必ず、よくなりますよ。

Facebook にシェア
reddit にシェア
LinkedIn にシェア
LINEで送る
Pocket
このエントリーをはてなブックマークに追加

 

夜の車の助手席で、ふと、すべすべした自分の指先に触れ

夢みたいだな・・・・。)

と思いました。

10本の第一関節が全てツヤツヤのすべすべ~。

夜目にもはっきりわかりました。

 

生まれてすぐからの全身の重症アトピー性皮膚炎

使い続けたステロイド外用剤をやめて

間もなくまる5年になります。

 

やめてからの最初の3年は、強烈な副作用を経験しました。

ステロイドを使った年月が長すぎたことと(50ウン年!)、

最強レベルの物を常に処方されていたことも大きな原因の一つでしょうが、

(史上最強の軟膏も、発売から処方され、30年間使いました。)

その離脱症状(リバウンド)たるや、目も当てられないようなひどさで、

4回ほど、化け物のような、誰とも判別のつかない姿になりました。

10年来の親友も、

職場の同僚も、

私を私だと判別できませんでした

完全なる別人化。

日本の患者仲間や、世界のステロイド副作用のグループのサイトなどで

色々な患者さんのひどい副作用の写真を見る機会がありますが、

私がトップ・オブ・ザ・ワールドだな・・・・。ふっふっふっ・・・。)

と思えるほどで、(笑)

自分よりひどいリバウンド症状の人には、今のところはお目にかかった事がありません。

歩くことも出来ないほどの悪化と、

皮膚炎のデパートの様な全身症状を経験しました。

 

それくらいひどかったのに、

脱ステロイド脱保湿という治療に巡り会って、

(大阪・阪南中央病院 佐藤健二先生 および 現・天下茶屋あみ皮フ科クリニック山田貴博先生)

忠実にそれを実行してみたら、

入院してからたったの3か月で

うそのようにステロイドの副作用であるリバウンド様の症状はほとんど消えました。

本当にすごいことだと思いました。

その治療は、つまり、

薬を塗らずに、何も治療しない、というのが治療だったからです。

**追記;阪南中央病院は入院待ちもあり得ます。

私は脱保湿で著名な東京の藤澤重樹先生のご紹介で入院出来ました。

 

生まれてすぐからのアトピーでしたから、

最初は全身ミイラ状の包帯だらけ。

その後は毎日塗り薬。

悪化しては強い薬を塗り

また悪化しては強い薬を塗り

包帯を巻く部位は増減しても、

ひどいところには薬を塗って包帯を巻いて手当する治療が普通でした。

何もしない”、ということはなかったので、

私の長いアトピー人生の中で、

というより、記憶にある私の全人生にアトピーはついてまわっているので

私の人生の全ての中で、生まれて初めて、

“放置”、という処置を体験しました。

 

掻き壊してしまっても、

血がちょっとやそっとタラタラ流れていても、

浸出液がダラダラ、ボトボト落ちても、

(重症時の、とめどなく浸出液が流れ続けた時を除いて)

多少の流れる液体はサッと押さえる程度にして、

あとは、ひたすら乾かす・・・・

そんな治療でした。

人生ずっと、塗り薬(ステロイド)と包帯を常備していたのですから、

こんな治療があることは驚愕でした。

 

噂に聞いたり、本で読んだりして少しは知っていましたが、

ウルトラ乾燥肌の人間が、

保湿をやめて、さらに乾かすなんて、

考えただけで痛そうで、

とてもやる気にはなれませんでした。

 

 

やってみたら、驚きました。

本当に、ぶったまげました。

だって、皮膚は自分で薬なしで

再生を始めたのですから。

どうも私たちは、薬の力で皮膚が治っているかのような幻想を抱いていたようです。

 

また、アトピーの経験者なら誰でもわかることですが、

皮膚は乾いたら、とっても痒くなります。

人間の我慢の限界を遥かに超えた痒みに襲われます

その時は掻きます。

血も、流れます

浸出液も出ます

でも、それを、ひたすら乾かすという治療なのです。

そして皮膚が自力で再生を始めるのを待ちます。

(注・医療のプロのサポートあっての“治療しない”という治療です。

素人にはわからない危険な症状もありますので、必ず、

信頼できる医師に定期的に診断を受けてもらいながら進めてください。

詳しい治療法を知りたい方は、以下もクリックしてみてくださいね。👇

 

