アツい街ソウル。
行ったことのある方はどなたでもそう思われることでしょう。
とにかく、なんだか、アツいんです(笑)。
飛行機では東京からたったの2時間。
(偏西風の影響で、行きは必ず向かい風、帰りは追い風の為、
時間は前後します。)
家が空港から遠くない方なら、ほんとにあっという間に着いてしまいます。
K-POPファンの若い女の子たちにも人気になってから久しいですね。
かく言う私もソウルの大ファン♪
1988年にソウルオリンピックがあり、その前年の準備段階から、
私はその期間だけは選任されてソウル便を主に担当していたCAだったので、
やったらソウルを往復していました。

<ICN> Yingcheng International Airport 仁川(インチョン)国際空港
到着して飛行機のドアを開けると、いきなりム~~~ンと韓国の匂いが入ってきます。
当時の日本人は、今ほどニンニクを食べませんでしたから、独特の匂いを感じたのでしょうね。
現地の掃除や搭載の係りのみなさんがドドドッと機内に入ってくると、
時には怒号とも聞きまごうようなエネルギッシュな響きの韓国語が飛び交い、
もう機内は完全に韓国~~~~!になっていました。(笑)
そして、その頃から行きまくっていますから、もう、30年来のソウルとの付き合いになります。
でも、何度行っても、何百回足を運んでも、
いつもワクワクする街。
今も最低でも年に一度はソウルに行きます。
「焼肉、食べに行くぞ~~~~~!」
「おう!望むところよ!」
という、ノリでソウルに飛びます。
韓国は、まず、食べ物がおいしい。
人が親切。
昔ほどではないにしても、商品が何かと安い、
街全体がエネルギッシュな雰囲気に包まれている・・・。
私は、しばらく行かないと、韓国禁断症状が起きます(笑)。それくらい大好きです。
今日はそんな韓国ソウルの街の定番観光地(←まだ行ったことのない方のために)と、
比較的皆さんが行かないようなところとを、順にご紹介しますね。
私は南大門市場(ナンデムンシジャン)の昔ながらの市場の雰囲気が好きで
その近くのホテルを取ることが多いです。市場は朝までやってますしね。
(ただ、昨今では、朝まで開いているお店は激減しました。ちょっと残念です。)
南大門の入り口の目の前のホテルが空いていたら、そこへステイ。
地下鉄入り口も目の前だと、なおさら完璧。
これで、どこに行くのもばっちり、しかも、夜中まで遊べますよ~。うほうほ。

I recommend to stay at hotels near Namdaemun Market, close to South Gate, because you can have reasons to stay up late!(徒歩30秒で南大門市場、1~2分で地下鉄駅。私はソウルでは出来るだけそういうホテルを選びます~♪)
市場の人達は、みんな韓国語の他に、日本語、英語をペラペラしゃべって商品を売ります。
日本の感覚で行きましたから、市場の人が何か国語も操るというのは、当時驚愕でした。
しかし、み~~~んな同じ教材を使っていた感じで、よくあちこちで聞いたセリフが、
「ワタシの店に、来てください。」
「ワタシが、安くします。」
「アナタは、派手です。」
・・・・3つ目は爆笑でした。
多分、韓国語の ‘派手’ は、ほめ言葉なのでしょう。(勝手にそう判断してますが。)(笑)
しかし、今となっては教材も多岐に及ぶようで、どこにいっても外国語を操る能力が格段に上がっています。
さすが勤勉の国、受験大国・韓国ですね。

Itaewon at Seoul
さて、ソウルで、私がまず最初の夜に必ず行くのが
梨泰院(イテウォン)。
米軍のオーサン基地に一番近い繁華街のせいか、
アメリカ人街的な趣があります。
六本木を少し縮小した感じでしょうか。
メインの一本道に沿って短い区間ですが商店が並びます。
アメリカ軍人や、韓国人でありながら英語習得の為に米軍に入った軍人・・・
そんな方々にも何度もお会いした事があるので、
軍人さんたちに便利な街なのでしょう。
オシャレな韓国のお姉さんたちが、米軍のお兄さんたちと一緒に飲み歩く姿も見かけます。(笑)
こちらでは、皮製品をオーダーメードで作ってくれたりする店がいくつもあるのですが、
これがまた安くて速いんです。
オーダーメードは日本では一般庶民にはなかなか手が出ないものですが、ここでは意外と簡単。
今では日本との値段の差も大きくないですが、私が初めて韓国に行った頃は、
日本では普通の既製品の皮ジャンが10数万円していた頃。
ところが、その当時、こちらでは同じような既製品のものなら2万円くらいでした。
度肝を抜かれました。(笑)
品質もいいんです。
オーダーメードも安いので、注文してみました。
しかも、わたくし~、絵が少しだけ得意なので(コホン。)、
店内で自分でサカサカとデザインした絵を渡して、寸法を測ってもらって、
牛革より柔らかくて高級な羊革を使ってオーダーしてみたら、なんと、忘れもしません、
上下皮のスーツが3万円で出来上がり、翌々日の朝、日本への出発前までにホテルまで届けてくれました。
縫製もばっちり。至れり尽くせりです。

