アーカイブ | 1月 2019

マカオ・世界遺産ぶらり旅 — Traveling around Macau

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香港に行ったら、是非とも訪れたいのが、お隣、マカオです。

香港はかつてイギリス植民地でしたが、

同じく中国と陸続きのマカオは1999年までポルトガルに統治されていました。

だから、お隣同士なのに、結構、文化が違うんです。

ジェットフェリーで香港からたったの1時間で到着するご近所。

ターミナルもとってもきれいで、空港のようです。(香港島と九龍と両方にありますよ。)

ターミナル内には軽食レストランもあり、マクドナルドもあったので行ってみました。

マクドナルドは各国、その国のスペシャルがあるのは有名ですが、

(ほほう~~~。この国の人は、こんな味が好きなんだ~。)

っていうのがわかるので、チャンスがあればその国スペシャルを食べてみることがあります。

香港の朝マックのスペシャルメニューはこれでした。👇

結構ボリュームのある(どんぶりサイズ!)マカロニスープハッシュドポテトとドリンク。

手前のは卵が浮かび、奥のはソーセージと呼ばれてるパテが浮かんでました。

香港は広東料理なので、これも味は相当あっさりめでしたよ。

 

さて、乗船です。

私はこの日の為に、チャイナフェリーターミナル(マカオ行フェリーターミナル)と直結している、

フェリーの後方に写っているホテルをとりました。

超らくちんです。旅の朝の時間は貴重ですからねー。1分でも多く寝ないと。

(ホテルからは海や香港の夜景も見えて、お勧めですよー。中心街・尖沙咀の駅までも徒歩10分です。)

 

 

かつて香港マカオ間はホーバークラフトが往復していて、

マカオ側のターミナルは、小さな村のバスターミナルのような感じでした。

狭い待合所には満員電車の様に人がごった返し、

そこではスリの被害なんかも続発。

誰でも入れる、バス停のような感じだったんです。

 

今は昔、ですが、かつて一度、現地ツアーに加わって

香港からマカオに行った時、

帰り便に乗る前に、同じツアーに参加していた

日本人の家族連れのおじいさんが

ズボンの後ろポケットにパスポートと財布を入れていて、

マカオのターミナルで、盗まれてしまいました

まだ日本人がそれほどさかんに海外旅行に行っていなかった頃です。

日本でだけ通用する習慣(=後ろポケットに財布)だとご存じなかったのでしょう・・・。

そのあとご家族全員で真っ青になってうなだれていたのが忘れられません。(涙)

 

その同じ日、ごった返す待合所で乗船を待っていた私は、

なぜかどうみても観光客でなく、悲しいけれど、とっても貧しい身なりの

地元の人と見受けられる二人組の男性が、ボロッボロの新聞を丸めて手にし、

私の隣に立ってキョロキョロしているのを見ました

失礼ながら(その頃私はすでに海外は少し慣れていたので)、

ハナから彼らをちょっと疑いの目で見ていました。

すると、すかさずそのうちの一人が私のウエストポーチの上に、

その丸めていたボロボロ新聞を雑誌サイズに広げました

「あ!」とすぐ気付いて、バッとその新聞をよけると、

なんと、その下で男性は私のウエストポーチのチャックを3分の1ほど開け始めていました

「やめて!」と大き目の声で言うと、二人はすごすごと人混みの別な方に消えて行きました。

1秒遅れていたら私のお財布も盗られていたことでしょう

記憶に残る一瞬です。

(海外旅行でのウエストポーチも、簡単に後ろから外されたり、

こういった被害が多いからか、最近はとんと見かけなくなりましたね。)

 

そんなマカオのターミナルも、今はここまで変わりました。

👇空港並の綺麗なビルになっています。

ジェットフェリーの中はこんな感じ。👇

結構広いです。

 

さて、マカオはどんな風になっているかというと、

下の地図でのグレーのところが中国で、カラーのところがマカオ

で、世界遺産がた~~~っくさんあるのですが、

その観光地はほとんど地図の1,2,3,4,5のところに集中してるんです。

しかも、徒歩圏内。時間と体力とやる気(?)さえあれば、一日で制覇は可能です。

この部分はマカオ半島と呼ばれています。

そして、今は立派な橋が何本も建設され、6番の島へ車で渡れます。

ピンクの7番(これは6の島と8の島を繋いだ埋め立て地です)が、コタイと呼ばれるエリアで、

話題のカジノがいっぱいあるエリアなんです。

 

かつての私の知っているマカオは、

生活ぶりが、昭和一桁の時代よりもうちょっと古い感じに見えました。

メインストリートに沿って、とっても小さなお店などがあって、

日本の戦前のドラマでも見るような印象すらありました。

人生経験の長めの方なら思い出す、あのたばこやが出てきそうな雰囲気。

たとえば、床屋さんなんか、お客さんが一人分の小さな店で、

長い前掛けをするところは同じでも、なんと、外にイスを置いて、

そのままそこで髪を切っている・・・。

髪の毛はそのままどこかに飛んでいきます。(笑)

そんな光景を見ては、「おお!」と驚いたものです。

 

また、庶民のギャンブルとして、ドッグレース場なども大人気だったのですが、

2002年からのカジノ国際開放で、大型カジノの進出に負け、

また動物愛護の風潮も相まって、2018年7月に閉鎖してしまったそうです。

それ以前にも一軒カジノはありましたが、と~~~~っても地味目なカジノで、

ラスベガスとかを見たことがあると、同じカジノとは思えない感じでした。

でも、外国資本のカジノ進出から、マカオは大きく都会化してしまったようです。

 

さてさて、マカオの観光は、普通、観光地群の中央にあるセドナ広場からウロウロ歩くのですが、

効率的な歩きをモットーとする私は(つまり、歩きを減らす?)(笑)、

北から南に一気に降りてくるというプランにし、まず、タクシーで北のはずれまで行って降りました。

てっきり「セドナ広場まで。」と言われると思っていた運転手さんは、

私が渡した漢字のメモを見て、グーグルマップでチェックしていたくらいです。(ドライバー泣かせ?)

