脱ステ・超お役立ち情報コーナーは
阪南中央病院(大阪)で、佐藤健二先生が
入院患者さんの為に開催する学習会『とまり木』の情報を
佐藤先生の許可のもとにシェアさせて戴いています。
今回は2018年の過去バージョンの公開ですよ。
基本のことなのに、あらためて「納得~~~~!」
という、膝を打つ内容満載です!🤩
それでは、皆さんご一緒に・・・
「教えて♬佐藤センセイ~~~~~💖!」
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≪佐藤先生より、脱ステ時の保湿についてのご講話≫
◆脱ステ時に保湿をせざるを得ない場合もある◆
★例1: 脱ステ直後の紅皮症や浸出液が出てガタガタ震えるほどの寒気がある場合
👉 保湿になるが、布団に入り、体力の回復を優先させる。
★例2: ビラン(筆者注・素人的に言うと、肉が出たようになってただれている状態)があり、
風が吹いても痛い場合
👉 皮膚が乾くまでは、ガーゼを巻き湿らせて、瘡蓋ができるのを待つ。
(ウエットドレッシング)
★例3: 手の平や足裏のヒビ割れ
👉 ワセリンを塗っても良い場合もある。
★湿疹なし、ビランなし、じゅくじゅくしていない場合
👉 保湿はよくない。
◆脱ステ成功の統計◆
★脱ステのみ 👉 50%の成功率(淀川キリスト病院、東京医科歯科大学の統計)
★脱ステと脱保湿を行った場合 👉 ほぼ100%の成功率
***自分のひとつひとつの皮膚の状態に当てはまるかを考えながら、
佐藤先生著書の第1章を読むことが大切!!
◆入院患者さんから佐藤先生への質問◆
Q. 脱ステのみと脱保湿を同時に行った場合では症状が変わるのか
A. 統計はとっていないが、離脱症状にあまり変わりはないと思う。
子供の場合は、痛みをやわらげるために保湿(ワセリンやガーゼ)が
必要な場合もある。
Q. 皮膚の亀裂が治るために必要な期間は
A. 約1か月。運動量によって違う。
Q. 入院日数について
A. 平均45~50日。
運動量、水分制限、メンタルによって
経過が変わってくる。
精神的に落ち込みやすい人は長くかかる傾向がある。
Q. 退院後の再発について
A. 再発しない方法は見つかっていない。
悪化したとしても焦らないこと。
水分制限と共に、食事に含まれる水分量も考慮する必要がある。
入院中にあまり水分を摂らず、少しの口渇に耐え得る習慣をつけることが大切。
Q. 下半身の治りが遅いことについて
A. 水分が下に降り、浮腫になるためと考えられる。
Q. アルコール摂取について
A. アルコールにより痒みが増すこともあるが、水分量の問題の方が大きい。
夜遅くに飲まない、度数が高いものを飲む、昼間に飲む、など
上手な飲み方をすること。
Q. 季節ごとの対策について
A. ●夏の悪化
→じとっとした汗は痒みが起こりやすいようなので、
クーラーをかけ予防。
●冬の悪化
→お風呂に入らない、時間短縮、で皮脂をとらないよう心掛ける。
→こたつ、暖房による乾燥対策として、加湿する。加湿器は40~50%とする。
Q. 感染症について
A. 個人の免疫力によって違う。
抗生剤は通常1週間程度の服用だが、皮膚疾患の場合は長く服用することもある。
Q. アミロイド苔癬について
A. 5%未満(30~40人に一人)。
確実な治療法はない。掻かない、刺激を減らすことで改善する可能性あり。
Q. 日光について
A. 海水浴などでの突然の強い日焼けは
皮膚ガン誘発の恐れがある為、好ましくない。
皮膚の表面を殺すので、特にアトピー患者は
要注意。
表皮がビタミンDを作るため、
くる病予防には良い。
Q. 光線療法について
A. 皮膚表面の細胞を殺すことになるが、痒みが減る場合もある。
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さて、みなさん、いかがでしたでしょうか?
『脱ステ・超お役立ち情報』コーナーには、
ためになる情報がいっぱいです ♪
家に居ながらにして、
ソファーで横になりながら、
リモコン片手のあなたにも(笑)、
今の症状から救ってくれる情報が平等に届きます。
いい~~~~時代になりましたね。😉
このブログでは、脱ステ・脱保湿で、
日本だけでなく世界をリードする最前線にいらっしゃる先生たちからの
長いご経験に基づく確かな情報をお届けしておりますので、
ネット情報と言っても、信頼戴けることが安心ポイントです。
あなたの治癒のために、
無償の愛を送り続けてくださっています。
そんな先生たちを思うと、
思わず手からリモコンを置いて
襟を正したくなりますね。
あ、そこのあなた!
せめてその鼻の穴に突っ込んでいる指は抜いてください!😱
ありがたい情報を戴いているので。
(冗談ですよ~ん🤣。リラックスしながら学んでくださいね。)
下記に他のお役立ち情報の検索の仕方も貼り付けましたので、
復習して『脱ステ・脱保湿』の知識をしっかり身につけて下さい。
近くに『脱ステ・脱保湿』のお医者さんがいらっしゃらない場合、
近くの信頼できるお医者さんのサポートを受けつつも(←必須)
あなたを救ってくれるのは
あなた自身の確かな知識です。
海外でもよくなっている方々は、皆、一様に、
このブログとFacebookの学習グループの情報を
果てしなく繰り返し読んで、猛勉強した方々ばかりです。
あなた次第・・・ですよ。😉💖
必ず、楽になります。
あと、少し。笑顔で乗り切ってくださいね!
今日も素晴らしい一日を!
P.S. 先日お知らせしました冬の広島講演会は、コロナの情勢悪化の為、
Zoomを使用してのネット上の公開となりました。
運営委員会からアップデートがあり次第、また追って詳細をお知らせしますね。