Itaewon 梨泰院(イテウォン):昔ながらのランドマーク、ハミルトンホテルを背にしての界隈
そして、梨泰院(イテウォン)で必ず食べるのが、焼肉~~~~!
別に、焼肉で有名な街なわけではありませんが、30年来の行きつけの有名店があるのです。

Korean BBQ restaurant at Itaewon: You should try Korean BBQ in Seoul. It’s completely different from ordinary ones and you’ll love it definitely!
好きな肉を、何人前か注文すると、勝手にお替りし放題のおかずが出てくる韓国式。

Another day’s set(日によって、このように微妙~におかずも違ってたりします。)
人生経験豊富そうなお姉さん(?)が全部目の前で焼いてくれて、
最適な焼き加減で、一人ひとりのお皿に絶妙なタイミングで肉を乗せてくれます。
こちらは食べるだけ~~~♪
They cook meat in front of you and serve at the perfect timing!
ここは、昔からあるお店ですが、初めてソウルに行く友達を誘って行くと、
「ソウルの食事で、一番おいしかった♪」という友人が多いので、やっぱおいしいんですよね~。
しかも、日本のチェーン店の焼肉屋さんなんかより安い。
何か・・・何かが違うんです、日本で食べる焼肉とは。
日本で同じように肉をサンチュに包んでキムチを挟んで食べても、この味にはならない。
だから、だから・・・ソウルまで足を運ばなければならないのですぅぅぅぅ!!!
さて、次は、ソウルに初めて行く方が必ず訪れるお決まりの2ヶ所の観光地(王宮)をご紹介しましょう。
歴史に興味のある方は観光バスが一番手っ取り早いのですが、
写真を撮って、体験するだけでいいなら、地下鉄で簡単に行けるのが景福宮。
キョンボックンと読みます。地下鉄景福宮駅を降りて1分です。
李朝を代表する王宮で、園内での無料日本語案内をやっている時間もあるので、
興味のある方はその時間を狙っていくのも手かもしれません。

One of the historical royal palaces called Gyeongbokgung
重々しい雰囲気です。

Gyeongbokgung
ビルに囲まれて、14世紀のものがこうして残っているのは感慨深いですね。

Gyeongbokgung

Gyeongbokgung
時間になると、こちらでは衛兵交代式などのパフォーマンスが見られます。
興味のある方は、事前にチェックしてから行くことをお勧めします。

Change guard at Gyeongbokgung
定番の観光地では、チマチョゴリを着ている方々をたくさん見かけますが、
これはほとんどコスプレの観光客です(笑)。
昔はあちらで構えているプロのカメラマンに写真を撮ってもらう観光客だけが、レンタルで着ることが出来ましたが、
今は、これを着て観光してまわる、っていう、セットのオプショナル・ツアーがいっぱい。
こういうのを楽しむのはいつでも女性ですよね。
女の子たちは、写真を撮ってはインスタでアップ。歴史の説明は次回に回しといて~、
まず、この楽しさを友達に伝えなくっちゃ~。
(結構イケてるかもぉ~、チマチョゴリの私~♪)という感覚で、旅行を楽しむのもいいのでしょうね。

Gyeongbokgung: You’ll see a lot of girls wearing Korean ethnic dresses but they are tourists but not citizens.
内部もゴージャスです。色使いに韓国の独特のものがありますね。

Gyeongbokgung: The Throne
地下鉄の景福宮出入り口すぐのところからはこの山 ↓ が見えます。
知る人ぞ知る、ドラゴン・マウンテン。
以前、ガイドさんが、どれかが龍の目に見えるし、龍の形をしているので、そう名付けられた
・・・と説明してくれましたが、みなさんには龍に見えますでしょうか?(;^_^A
やや無理をされてる気がするような、しないような・・・・。
私にとって、目、と思しきところを目として竜をイメージすると、
なんだか間抜けな顔の竜になってしまいます。みなさんの龍はいかがでしょう?
景福宮の北側には韓国大統領官邸・青瓦台がありますが、そこからも同じように見えます。
(青瓦台は見学出来ますよ。ただし、事前予約制なので、日本出発前に忘れず予約してくださいね。)