交通はバスとタクシーがメインですが、バスはやや難しいんです。

だって、ポルトガル語中国語(しかも広東語)ですから。

挨拶からして、広東語は「ニイハオ~!」じゃなくて、ネイホウ!」だし、

ありがとうは「シェイシェイ」じゃなくて、トーツェなんですよ。

 

さて、ここから怒涛の世界遺産をご紹介しますよ。

とにかく、徒歩圏内にごっそり世界遺産

で、(これも?)というのも多々ありますが、そこはご愛敬。

 

こちらは、カーサ庭園Casa Gardenです。

ポルトガル人の大富豪の別荘跡で、ルイス・カモンエス広場に隣接しています。

広場は地元のご老人たちがゆったり過ごしたり、遊具で運動が出来るようなところです。

👇カーサ庭園は中にも入れますが、この日は一日ツアーで世界遺産制覇予定の為、省略。

でも、目の前に可愛い教会もあり、ちゃっかり寄り道。👇

ここは、プロテスタント墓地です。

こちらの礼拝堂はマカオに始めてきた宣教師の名を冠して、モリソン礼拝堂と呼ばれています。

 

ほんの少し歩くと、次は👇聖アントニオ教会St. Anthony’s Church

キリスト教布教の発祥地です。とにかく全て、近い徒歩圏内。

 

さて、次の世界遺産まで、こんな街並みをのらりくらり進みます。

北から南に観光地を一気に南下作戦・・・しかも私の計算では下り坂・・・のはず。

 

おっと。次の予定のナーチャ廟にさしかかりましたが、

なんだよ~、上り坂かい~!(ツッコミの手。)

しかも、すっごい急!・・・と思ったけど、ほんの10数メートルでした。ほっ。

小さな廟の左横に写っている小さな壁は旧城壁といって、これも世界遺産ですよぉん。

この、お線香の太さ👇。大工道具のキリに近いくらい太い。

逆にマカオの方々に日本のを見せたらびっくりするでしょうね。

我が国バージョンは、「中華麺かい!」ってツッコミを入れられそうです。

 

そして、この、円錐型でお決まりの吊り下げ型お線香。日本人的には斬新です。

 

なんすか?この壁?👇・・・・って、言わないでくださいな。

これも、観光地。旧城壁の一部です。

 

そして、そして、じゃ~~~~ん

これぞ、マカオの目印、マカオの象徴

聖ポール天主堂跡Ruins of St. Paul’sです。

私の作った南下コースでは、ここに後ろから迫ったわけです。

前に回って、「おお・・・・。これか。」と、息を呑むのも乙なものですよ。

火災で焼失して、ファサードだけが残っているという、平べったい遺跡です。 

中段の4人の聖像の一人は聖フランシスコ・ザビエルですよ。

ハイ、正解は右から2番めの方。

(ザビエルは、私もザビエルカット経験者として、ちょっと親しみを感じます。)(笑)

後ろから迫ると、こんな感じです。

 

そして、見下ろす広場。👇イエズス会記念広場です。

観光客がいっぱいです。ここがやはりメインの撮影スポットですから。

 

そして、下に降りてイエズス会記念広場から振り返ると・・・・、この眺め。👇

「ん~、またマカオに帰って来たぜい。」と、ゆっくりうなずく私。

 

さて、ここからお土産用の商店街が続くのですが、これ👇、なんだかわかりますか?

ビーフジャーキーの、ポーク版で(もちろんビーフ版も少しありますが)、薄い板のようになってます。

バンバン味見用を出して売りさばいてます。

黒コショウ味を味見したら、めっちゃおいしくて、買っちゃいました(1枚から量り売りです)。

 

商店街はこんな感じで、そのままブラブラ下って行きます。

 

 

さて、次は、聖ドミニコ教会St. Domic’s Church)👇が見えてきます。

博物館も必見で、あの聖フランシスコ・ザビエル像も展示されていますよ。

 

そしてその目の前が、聖ドミニコ広場です。👇

 

そして、そのまま進むと出て来るのが セナド広場Senado Square👇

たいていの観光客は、まずここに来て、ここから南北に広がる世界遺産群を見るので、

マカオにいらした方は全員訪れるような広場です。

ここはパステルカラーの建物と、波模様モザイクの石畳で有名です。

 

年末年始仕様で、イルミネーションの装飾中。

ちなみに、余談ですが、日本はクリスマスが終わるとすぐに商店などはクリスマス飾りを下げ、

お正月モードに入りますが、世界のほとんどの国では1月までやっていますよ。

下げる時期は国によって違いますが、12月25日に片付け始めるのは、

商戦に追われる、忙しい日本ならではの習慣の気がします。

  

 

こちらはセナド広場にある仁慈堂です👇。もともと慈善福祉団体でしたが、

現在は1階が公証役場で、2階の博物館からは、セナド広場を上から見下ろせますよ

 

広場にあるおしゃれな郵政総局👇

 

民政総署リアル・セナドはセナド広場の目の前の大通り沿いです。

 

さて、セナド広場を後にして、

ここからがちょっと道がわかり辛くなりがちですが、民政総署の隣の細い脇道を進み、さらに南下を続けます。

道は普通の民家が続き、観光客にとってはちょっと不安なところ。

こっちでよかったっけ~?看板ないしぃ・・・?