脱ステのリバウンドから最短で脱出する方法 - 徳子編

 

乾けばまた痒くなります。

でも、掻いていいのです。

だって、我慢の出来る痒さではないのですから。

「掻くな。」と言う人には、

“人間に我慢できる痒みではない。”と、

私も証人になってあげられます。(笑)

我慢が不可能な痒みを伴う病気なのですから、掻いていいのです。

掻く以外、選択肢はないのです

そして、ひたすら乾かします。

 

こうして掻くことと乾燥を繰り返しているうちに、

皮膚は次第に強くなって行き

普通の皮膚が蘇ります

びっくりするほど、普通の皮膚が再生されます。

 

もちろん、アトピーの原因フィラグリン遺伝子しか見つかっていないそうなので、

アトピーの治し方については、世界中の誰にも説明できる人はいません

(民間療法のあれこれも、あまり惑わされないでくださいね。

原因がわかっていないのですから。)

しかし、こうしてステロイドをやめて、その副作用を乗り越えると、

元々のアトピー自体が相当楽にはなります

つまり・・・今までずっとアトピーだ、アトピーの悪化だ、と診断され続けてきた皮膚炎は

かなりの部分でステロイドに誘発された皮膚炎だったり、

ステロイドの副作用だったのだ・・・・と、

24時間、自分の皮膚炎と付き合ってきた患者は確信できるのです。

多くの皮膚科医が、アトピーだ、と心から信じ、

誠意を持ってアトピーだと診断して下さったのでしょうが、

その中には、ステロイドに誘発された皮膚炎が相当含まれていたのだと、

今の私にはわかります。

 

ステロイドを使っていた頃、

私の指は、

生肉にセロファンを乗せたような

異常に薄くて弱い皮膚でした。

ちょっと薬(ステロイド)をやめると、間もなく悪化しました。

何かにぶつかっただけで、簡単に穴が開く薄さでしたし、

とてもただれやすい皮膚でした。

悪化したときには、その痛みで、

紙一枚も持てないほどの激痛でした。

しかし、ステロイドを塗ると

翌日には嘘のように炎症が楽になっていました

でも、また間もなく、同じように悪化を繰り返し

結局、ステロイドなしでは生きてこれませんでした

普通の日常生活が送れなかったのです。

学業も仕事も遊びもステロイドと共にありました

 

私の指の痛みとの戦いは、こちらでも紹介していますので、よかったら是非!👇

1を見るか、99を見るか

 

しかし、ステロイドをやめて5年経った今、

生まれて初めて指の腹に、うるおいが出てツヤすら見られます

さらに、皮膚自体に普通のみなさんの皮膚の様な厚さと強さが見られます

 

今どきの冬の気候による悪化や乾燥は、

かつてならひどいものがありましたが、

たとえば、先週までは乾燥による軽い指のひび割れが10数か所ありながらも、

(この、生まれながらのウルトラ乾燥肌と言う体質は、

完全に変わったわけではありません)

痛くて紙一枚持てないという

ステロイド外用剤使用時代のようなひどい痛みはありません

ひび割れてるから、ちょっと痛いな~、くらいです。

そして、今週は、そのひび割れも、指の腹のツヤが物語るように、

自然に何もなくなっています

この間、何一つ治療はしていません。

 

ステロイドを塗らなくなったら

放置して、皮膚をただ乾燥させていたら

 

とっても皮膚の症状が楽になったのです。

ほんの少し乾燥でただれても、気になる範囲ではありません。

私の人生で、なかったことです。

(後記:この記事から5年後の今は、自分が乾燥肌だとは思えなくなっています。

年ごとに、うるおい成分を作る力が身について来ています。)

 

感謝の思いが溢れてきます。

この治療に出会えて本当によかった・・・・。

ありがたいことです。

 

薬(ステロイド)を塗っていた頃より

薬を塗らない現在の方が遥かに症状が楽で

普通の人間らしい強い皮膚が蘇っている・・・・

 

これが、事実です。

そして、これが、患者の伝えられる、この薬の真実です。

 

ステロイド外用剤に疑問を抱いてこのブログを読んで下さっている皆さん。

ステロイドをやめて、そのリバウンド症状に苦しんでいらっしゃる皆さん。

そしてお子さんの症状に切ない思いの親御さん。

 

