アーカイブ | 2019年3月30日

脱ステ・超お役立ち情報ーその5(Q&Aコーナー)

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『脱ステ・超お役立ち情報 ー その5』の後編は質問コーナーですよ。

阪南中央病院の入院患者さんが、佐藤健二先生

脱ステ・脱保湿の質問をしてくれています。

「教えて、池上さん~」みたく、

さあ、みんなで声を揃えて言ってみましょう!

「教えて、佐藤センセイ~~~♪」

 

*****************

 

患者さんから佐藤先生への質問

 

Q.ステロイドを塗っていたら必ず副腎が悪くなるのか

A.必ずしもそうではない。

毎日1日10g、20gをずっと塗っていたとしたら

それが吸収されて副腎のほうまでいって抑制されることはある。

それは、学会でも認められているけれど、

そんなにたくさん塗る人はめったにいないので、

副腎が抑制されて悪くなるのではないと考えられている。

 

Q.ステロイドをずっと塗っていて、

副腎や皮膚でステロイド産生が抑制され、

それが普通に戻るのにはどれくらいかかるのか

A.人によって違う。目安はない。

それまでどれだけ塗っていたかということも関係している。

 

Q.皮膚でステロイドが少ない状態で日焼けをすると、

治るまで時間がかかるのか

A.はい、かかります。

 

Q.日焼けしてすぐ黒くなる人と、赤くなるだけの人がいるが、

それは皮膚で作られるステロイドホルモンの量が関係しているのか。

A.別の細胞の話になりますので、今回のテーマとは関係ありません。

 

Q.なぜ尿だけではなく、皮膚からも水分が出るのか

A.赤みがあると蒸気として出る。

汗として出る。

傷から血や汁が出る。

この3つがあげられる。これらが治ってくると、

尿として排出されたり、運動して汗が出たりする。

 

Q.海水が良いと言われているがそれはどうなのか

A.海水に浸かったからといって良くなるデータはない。

海へ行くと楽しいから掻くのを忘れる。

また、その人に合った紫外線の量を浴びると

痒みが軽減されることもある。

 

Q.低タンパクの時にタンパク質を摂りすぎてはいけないのか

A.普段よりたくさん食べた方がよい。

その人の必要量を摂らないといけない。

 

Q.体内の塩分が高いと何が起こるのか

A.喉が渇く。もっと進むと脳に影響があるため、最悪死ぬ。

 

食べ過ぎの例 (笑)

Q.砂糖や油はよくないのか

A.食べ過ぎなければ問題ない

 

Q.かさぶたが分厚くなるのはなぜか

A.滲出液がたくさん含まれているからである。

炎症があると、血管から水分が漏れやすくなっており、

さらに傷があるとそこからも漏れるため、かさぶたが大きくなる。

 

Q.温泉が良いと言われているがどうなのか

A.保湿にはるので入らない方が良い。

 

Q.良くなってからは問題ないのか。

A.短時間入る分には問題ない。

 

                                                   2018.03.20 『とまり木』より

 

******************

 

とまり木の内容を書記してくださった方、

闘病中の大変な中、ありがとうございました!

入院中の皆さんも、明るく、楽しく、乗り越えてくださいね。

 

素晴らしい内容を公開して下さる佐藤先生、

本当にありがたいですね。

みなさんも、参考になさって、早く良くなってください。

 

ステロイドに疑問を持ち始めた患者さんが、日に日に増えている昨今です。

一人でも多くの方が、ステロイドなしでもよくなっていくことを知って、

未来のたくさんの子供たちが救われますように。

また、世界中のステロイドの副作用による患者さん達

同じように苦しんでいます。

莫大な数の方々が、

日本のこの脱保湿治療のノウハウがしりたくて、

わざわざ翻訳機能を使って、

熱心にこのブログを読んで下さっています。

地球規模でステロイドの副作用を体験している患者さんがいるのに、

確実に良くなるための情報が少ないからです。

 