・・・・と思ってしばらく歩いていると、ハイ、

地味ぃに左手に門と長い階段があり、入って行くとまたまた観光地のひとつ。

聖ヨセフ修道院・聖堂St. Joseph’s Seminario and Churchです。

聖堂は中に入れますよ。

聖フランシスコ・ザビエルの遺骨が見られるそうですが、

警備員しかいらっしゃらず、わかりませんでした。

さらに歩みを進めると、聖ローレンス教会St. Lawrences Churchの裏側が見えてきましたよ。

St Laurence’s Church

ハイ、こちらが正面ですよ。

 

それからさらに、異国を思わせる住宅街を南下していきます。

 

お次に出てきたのはは、鄭家屋敷Mandarin’s Houseす。

孫文毛沢東に影響を与えたと言う中国近代の思想家の住まい跡で、4000㎡もあるそうですよー。

300名もの人が住んでいたこともあるそうですから、すっごいお金持ちですね。

 

目の前の公園なんて、まるっきりポルトガルです👇。なんとも異国情緒。

さらに南下を続けます。

なんともポルトガルちっくですねぇ。ヨーロッパ的な住宅街。

 

次に見えてきたのは、港務局Moorish Barracksです👇

マカオでは珍しいイスラム建築で、元はムーア人(インド)の兵舎だったそうですよ。

現在はマカオ港務局事務所と海上警察本部になっています。

 

さあ、どんどん道なりに南下して行きます。

やはり、なんともポルトガル~。

連れの者が気付いたのですが、歩道脇に並ぶベンチ、👇全て道路の方向を向いています。

日本にはない光景かも。

 

さあて、見えてきましたよ~。

あれは渦巻型の大きなお線香。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

媽閣廟 マァコッミュウ A-Ma Temple)👇に着きました。

マカオ最古の中国寺院です。

この名前がマカオの名前の由来ともいわれていますよ。

丘の中腹に建てられているような作りです。

そして、おなじみ、ぶっといお線香。👇

浅草の浅草寺もひれ伏しそうな煙です。

 

 

 

 

 

 

 

そしてこれは、日本で言えば絵馬などを下げるところでしょうか。

いかにも中国的な赤一色です。👇

 

この、吊り下げ型のお線香は圧巻です👇。天井いっぱいにぶら下がっていて、

一番下には灰が溜まるお皿。下を通ってもOK~!

このお寺が世界遺産探検の最南端。午前中でまわり切るのがいいかもしれません。

そして、次はお昼の腹ごしらえです。

 

媽閣廟 からわりと近くに見えるマカオ・タワーでランチを予約したんです。

展望台とランチのセット。

こちらはマカオ半島の南端にあり、展望レストランからマカオ全体が眺められます。

高さ338m、そしてこのレストランは席が360度ゆっくり移動する回転レストラン。

ぜ~~~~んぶ見えちゃうんです。

バイキング形式で、ボルトガル料理と広東料理。

奥にでっかいセイロが見えますでしょう? 
 

なぜか日本コーナーもあり、日本風のり巻きもありました。

いや~~~、ついつい、バイキング形式では高い実力を発揮してしまいます。

 

 

 

回転レストランで食事をしながらマカオ全体を見渡すと、

私は浦島太郎状態で、都会化されたことに驚きます。

いくつもの橋が、島と島を繋いでいます。

まだまだ開発中のようで、建設中のビルや、建設現場がいっぱい見えます。

 

食後に展望台をブラブラ。

おやおや?窓の外に、「ここに座ってください。」👇って張り紙が・・・・?

 

座れと言われてるのは、ここですよー👇。どひゃ~~~~~!!!

 

実は、マカオタワーはバンジージャンプとか、命綱をつけてタワーの外側を歩く・・・

などのアクティビティがあるんです。

食事中も、何人もが上から落ちてくるのを見ることが出来ました (笑)。

さあ、午後はカジノ見学です。

カジノが集中するコタイ半島に向かいます。車窓から、見えてきましたよ。

こちらは東京ドーム12個分というカジノ、ギャラクシー・マカオ

カジノにはホテルショッピング・ゾーンレストランなどもあって、

ただブラブラするにも飽きないようになっています。

Galaxy Macau

 

昔は地味なカジノが一軒あっただけ。今は派手なのが埋め立て地にたっくさん。

パリの2分の1サイズのエッフェル塔のあるパリ気分の味わえるカジノ、

ハリウッド映画をテーマにしたカジノ、派手なショーの数々、など、贅を尽くしています。

 

カジノとカジノをつなぐ橋もあったりして。

 

今回の見学に選んだのは、

ヴェネチアンマカオThe Venetian Macao)👇

こ、この近代化された街がマカオ・・・・。

浦島太郎は、まだ驚いています。あまりの発展ぶりに。

ヴェネチアン・マカオは、エントランスのところから、高級感が漂っています。

中に入ると、これです。👇

ヴェネチア(イタリア)というより、バチカン状態。

97万㎡・・・と聞いても、よくわかりませんよ。ただただ広い。

フロントで館内地図をもらったら、親切に説明してくれました。

 

さあ、いよいよカジノ潜入です!