あなたの選択は間違っていませんよ

 

薬は人を蝕みます。

人間は自己治癒能力を持って生まれてきているのです

どうか、持って生まれた力を信じてください

 

この早い時期に、薬の間違いに気付いたことは、素晴らしいことです。

一日でも早く、気付けたあなたはラッキーです。

 

私は、この患者としての経験を、また次の方へ、

そしてまた次の方へ、と繋げて行きたいと思っています。

そして、一人でも多く、

あれほどの薬の副作用による人為的な苦しみから救うことが出来たら

どれだけうれしいことでしょう。

もう誰にもあんな思いはさせたくないのです。

出来ることなら、私たちの世代で最後にしたいのです。

 

ステロイドの副作用経験者として、真実を伝え、輪を広げていくことは、

必ずや多くの未来の患者を救うことになるでしょう。

そして、日夜、患者たちの為に、そして未来の患者たちの為に奔走される先生たちへの

心からの労い(ねぎらい)と感謝を贈ることに繋がると思います。

 

佐藤先生の下で、薬なんていらなかったんだ、と知った私たち患者はラッキーです。

そして山田先生始め、スタッフの尽力で改善してきた患者は、

皆一様にステロイドをやめてよかった~!と思っています

(ここは、ブルゾンさんの “女に生まれて・・・、よかった~~~!”

くらい、心を込めて読んで下さい!)(笑)

仕事などの事情で、(長期休暇が不可能なため)再使用をせざるを得なかった仲間もわずかながらいますが、

皆、体験してみて、ステロイドの間違いには心底気付いています

患者たちが、経験者たちが、もう、すでに気付いているのです。

 

世界中が、このステロイドの間違った一歩に目覚める日まで、

私は伝え続けたいと思います。

身を持って体験し、身を持って知ったことですから、気持ちが揺らぐことはありません。

みなさんの愛あるシェアも、一人、また一人と

未来の患者さんを救うことになります。

どうぞご一緒に、この事実を広める一翼を担ってくださいね。

 

大丈夫ですよ。

あなたも必ずよくなります

楽になります。

よくなる日が来るのですから、

希望を持って、その日を輝く瞳で待ち続けて下さい。

あとちょっと。

あとほんのちょっとですよ。

 

愛と希望が、一人一人のみなさんの心に届きますように・・・・。

 

今日も素晴らしい一日を!

 

 

 

 

必ず、よくなりますよ。」への6件のフィードバック

  1. 何回読んでも、脱ステ、脱保湿をやってみようと思わせるブログですね。本当の苦しみ、本当の頑張りをされた人の文章は迫力があります。多くの人の読んでいただきたいですね。
    #脱ステロイド
    #脱保湿
    #元気が出る徳子の部屋

    • 佐藤先生

      貴重なお時間を、このブログを読むことに使ってくださってありがとうございます!
      よいことは(相手が受け止めようと受け止めまいと)伝えるところまではしなければいけないと考えています。ですから、驚愕の治癒が体験できる可能性をご存じない方々に、これからも粛々と伝え続けたいと思います。

      非ステ派の方でも、今でも「私にはこの治療は効かなかった!」と怒りの声をあげる方がたまにいらっしゃいます。でも、先生が一番ご存知かと思いますが、そういう方は徹底してこの治療を学んでいなければ、徹底してやっていない、あるいは何か大事なことを見落としている可能性が高いわけです。特別な病気を持っているわけでなければ、同じ人間の皮膚を持っているのですから。
      怒っている時点で、そもそも脱保湿をやっていない(笑)、とも思いますし・・・先生は患者の心の問題も大事にされていますから、怒ったり、ストレスを抱えたり、も避ける努力をするのが脱保湿の一部でしょう。
      ですから、この治療を広めると同時に、正確に学ぶことの大切さも語り続けたいと思います。一部だけやって「脱保湿で治らない」とSNSで言いまくるのでは、本当にこの治療で治るはずの方々のやる気をそいでしまいますから、やるならきちんと治って戴きたいのです。