みなさん、日本に生まれてこんな治療に出会えたことに感謝して

自分自身の気分を上げて乗り越えてくださいね。

自分で自分の機嫌を取るんですよ。

そこ、とっても大事なんです。

 

~~~~~、ありがたいなぁ・・・・。」

今すぐ口に出して言ってみてください。

心が少しずつ、あがって行きますよ。

 

今日も素晴らしい一日を!

 

 

👇『脱ステ・超お役立ち情報ーその5』の前編はこちら👇

    脱ステ・超お役立ち情報ーその5

 

 

 

 

 

脱ステ・超お役立ち情報 ー その5

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阪南中央病院・皮膚科で時々開催されている、佐藤健二先生を囲んでの

入院患者さんの学習会とまり木情報がアップデートされました♪

 

今回の内容は、偶然にも、このブログの前回の内容とリンクするものでもありますので、

まだ読んでいない方はそちらも、是非。

(一番下にサイトを貼り付けてありますよ。)

論文では素人には難しくても、

生の佐藤先生の説明は、

とってもわかりやすくてためになります。

前回の怪しいトクコ説明でわからなかったことも、

これでバッチリ、クリアーになりますよ♪

(話し言葉になりますので、多少編集させて戴きました。)

 

*******************

 

ステロイド外用が

皮膚でのステロイド産生に与える影響について

 

【1】日焼けするとそこだけ黒くなるのはなぜか

 

原因は、光が色素細胞に直接作用するか、

色素細胞に色を作りなさいという刺激を与えるかのどちらかだ。

色素細胞は、色素細胞刺激ホルモン(αMSH)が必要である。

色素細胞刺激ホルモンは副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の一部にあり、

色素が作られていることは副腎皮質刺激ホルモンが

色素ができた所で産生されていることを示す。

 

人間の体は無駄が少ないから、副腎皮質刺激ホルモンがでているということは、

ステロイドを出すように働いていると考えるべきだ。

2017年に、ネズミを使った実験で、

皮膚だけでステロイドが産生されていることが証明されている。

ステロイドは副腎だけではなく皮膚からもできるということが証明された。

 

 

【2】外用ステロイドをやめるとなぜ悪化するのか

 

長期のステロイド内服治療をすると、

副腎の萎縮がおこって副腎が働かなくなり

ステロイドホルモンを作ることができなくなる。(ネガティブフィードバック)

これと同じように外用薬を使い続けると、

同じように皮膚でもステロイドホルモンを作ることが出来なくなる

(ネガティブフィードバックがおこる)と考えられる。

 

この推測からいくと、ステロイド外用薬を中止した時に

本来必要であるステロイドホルモンがつくられていない状態なので、

色んな刺激に対して反応できなくなり、湿疹が悪化する。

それが皮膚のステロイド離脱症状 だと考えられる。

 

 

【3】皮膚科学会は?

 

皮膚科学会は、ステロイド外用薬を中止したときに起こる酷い症状は、

内服薬で起こる離脱症状と誤解している。

又、中止時に起こる症状はリバウンドではなく、

元のアトピー性皮膚炎の悪化だと説明しているが、これは間違いである。

 

外用ステロイドをやめると悪化するが、

その悪化は外用している所にひどくおこる

ステロイド内服で起こる副腎不全と同じことが

皮膚でも起こっていると考えた方が良いであろう。

 

この点を理解しておけば、なぜ自分がステロイド中止すると悪化するのかがわかる。

 

                                                       2018.03.20 『とまり木』より

 

***********************

 

いかがでしたか?

本当にためになりますよね。

 

最初から最後まで、逐一患者の状態を診続け、

磨き抜かれた確かな観察眼をお持ちの佐藤先生だからこそ、

机上の理論とまったく違う答えが導かれるのでしょう。

身を持って症状を体験している患者にとって、

納得しきりです。

 

このあとに、『脱ステ・超お役立ち情報ーその5』は、続編・Q&Aがあります。

めっちゃ、役立ちますよ。

是非、ご覧ください。

   👇クリックしてね👇

    脱ステ・お役立ち情報ーその5(Q&Aコーナー)

 

 

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あなたが一日も早くよくなりますように。

 

今日も素晴らしい一日を!