天井画、すごいです。カジノ側は撮影出来ないので、建物内だけ。

ゴージャス感満載。

ものすご~~~い広いホールで、ディーラーとテーブルを囲んで、

た~~~~っくさんの人々がギャンブルを楽しんでいます。

柱もすごい豪華版です。

こちらは、2階のショッピング・ゾーンです。👇

 

フードコートもありますよ。👇

ちなみにこの写真の空は、本物ではありません。ここは室内です。

そして、2階のショッピング・ゾーンには、ベネチアと謳っているだけに、

運河が流れていいるんです。

 

そして、ベネチアと言えば、ゴンドラ👇

ゴンドリエが歌いながら館内を一周してくれます。

(本場ベネチアではゴンドリエは歌いませんよ。

ディズニー・シーのようにおしゃべりで魅了、もありませんからー。)(笑)

でも、写真の建物は、ベネチアに行ったことがある方なら、

(ほほう~。)と大きくうなずくでしょうね。

 

館内がベネチアをコンセプトにしているので、

室内でありながら、この街並みです。👇

いい~雰囲気です。

 

館内には高級ブランド店だけでなく、マクドナルドも入ってます。👇

 

さてさて、薄暗くなってきて裏口から帰ろうとすると、

フェリー乗り場まで行く無料バス乗り場は行列でごった返し、遊園地並。

1時間待ちとか、普通にありそうな行列に見えました。

たくさんバスが来ているけれど、それ以上に、人、人、人。

ターミナルまでは、車でたった10分くらいで、タクシーもありですよ。

 

暮れ行くカジノ街の街並みもキレイ。👇

時は流れているんだな~、と、しみじみ。

 

車窓からパチリ。👇 夜もキレイ。

いよいよ、マカオ1日ツアーも終盤です。

派手派手になったマカオの街を見ながら、

(また、戻ってくるからね~、マカオ!)

と、約束です。

 

ジェット・フェリーが港を離れ、橋が遠ざかって行きます。👇  

 

あ~~~~、やっぱ、旅って最高!

何度訪れても、新しい発見があります。

 

日本からもとっても近いマカオ、皆さんも、是非!

 

聖ポール天主堂 The ruins of St. Paul’s

 

 

 

 

#Macao #Macau  #Ruins of St. Paul’s #マカオ #聖ボール天主堂 #カーサ庭園 #旧城壁 #ナーチャ廟 #聖ドミニコ教会 #盧家屋敷 #セナド広場 #聖ローレンス教会 #聖ヨセフ修道院 #港務局 

香港・ウキウキ市場巡り ー Various Kinds of Markets in HKG (Hong Kong 2)

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香港を旅行して、一般的な観光地を巡るのも楽しいですが、

たくさんある市場巡りも、何度行っても楽しいものです。

おしゃれで近代的なショッピングモールや、ショッピングエリアのある高層ビルも増えましたが、

風情のある市場歩きは香港旅の醍醐味を味わえます。

他の国の市場と違うことは、エリアごとにテーマが違うこと。

え~~~~?こんな市場も???というテーマもあります。

しかも、ちょっとがんばれば、徒歩で制覇も出来なくはありません。

 

それでは、無駄のない歩きに定評のある私(?)が、

中心街・尖沙咀(チムシャチョイ)に近い方から

順にご案内しましょう。

 

まず、向かったのが、MTR(地下鉄)尖沙咀の次の佐敦Jordanから近い、

上海街Shanghai Street

簡単にたどり着けますよ。(行き方は以下の写真の説明をご覧下さい。)👇

下町風情のこの市場街は、個人の商店が立ち並び、パン屋さんやら、お馴染みの中華風のお肉屋さんやら、

そして、北に進んでいくと、仏具店台所用品店も。

地元のみなさんの生活に必要なものが売られています。

香港の方がどんな生活をされているのか、垣間見ることが出来ますよ。

佐敦(Jordan)駅・出口Aを出たらすぐ右に進みましょう。右手4本目の道が上海街です。

 

見た目はこんな感じ。👇1階は店舗、その上層階では土地の狭い香港ならではの、

昔ながらの住居群。つまり、これぞ、昔ながらの香港商店街です。

ひとつ違うのは、昔は中心街・尖沙咀チムシャチョイのど真ん中ですらも、上層階に市民の住居があり、

誰もが窓から道路に向けて縦に(建物と直角に)物干し竿を付き出して、

干している洗濯物が暖簾の様に、びっくりするくらいたくさん並んでいたこと、

つまり、棒がニョキニョキとビルの上層階から出ていたんです。

横に洗濯物を干す日本人的には珍しい光景でしたが、今はそれはほぼありません。

景観を損なうから、という理由で禁止されたと聞いたこともありますが。

そもそも、ベランダがない家がほとんどで、超高層ビルの窓から身を乗り出して洗濯物を干す・・・

香港に住むには度胸がいるな~、と思って見ていたものです。

 

さて、上海街、広い道ですが、まずは片側だけゆっくり見ながら進んでみましょう。

パン屋さん👇も、なんだか昭和の雰囲気で、なんともおいしそう。

 

👇このダックやポークは、やはりカメラを向けてしまいますし、市民が結構買い物をしています。

首をヒュンと横に曲げた姿のダックちゃんたち・・・・。食べるとおいしいですが。(笑)

 

上海街に並行して走っているのが、👇新填地街Reclamation Street

上海街の端っこまで行ったら新填地街に入って、下って、次にまた上海街の見ていない方の側を上ればこの二つは制覇。

 

新填地街は、果物や野菜の卸売街なんですが、普通に八百屋さんくらいの少量のものも買えます。

街並みはこんな感じ👇で、通路が狭くなるほど露店が並んでいます。

 

 

食べることが大好きな私は、こんな南国フルーツを見ているだけでも幸せ。

出来るなら、ごっそり背負って持ち帰りたい!!!!許されるなら、二宮金次郎ばりに背負うんだけど~。

 

