大きな違いがあるのは一目瞭然でしょう。

あなたは「教えてあげる」という姿勢に傾いている時があるかもしれません。

(教えてあげる、でいいんじゃないの?

そこまで謙虚にならなくても・・・。)

と思うかもしれませんが、

あなたの心が出す波動は、そのままあなたに返ってきます。

例えば、あなたが習う側の時、

教えさせて戴く” と言う姿勢の相手から習ったのなら、

あなたはきっと、その教えてくれる相手の気持ちに答えようと、

一生懸命覚えようとするはずです。

 

「相手は教えてもらったら助かるに違いない。」

という狭い考えしか持ち合わせていない場合も、ちょっと惜しいケースです。

助かるはずだという思いも、実はあなたの考えであって、

実際はそうでもないかもしれないのです

 

そもそも、教えてほしいと思っていない相手に、

教えてあげる。」と思っていること自体、

実はおせっかいで、大きなお世話なのかもしれません。(笑)

相手はあなたに頼んでもいないのに

教えてもらいたくないなんておかしい。」とか、

習おうと言う謙虚さがない。」

とか否定されまくって・・・・・

相手にとっては、全く迷惑な話しかもしれません。(笑)

教えてほしいと思っていない人に、

指導するのは、実はおせっかいでしかない

実はそこに気付かないあなたの方が、

ちょっと惜しい人だったりすることもあるんです。

 

相手には相手のやり方があるのだから、

もしかしたら、そっちのやり方をやりたいのかもしれません。

でも、あちらは立場が下だから、

新人だから、なかなか言い出せない・・・。

なのに、自分が正しいと思っているあなたは、

正しさを通して教えようとし、

相手をさらに

(素直じゃないわね!)

・・・と、心の中でも否定しているから、

そんな派動が相手には実は結構伝わってしまっていることがあるのです

相手にとってはなんとも踏んだり蹴ったり。(笑)

相手から見れば実はあなたが空気を読めていない人になっているのです。

 

「じゃあ、出来ない後輩が、習おうともしないで、

失敗ばかりしてたらどうするんですか?」

っていう疑問がわきますが・・・・・

 

やってあげればいいんです。

 

相手は、出来ないんです。

あなたは後輩より経験があって、

今までやってきたから出来るんです。

「自分は先に終わっちゃったから、何か手伝おうか?」

と、やってあげてみるのも、本当の意味での先輩、経験者・・・であるかもしれません。

そのうち、後輩も覚えます。

ただ、人それぞれ、覚える速度も、才能も違います。

(私はすぐ出来たのに!)

なんて思うけど、相手はあなたではないのです。全く別の人格。

そこも、経験者として、理解してあげるのが人生の先輩としての懐の大きさになるのです。

 

やってあげたからといって、損はしてませんよ

否定的な派動を出さずに、

黙々と

淡々と

作業を続けてみてください。

手伝ってあげてみてください。

何年先かはわかりませんが、

それは、必ずやあなたの未来に跳ね返ってきます

出したものは、必ずあなたに返ってきます

形を変えて、

直接親切にした相手ではないかもしれませんが、

別の方向からでも、

あなたに返ってきます。

世の中は不思議とそんなふうに出来ていると思います。

出したものしか返ってこない

と言った方が腑に落ちやすいかもしれません。

意地悪をした人には、意地悪が返ってきます。

イライラした人には、イライラすることが返ってきます。

いつも愚痴を言っている人には、また愚痴を言いたくなることが返ってきます。

これは道理なのです。

 

さて。

何かを教えるのが大~~~好きな方々がいます。

教えている自分は、ちょっとかっこいい気もするし、

ちょっとした知識のひけらかしで、

優越感すら感じることが出来たりもする。

最近では、人前に出て、

ビジネスとしてセミナー的なことをやってみたい、

という方々も増えています。

なんか教えてる自分って、

ワンランク上の人を地で行っている感じ・・・・

そんな憧れを持つ方が結構いらっしゃるようです。

とくに、(失礼ながら)男性に多いのが、

「スゴイ!」と思われたいみなさん。(笑)

隠しているけど、実はそう思われたい・・・

「スゴイ!」と言われるのが大好き♪

そんな方、意外と多いですよね?

これを私は “男性の『スゴイ』と思われたい症候群” と呼んでいます。(笑)

教えることでスゴイと思われるのは、

なんとも自尊心をくすぐられます。

しかし、その指導も、相手にとっては助かる時もあれば、

求められていない時もある・・・。

自分が教えたいという思いだけで教えると

とんだ空気の読めない人になってしまったりもします。

あるいは、頼んでもいないのに教えたがる人には、

その空気の読めなさに、周囲が辟易していることもありがちです。

・・・難しいところですね。

 

人に教えたい思いというものは、なかなか通じないことも多いものです。

 

しかし一方、相手を思い、

(きっと相手のためになる)

と、思いやりと情熱を持って教えてあげようとするケースでも、

受け入れない相手もいるものです。

 

なぜ、教えようと思いやりを持っても通じないのでしょう

 

それは、

“教えよう” と思って教えているからかもしれません。

やはり、教えると言う言葉、あるいは、行為には、

どこかしら優越感とわずかばかりのおごり高ぶった心が

含まれているように捉えられることがありがちです

もちろんそれだけではないのにもかかわらず、

その部分を強く受け止めてしまう方々もいるということです。

だから、教えようとすると、それを敏感に感じ取った相手の中には、

今一つ素直に耳を傾けようと思わない方もいるようなのです。

人はそれぞれ精神の学びの段階が違うので、

受け止め方もまちまちです。

自分には当たり前でも、相手にとってはあり得ないことだったりすることもあるのです。

 

では、どうすればいいのでしょう

 

ひたすら助けよう。」と思って教えることだと思うのです。

教えてあげる、でもなく、教える、でもなく、

知っていることを知らせたい、というスタンスで十分なのです。

助けたいというあなたの愛情は、通じることがあります。

助けよう、という感情が 教えよう を上回った時、

人は心を開いて学びを得ようとすることがあるようです。

その時に初めて教えたい者と学びたい者の需要と供給が成立し、

習う側の血となり肉となるのです。

ひいては教える側の負担が減り、自分にプラスになって返って来ることになります。

 

人は往々にして、親切のつもりで、

押し付けがましく

何かしてあげようとしてしまいがちですが、

相手が求めていないかもしれない

というところまで見抜く力がないと

それはただのおせっかいで終わってしまいます。

親切にやったつもりが、

人間関係すらこわしてしまうこともあるのです。

人と人とのコミュニケーションを円滑にするには、

時として、見抜く眼力(がんりき)が求められるようです。

しかし、その眼力が備わらないうちは、

助けよう、という思いでひたすら教えさせて戴く・・・

その姿勢に、人間同士の心が共鳴しあうような気がします。

 

最後に補足ではありますが、もちろんみなさんご存じの様に、

習う側になった場合の心がけも大切ですよね。

相手の貴重な知識を戴くわけですから、教わる側は常に

習う、というより

教えて戴く、というくらいの姿勢は必要でしょう。

その姿勢が、必ずやあなたの力になり、

知識はあなたにしみ込むように吸収されていくはずです。

 

日一日と、素敵な人間関係を築いてくださいね。

 

今日も素晴らしい一日を!