They say this is called ‘Dragon Moutain’ because it has two eyes and looks like a dragon…they say so, anywho….lol
さて、次は、5つある古宮のうち、一番面積が広く、世界遺産に指定されている
昌徳宮(チャンドックン)です。

Ch’angdokkung Palace Complex: It is designated officially as prescious assets of world heritage site
いくつも門を超えながら進んでいくのが、いかにもアジアっぽいですね。

Ch’angdokkung Palace Complex

Ch’angdokkung Palace Complex
日本文化とかなり似ている部分と、全く違う部分と、混在していますね。

Ch’angdokkung Palace Complex
色使いはまさに韓国。

Ch’angdokkung Palace Complex: Typical Korean colors!
間近に見ると、その美しさと手の込んだ芸術性は圧巻です。

Ch’angdokkung Palace Complex: This is an art!

Ch’angdokkung Palace Complex
こちらも、時間帯によって日本語ガイドツアーがあります。
価値ある訪問になりますよ。是非、お試しください。

Ch’angdokkung Palace Complex
さて、次は江南(カンナム)方面のご紹介です。
大きな川・漢川(ハンガン)を挟んで北側がソウル駅👇のある繁華街ですが、

Seoul Station ソウル駅
反対岸の南側にある、ソウルの新しい街が江南です。
カンナム・スタイルの大ヒットですっかり有名になりましたし、今では高層ビルもいっぱいです。
オシャレな若者が大好きな街。
買い物好きの方なら、楽しめるところもいっぱいでしょう。

The entrance of super huge ‘coex Mall’ at Gagnam
私も、買い物好き(ただし、食品)ではありますが、それより食べることが遥かに大好きなので、
どちらかと言うと、元々の栄えている方面(漢川の北側)で食べ歩くことが多いです。
しかし、今回は、江南のこのバカでかいcoexショッピング・モール ↓ 内の
水族館を見に行ってみました。

coex MALL at Gangnam
ショッピングモールに入ってから、水族館に行き着くまでが長い、長い・・・・
ハンパない広さのショッピング・モールです。マジ、脚が疲れます。
水族館も面積は広いけれど、わりとこじんまりした演出が多かった気がします。

The Aquarium at coex Mall in Gangnam
なんとなく、アジアン・テイストの展示が多いです。
エリアに分かれていて、とにかく、脚が疲れました(笑)。
外に出ると、江南の街並みが。随分都会になりました~。わたし、浦島です。

Gangnam 江南(カンナム)
まだまだ動き回りますよ~。次は、また漢川の北側、ソウル市庁の辺りに戻ります。
地下鉄が縦横無尽に走っているので、あっちだこっちだ、気の向くままに動けます。
(ソウルもSuicaやICOCAみたいな乗り物のプリペイド・カードがあって、
リピーターの旅行者にも便利ですよ。)

City Hall ソウル市庁
市庁に向かって立ち、すぐ西側(左)を見ると、古宮のひとつ、
徳寿宮(トクスグン)があります。
こちらでも、時間によって衛兵交代式が見られます。
私は何度も何度も何度も見たことがあるので、ちょっと飽きましたが(笑)、
初めての方には興味がひかれるものだと思います。

Deoksugung: Change Guard
この市庁近辺から中心街の明洞(ミョンドン)に行くのには、地上を通って行くのもアリですが、
地下街を通っていくという方法もあります。(明洞地下商街)
秘かにある(?)地下街入口を見つけたあなたはもうソウル通!
なんとなく、昭和レトロな感じの商店街を見ながら明洞に向かうのも楽しいですよ。

Heading for the biggest downtown Myeongdong in Seoul
本日の明洞での私の目的は、このビビンバ。
こちらは石焼ビビンバ発祥の店です。昔の日本の食堂、という趣のレストラン。
味の好みは人それぞれでしょうが、最初のビビンバはこんなだったんだ~~~~~、と経験してみてくださいね。
入口がちょっと引っ込んだ路地裏を思わせるところにあります。見つけたあなたはもうビビンバ通!
当然のように、ビビンバをオーダーすると、キムチやスープなどのおかず一式が出てきます。
主食より副食派の私には、これがなんともうれしい♪