油っこい料理に青菜も食べる広東料理の習慣も見習うべきところがありますよね。

 

やっぱ、持ち帰りたい~~~~。何もかにもおいしそうです。

市場は香港ドル(HKD)ではなく、全て’元’(中国の通貨)で出ています。

もちろん香港ドルで買い物出来ますが、いちいち聞かないと値段はわかりません。

それでも、この類の食品は、日本より安いと言うのはわかります。

 

👇どうでしょう?この野菜、全部名前が言えますか?(私は言えませんよー。)

まだまだ日本でポピュラーになっていないものもたくさんありますね。

こんなのを見てると、今すぐおいしいご飯を作ってみたくなりますねぇ。

ちなみに私、茶碗洗いは謹んで遠慮いたしますが、料理を作るのはこの上なく大好きです。

要するに、食べるまでの過程が大好きなのでございます~。ぶほほ~。

家では、毎日のメニューを考えるのも、超ハッピーな気分です。

(スーパーを1人ニヤニヤしながら、幸せそう~に買い物をしているのは、私くらいかもしれませんね。)

よっぽど食べることが好きなんだな~・・・・と、深く自分でうなずきます。

このくだもの群も、私をうならせます。今すぐ、どれもこれもむしゃぶりつきたい!(笑)👇

 

右手奥👇に見えるのは、ライチーに似たような味のローガン(龍眼)。

まだ、日本ではあまりポピュラーになってませんね。

果実の断面が龍の目に似ているからこの名になったそうですよ。(ホントに絵に描いた龍の目です。)

中国では乾燥させてスープで煮込んだりもする、と聞いたことがありますが、生で十分おいしいから好きです。

ああ!ローガンの下には、なんと私の愛するパッションフルーツが!

今、写真を見て気付きました!ホテルの部屋で食べたくて、探してたのにぃ・・・・。(涙のひとりごと)

 

大好きなマンゴスチンも👇。値段は聞かなかったけれど、ごっそりあると、やはり背負って帰りたくなる私。(涙)

 

乾物屋さんもありますよ。👇なんだかわけのわからないものもたくさん。

チャレンジするにはちょっと・・・という見た目のものもありますが、食べるとおいしいのでしょうねぇ。

 

やはり、二宮金次郎になりたい・・・。👇

この形で陳列されていると、どうしても背負って帰りたくなります。

(そんな人、帰りの検疫で、完全に止められますね。)(笑)

 

特に、食べたことのないものは、食べてみたいと言う強い欲求が・・・。

 

つぼみ付きのニラ👇もあります。

遮光栽培で作る黄ニラを作るために、花が咲く前に切っちゃうのがつぼみ付きのニラらしいですよ。

 

お花屋さんも。菊が多い印象ですが、日本は用途が別なことが多いですよね。👇

余談ですが、私は職場で「安かったのよ~。」と言って、菊の花束を買って

自分の机に飾っているアメリカ人を何度か見ました・・・。ダメ、とは言いませんが・・・。(;^_^A

 

 

さて、二つの市場を見終わったところに、いい感じのタイミングでお寺が出てきます。

もう、中心街・尖沙咀の次の次の駅・油麻地Yau Ma Teiのあたりになっています。

天后廟Tin Hau Miuと言う寺院です。

 

こ~んな感じで、小さな公園のような一角で休憩をとっている人々がちらほら。👇

1月現在、気候は薄手の長袖で超快適なくらいです。

撮影禁止ですが、本堂には、大きな渦巻のお線香が円錐型になってたくさんぶらさがっていて、

10日間燃え続けて、願いを叶えてくれるそうですよ。スゴイ。

 

ここで休憩するのもいいのですが、寺院の交差点の反対側には、私の好きなチェーン店のパーラーが。

足が疲れた時、見事なタイミングでよく出て来るのですが、

許留山という赤と黄色の大きな看板が目印の、南国フルーツとマンゴーデザートを中心にしたパーラー👇

疲れていなくても、ついフラフラと足が勝手に向いてしまいます。ええ、足が、いけないんです、足が。

奥がマンゴークリーム入りのお餅、左が白玉入りのマンゴージュース、右がマンゴーアイスとマンゴーとクリスタルゼリー。セットです。

 

さらに先ほどの市場の続きを北に進んでから、南北に走る中心通り・彌敦道(ネイザンロード)に出ると、

次に右手(東)に見えるにぎやかな通りは、登打士街Dundas Street

そこはスナック系の屋台街なんです。

原宿的に、気軽に歩きながら食べれそうなものが売っています。

中国のスナックですから、やはりちょっと日本のものと違いますよ。

私はイカの細長いから揚げとチキンの細長いから揚げのカップに入ったものと

ブルーベリーのチーズドリンクを買いましたが、欲張った為、両手がふさがり撮影不可。(笑)

 

脚を進めると、まもなく左手(北側)に

スニーカー街Sneakers Streetが見えて来ます。

なんと、スニーカー屋さんばかりです。

有名なブランドの看板が見えますでしょう?👇

スニーカーがおしゃれに陳列されています。値段は、日本よりほんの少し安いか同じくらいらしいです。

夜も元気に営業します。👇

 

 

スニーカー街をさらに北に向かって抜けていくと、次に出て来るのが花園街Fa Yuen Street

これは雑貨などの市場です。

 

市場巡りで、途中で喉が渇いた時は、南国ではお決まりですが、ココナッツ👇ですよ。

高いのと安いのがあって、違いを聞いたら「甘さが違う。」と。

香港の場合は、その場で穴を開けて、ストローを刺してもらいます。

高い方を試してみましたが、「あ、おいしい!」とうなりました。

今まで飲んだ中で、いちばんおいしかったかも。がっつり冷えてたし。

しかも、ココナッツはほんのり甘くても、喉が渇かないのが魅力ですよね。

 

花園街と並行して西側に、なんと、金魚街Goldfish Marketというのがあります。

金魚観賞魚の市場です。

花園街や金魚街よりさらに北に向かうと、さらに

バードガーデン雀鳥花園という小鳥鳥籠の屋台の集まる公園(太子駅そば)、

フラワーマーケットロード(太子駅そば)もありますが、

すでに中心街・尖沙咀から地下鉄MTR3つ目の駅・旺角Mong Kokのところまで到達しているので、

ここから南下して戻ります。

さて、その金魚街👇、いかがでしょう?金魚の密集度に驚きます。

 

そして、この独特の陳列方法と売り方。

日本人的には、ちょっと驚きの光景です。観光客もおもしろがって撮影しまくってます。

ところが、これが、見ていると、けっこうポコポコ売れてるんです。

なぜなら、金魚は中国人にとって吉祥(めでたいこと、めでたい兆し)のモチーフだからなんです。

 

金魚街を南下していくと、間もなく、一番のナイトマーケット

女人街(通菜街)Tung Choi St. が見えて来ます。

夕方に女人街に到達するプランをたてるとベストですね。

ただ、これだけ歩くと、かなり脚は棒です(笑)。

女人街は南北400mくらいの通りに、やっと人がすれ違えるくらいのところまで露店が並び、

女性向けの服、アクセサリー、バッグ、靴、他にも中国の食器やら雑貨やらが売られています。

相当混みあっていますが、昔ながらの香港らしくて楽しい市場です。

もちろん、男性のTシャツ、ベルトなんかもたくさんありますよ。

名前が女人街ですが、女性のものが結構多いかな、という程度ですので、男性の方もご安心を。

 

そして、さらに中心街方面に向かって南下していくと、香港で2番目に有名なナイトマーケット、

男人街ナムヤンガイ廟街ミュウガイTemple St.があります。

実は、最初に説明している上海街という市場と並行した、一本駅寄りの道が夜になると大市場になるんです。

なんと言っても圧巻は、一大屋台街が出来る一角。

路上にぎっしりテーブルが並ぶんです。👇

かなり遅くまで、席にはお客さんが。

 

屋台も一度は食べないと・・・・と、客引きのオジサマに導かれるまま、座ってみました。

こんな日本風の食品サンプルが並んでいたりして👇、夜遅くても、つい食べてみたくなるんです。

 

 

軽く食べたのは、香港焼きそばとエビガーリック。

日本にあまりない味付けで、やはりおいしいですよ。

 

・・・・いや~、気がつけば、また食べ物を語っています。

 

香港の市場は、ちょっと道をそれると、小さなマーケットがあったり、

最近では随所に大型ショッピングセンターもあったり。

南の郊外の方に行くと、有名なスタンレー・マーケットという市場もありますし、

本当に楽しいですよ。

ご紹介した二大マーケットの様に、夜遅くまでやっているところもあるので見逃せません。

 

いや~~~~、旅って、いいですね~。

 

香港レポート第2弾は、市場レポートでした!

みなさんも、是非!

 

 

香港旅レポートシリーズ

1. 飲茶 in 香港! — Dim Sum Tea in HKG ! (Hong Kong 1)

3. 香港サクサク歩き ー 基本コース・プラスアルファ♪ (Hong Kong 3)

4. てくてく歩き ー 香港郊外編(Hong Kong 4)

 

マカオ旅レポート

1. マカオ・世界遺産ぶらり旅 ー Traveling around Macau

 

 

 

飲茶 in 香港!- Dim Sum Tea in HKG ! (Hong Kong 1)

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香港に、かっなり久~~々に飲茶(ヤムチャ)をしに行ってきました♪

ご存知の通り、中国茶を飲みながら、ギョーザ、シュウマイなどの点心だけを戴く食事です。

かつて、香港の飲茶は、だいたいが広いレストランの店内を、

たくさんの点心(飲茶料理)が乗せられたワゴンを押したオネエサマ(?)達が行き交い、

客は、湯気の上がった蒸篭(セイロ)の蓋を開けてのぞき込み、好きなのを取る・・・・

・・・というのが多かったのですが、

今となっては昔ながらのそんなスタイルの飲茶屋さんは減ってしまったようです。

昔ながらのワゴン式の飲茶レストラン。オネエサマたちが湯気の上がったセイロを乗せたカートを押して、次々と厨房から出てきます。揚げ物ワゴン、デザートワゴンなどもありますよ。

 

日本でも飲茶が出来るところは増えて来ましたし、

けっこう味もいい食べ放題の飲茶なんかもありますが、

やっぱ飲茶は本場・香港が最高。時々無性に行って食べたくなります。

初めて行ったのは30ウン年前ですが、当時はどの味も斬新に感じたものです。

 

まず、ご紹介するのが、常に行列で有名な翡翠拉麺小籠包の小籠包。

一番の繁華街・尖沙咀(チムシャチョイ)や、中環(セントラル)にあります。

 

 

確かに、おいしいんです。当然、この行列レストラン ↑ も、並んで食べてきましたよー。

うほほ~。この店では点心はこの代表作 ↑ だけにして、あとは、普通の広東料理にしました。↓

香港は中華料理の中でも広東料理が中心ですが、素材の味を生かしているので、

あっさりしていて、夜でももたれないところは好きです。(私の胃が丈夫なだけかも?)