The cradle of Stone-roasted Bibimbup restaurant at Myeongdong 全州中央会館(明洞・ミョンドン)
明洞の街は近代化されていますが、庶民的な部分もいっぱいあり、夜遅くまで屋台もいっぱい出ています。
そのにぎやかさは、いかにも(ソウルに来たんだ!)という実感を湧き上がらせてくれます。
お腹いっぱいのはずなのに、明洞の屋台街は思わず食べてみたくなるものがいっぱい!
やだ~~~~ん、もう、どうしよう~~~、太っちゃうぅぅぅん、でも、食べた~~~~~い!
と言いながら、きっとあなたも買い物してるはず。(笑)
**屋台は、明洞地下商街(支庁から明洞へ続く地下街)を出た明洞ギル(通りの名)の端っこから始まり、
サヴォイホテルのある細い道=明洞2道に入り、南下、
次に明洞中央路(明洞の一番栄えている商店街。ミリオレとユニクロの間)を北上して
明洞ギルまで戻ると一通り回って見れたことになります。地図でご確認を。

Night Market at Myeongdong
ほらほら、どれも、超おいしそう~~~~でしょう?
フルーツに、焼き栗、湯気の上がったトウモロコシ・・・
オレンジジュースも、その場で絞ってますよ~。
ワッフルの屋台、タイ焼きアイスの屋台、タコの屋台、
ステーキの屋台、トッポッギ・スィーツの屋台、etc…..
下はソーセージやさつま揚げ風かまぼこの屋台。

Night Market at Myeongdong in Seoul
ソフトクリームも、こんなんなってます~。
最近、日本でもデビューしたデカデカソフトは、韓国では早くからやっていたようですね。

Very taaaaaaaall soft ice cream
あ、そうそう、服とかカバンとかの屋台もありますよ。忙しくて、目もくれてませんが。(笑)
安い、という印象です。
さて、夜はまだまだ続きます。そして、まだまだ私は歩きます。(笑)
夜の定番は、ソウルタワー。
ぱっと見、あまり高くない山の上にありますが、
ソウルの夜景を見るならやはりここ。👇

Seoul Tower ソウル市内から見上げた昼間の南山公園・ソウルタワー
かつてはソウルタワーに行くまでの足があまりなかった上に、
タクシーを降りてからも急~な坂をハアハア言いながら登った上に(笑)、
帰りも足がなかなか見つからない・・・・という三重苦を味わいながら行ったものですが、
今では明洞の中心街から散歩のつもりで歩いていけば、
ケーブルカー乗り場に行くエスカレーターとエレベーターがあります。
まばゆい色のソウルタワーよ、アナタが、派手です。(仕返しのつもり。)(笑)

Seoul Tower
タワーからの夜景は美しいのですが、中が少し明るい為、素人はうまく写真が撮れません。
近頃、世界中の観光地ではどこでもやっていますが、こちらもご多分に漏れず、
タワー下の入口で、「ハイ、チーズ♪」と、ポーズをとらされ、撮影してくれます。
そしてそれは、美しい夜景をバックに合成されて展望台で購入できます。
昼の景色もありで、色々選べますよ。
これらは、タワーの麓、外で撮影したソウル市内の夜景です。
どれも別な日に撮影したのですが、あまり変わり映えしないようで・・・修行したいと思います。

This is Seoul!

The night view of downtown Seoul

The night view from the park at Seoul Tower
おびただしい数の南京錠。恋人たちの証・・・。どこの国でも流行ってますね~。
関係が壊れちゃった時は、ちょっとイヤですね(笑)。外しに来るのでしょうか。
いや、放置でしょうね。(笑)みんな、がんばれ~♪
南大門市場(ナンデムンシジャン)近くのホテルに戻ると、夜中でも全然危険を感じないほど、明るく、人通りもあります。
ビルに囲まれながらも、大きな存在感でど~~~んと道のど真ん中に鎮座する南大門(ナンデムン)。
立ち止まって、静寂を味わいながら、この変わらない姿を見つめます。
(あ~~~、今年もソウルに来たぞ~~~~!)としみじみ感じるひと時です。

Namdaemun = South Gate
こうして、ソウルの夜は更けてゆきます。
ご紹介したいところはまだまだたくさんありますよ~。
エキサイティングな街、『ソウル!』のレポート第二弾もお楽しみに!!!
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