辛い四川料理などと比べるとパンチに欠けるかもしれませんが。

雪菜毛豆百葉 (枝豆と野沢菜と湯葉の麺。ダイエットにもよさそうな?ヘルシー感あり。)

紅焼獅子頭と、なぜか四川料理の麻婆豆腐。パンチが欲しいと連れの者が申しますので・・・。

いんげんの炒め物。メニューの漢字がPCで出せませんでしたが、乾X四季豆という名前。写真のあるメニューなので大丈夫。

 

さて、飲茶の話に戻りますが、

古いスタイルのワゴン式飲茶レストランに代わり、現在はオーダー式がほとんどです。

食品の無駄がなくなるってことでしょうね。出来たてが命、という料理ですから。

 

さらに、かつて飲茶はランチどきだけの風習だったのに、

朝からやっているところや、夜もやっているところ

あるいは、一日中飲茶だけのレストランも出来てきました。

さらには、インスタ映えのキュートな創作点心屋さんまで。

(豚さん型、ウサギさん型、小鳥型などの創作点心がありますよ。

中がカスタードクリームだったりぃ~、スィートポテトだったりぃ~。

ディズニーホテルにはディズニーキャラの飲茶もあるそうです。)

 

それでも、わたくし~、こだわりを持って参りましたので~、

もちろん今回も、ワゴン式 ’も’ 行ってきましたよー。

そういう時には遠方でも労力を惜しまない、がんばり屋さんの私。(笑)

今日は、色々な飲茶をご紹介しますね。

ワゴン式の飲茶レストラン。安くておいしいと大人気の蓮香居です。相席は当たり前。

 

飲茶レストランでは、席に着くとまず、通常、お茶の種類を聞かれます。

鳥龍茶(ウーロン茶)、鉄観音茶(てっかんのん茶)、茉莉花茶(ジャスミン茶)、普洱茶(プーアール茶)

などはごく普通に日本にもありますが、

私のお勧めは寿眉茶(ソウメイ茶)

発音はうまく出来ませんが、オーダーの時に、眉毛を指さしながらあれこれ言ってみたり、

’眉’という字を紙に書いたりすると、必ず、

「あ~~~~~~あ!」と、大きく頷いて、それを持ってきてくれます。

あっさりした味で、日本人には馴染みやすいお茶だと思います。

どちらかというと、少しカビの臭いに近いもの(プーアール茶なんかも私的にはそんな感じ)が

あちらでは好まれてる気がしますが、とくにこだわりがなければ、

香港では是非一度、寿眉茶をお試しくださいな。

 

昔ながらのレストランでは、まず、お茶を聞かれたあと(人数分の料金になりますよ)、

日本の男性の大き目茶碗サイズの陶器の入れ物がドンと出され、

そこに、注文したお茶を、まだ色が出ない状態のまま注いでくれます。

それを一気に飲み干しちゃあ~いけませんよ。落ち着いて、落ち着いて。どうどう。

あるいは、フィンガーボールと間違えて手を洗った日にゃあ、火傷してしまいます。(笑)

その中で、まず、出された食器をくるくる転がして洗うんです。

通常、飲茶では日本の湯飲み茶わんくらいのサイズの小さなお茶碗風の小鉢(食事用)と、

それよりかなり小さい湯飲み茶わん、そして、レンゲが出されます。

それらを順に洗うんです、火傷に気をつけながら。(洗杯と言います。)

’洗杯’ の仕方を教えているうちに、その入れ物の撮影を忘れてました (笑)!左手前の、ほんのちょっとだけ見えている、お茶っ葉の入っているどんぶり的陶器がそれ。このどんぶりの中で、右に見える茶碗風の小鉢、湯飲み、箸、レンゲを転がして洗います。

 

 

これ、昔の、衛生状態が良くなかったころの風習が残ってるそうですよ。

今は衛生面など当然大丈夫ですが、習慣です。

洗い終わると、ホールの係の方がその小鉢を下げてくれるので、

いよいよ徳子、臨戦態勢に入ります。(笑)

「食べるぞ~~~~~!!!うりゃ~~~!」

 

お茶を小さな中国式の湯飲み茶わんに注ぎ、ワゴンの登場を待ちます。

複数のワゴンのオネエサマがじゃんじゃん出てくるけど、この待つワクワクの1分が長い?(笑)

待ちきれない人は、ホールの遠くをまわっているワゴンに取りに行ってもOKです。

忘れてはいけないのは、これ。↓

 

セイロを1個取るたびに、ワゴンのオネエサマが、スタンプを1個押してくれます。

このスタンプカード状のものを会計の時に見せるんです。伝票ですね、いわゆる。

小點とか、中點とか左端にかかれているのが点心(=點心)の値段の違い。

きっと上の方が安いやつなのでしょうね。

👆 叉焼入り肉まん。これは、絶対オーダーしましょう。

👆 湯葉に包まれたひき肉料理

👆ワゴンのオネエサマに勧められた一品。お値段は一番高いかもしれないけど、おいしゅうございましたー。

👆 このクレープ状の点心・腸粉が大好きです。ぷる~ん、ちゅるる~~んが、うまい!

👆 点心を選んで取るのと、食べるのが忙しくて、もう撮影は雑になりました。食べてから、「あ、これ、撮影してなかったね。ま、いっか。」の連続。(笑)

 

自分のテーブルの急須の蓋をずらしておくと、

おっちゃんがサクサクお湯を足しに来てくれます。

懐かしい趣のやかんですね。

 

  

↑ ご覧の通り、広いホールでも、お客さんはひっきりなし。

日本人らしきお客さんは見かけなかったけど、外国のお客さんにも慣れた様子で

がっつり中国語オンリーで接客されますよ。(笑)

 

 

さて、次は、注目の人気飲茶レストランのご紹介です。

なんと、ミシュランにも載ったという飲茶屋さん。

しかも、ミシュラン一つ星の中で一番安いというのですから、

行列でも並ばなければなりません。

(別に、無理しなくても・・・と、読者さんの心の声?)

 

ビジネスの中心・中環(セントラル)の香港駅の中にある添好運

行ってみたところ、やはり大行列。

遊園地のように優に100人以上はウネウネと並んでいたと思いますが、

流れはかなり早くて苦痛ではありません。(トクコでもがんばれる・・・!)

前に進んでも、次々お客さんが並ぶので、列は短くなりませんでしたよ。

 

さあ、どんな飲茶でしょうか?

ここは注文式です。

並んでいるうちから、中国語の伝票に個数を入れて、

着席するや否や紙を渡し、オーダー。自分の行動力に酔いしれます。(笑)

英語+中国語のオーダー伝票もありましたが、写真がないので、

漢字が見やすい。予習が大事ですよ。コホン。

しっかりオーダーする点心を下調べしていったわたくしのチョイス、ご覧ください。(自慢げ。)

 

👆 古法糯米鶏(鶏肉のおこわ)

👆 蜜足叉焼腸(このプルンプルンは絶対に体験なさってください。とろけます!)

👆 テーブルの向こう側の腸粉もご覧ください!プルプルの皮の中身は、エビですのよ~~~!(涙)

👆 酥皮焗叉燒包(チャーシューの入ったメロンパン)。手前は韮黄鮮蝦腸(黄ニラとエビがプルプルチュルンに包まれています。)

👆 鮮蝦焼賣皇(エビシュウマイ)

👆 陳皮牛肉球(湯葉の上に、牛肉団子が!)

👆 これは日本でも定番になりましたね。香滑馬拉糕(マーラーカオ)ですが、湯気の上がったほっかほかのは、おいしゅうございますよ~~~!

👆 晶瑩鮮蝦餃(エビ餃子)は、日本でももう定番になりましたね。昔はこの透き通った皮を求めて遠くまで買い物に行ったりしていたものです。食に対するわたくしの執念です。

👆 このほかにも、煎臘味羅白糕(中国ソーセージ入り大根餅)などあれこれオーダーしましたが、次々来るので、撮影が追い付かない様子・・・伝わりますか?(笑)そもそも、そんなにいっぱいとるな、って話ですよね。

 

いや~~~~、食べました。満足。

全て胃袋に消えていきました。おほほ。

メニューを下調べして行った・・・と言っても、結局ほとんどとっちゃってるんじゃないの?

という勢いでございました。(/ω\)

やっぱ、おいしかったです。

 

 

まあ、飲茶はこのくらいにしておいてやるか・・・・

と、そっくり返った姿勢で店を後にしたわたくしでございますが~、

また夜には不思議とお腹がすくものです。

今度は、軽く名物のワンタンメンでも・・・・と、わざわざ移動して有名店に。

正斗麺粥専科というレストランのワンタンメンは、これまたミシュランに輝いたそうで。

香港駅の真上に出来たIFCモールという、88階建て、地上420mのビルの中にあります。

 

麺、つうてるのに、また、「さっきおいしかったから。」・・・と、

点心のチャーシュー肉まんをオーダーする者が・・・。

もう、飲茶はよしましょうよぉ~。(笑)でも、確かにここのもおいしい・・・。

 

さて、下の写真、 ↓ 右の小さいのがそのワンタンメン。↓

香港のワンタンメンは、多くが、エビ入りのワンタンがゴロゴロ、たいていどんぶりの底に隠れて出てきます。

この写真は、撮影用に掘り出しただけ。ワンタンが顔出ししてるのもあることはありますが、

日本人的には、なぜ多くが隠れて出されるのかよくわかってません。料理法と関係あるのかな?

いつも、ただの麺だけ来たの?と探し当てるまで少し不安になる私。(笑)

小さめのワンタンメンをとったけど、さらに穀類のチャーハンもとる者が。とほほ。

(と言いながら、全然辛くない私・・・ちなみに私は穀類党ではなく、おかず党ですが。)

***後記: ワンタン麺は、麺が伸びないために、ワンタンを底にして出すそうです。

汁物でありながら、麺がどんぶりの上に盛り上がるように供されるので、ナルホド、でした。

 

で、せっかくワンタンメンを食べるなら、香港人の真似をして、あの緑の野菜を共に・・・

と思ってとったら、すっごい量。

今回の青菜は油菜でなく、ケールでした。

しかも、香港焼きそばまでとってしまっている自分。再度言いますが、穀類党ではございません。

もう、どうにでもなれ~~~~。(笑)

 

そんなわけで、見ているだけでお腹いっぱいになりそうな、香港旅レポ第一弾・飲茶レポートでした。

 

香港は、日本から行きも帰りも4~5時間以内(帰りの方が追い風で早いです)。

是非、食べるためだけでも、いらしてみてください!

 

げ~~~~っぷ。(失礼。)( *´艸`)

 

 

香港旅レポートシリーズ

2. 香港・ウキウキ市場巡り ー Various Kinds of Markets in HKG (Hong Kong 2)

3. 香港サクサク歩き ー 基本コース・プラスアルファ♪ (Hong Kong 3)

4. てくてく歩き ー 香港郊外編(Hong Kong 4)

 

マカオ旅レポート

1. マカオ・世界遺産ぶらり旅 ー Traveling around Macau