      一人でも多くの方々が、この治療を知り、一日も早くよくなられますように・・・患者なりに尽力して参りたいと思います。
      今後ともよろしくお願いいたします。

  2. はじめまして そして、希望がもてるブログをありがとうございます。
    今、現在2回目のリバウンド中の者です。
    佐藤先生のことも、脱保湿のこともこのブログも最近、やっと見つけました。嬉しい限りです。今すぐにでも、阪南病院に行きたい気持ちでいっぱいなのですが、私は、九州の福岡でコロナで車移動のできる範囲でないし、1歳児持ちなので身軽に動きが取れなく、ジリジリした思いです。
    佐藤先生の著書を今Amazonで取り寄せ中で、それを熟読して、またメールをさせて下さいませ。なかなか長文が打てない状況なのでスミマセン

    • かおる様

      まだまだ大変な日々、お察しいたします。
      脱保湿入院から退院してブログを始め、現在では世界150か国以上(地図で見るとほとんど地球全体)に読者さんがいてくださり、世界中の方が阪南中央病院に入院したい・・・と切望しているほど、多くの方に影響を与える治療になりました。
      日本に住んでいるだけまだまし・・・(笑)ですが、現在のコロナの状況では無理ですよね。お子さんも小さいのですから、さらに難しいかと思います。

      それでも、私がこうして発信しているのは、信頼できるお医者さんのサポートがあれば自宅でも可能だからです。一人で解決方法も見つからず、悶々と耐えているだけのみなさんの為に作ったブログです。

      ただし、よくなるためには、相当このブログも読み込んで戴きたいのです。
      世界中のよくなった方々は、皆、私のブログを本当に何度も何度も繰り返して読んだと共通しておっしゃっています。
      成功のカギはたしかな知識です。

      どうぞ、よろしければFacebookのグループなどにも入られて、情報をゲットなさってください。

      https://www.facebook.com/groups/DatsusuteDatsuhoshitsu
      こちらは日本人向けのグループです。講演会など情報が得られます。3つの質問にお答えください。

      https://www.facebook.com/groups/NMTeducationGP
      こちらは英語版で、脱保湿のやり方を説明しています。海外に脱保湿の本がないので、その代わりとして始めました。興味がありましたら、3つの質問に1.Tokuko’s Friend 2.Yes 3.Yes・・・とでも答えて戴くと、世界中に散らばるアドミンが承認してくれます。

      https://www.facebook.com/groups/NMTHealedClub
      こちらも英語版ですが、私のブログで勉強してよくなった世界中の患者さんたちのビフォーアフターの写真がいっぱいあります。励みにもなりますし、参考にもなりますので、是非、ご入会してごらんください。質問のこたえは3つともYesでかいません。

      病院に入院している患者さんたちと全く同じようにやることは難しいので、3か月以上かかることも考えられますが、それでも狂ったようにブログで勉強してくれた外国人の方々は3か月以内によくなっていて、その驚愕の効果に驚いて、さらにこの治療を広めてくれています。今は広まりすぎて、間違った内容もシェアされていることもあり、そちらの対応にも追われています。

      正しい情報を得て、とにかくやってみることをお勧めします。
      今の苦しい症状から、必ず救ってくれますよ。
      お大事に。

  3. 自然治癒力と乾燥の必要と掻かずにはおれない痒みは掻けば良い等が非常に分かり易く理解できます。

    • 佐藤先生

      お褒めに預かり恐縮です!いつもありがとうございます。
      以前にもブログに書きましたが、これだけ長くアトピー人生をやっていると、思い出せないくらい多くの皮膚科の先生たちに診てもらった経験がありますが、どなたも、「できるだけ掻かないように。」「掻くのはがまんして。」「掻かないで。」「掻くからそうなるんですよ。」と指導してくださいました。しかし、この病気を持つ患者側としては、(それ、無理なんですよ・・・。)と心の中で思う事しか出来ませんでしたし、掻くと悪化はするので、“掻くのはいけないことだ”という意識が常にありました。
      佐藤先生が、唯一「掻いてもいい。」とおっしゃった先生です。

      ご存知の通り、この病気は、特に発作的に激烈な痒みが襲った時などは、加減することも、息をすることも難しいくらいの痒みに襲われます。内臓まで、骨までえぐり出したいほど、体の部位を引きちぎってしまいたいほどの痒みは、人間には我慢が不可能な、それは激しいものです。
      いつも、誰かに「掻くな」と言われても、(あなたにも、この痒さは我慢できないですよ。)と思ってきましたし、その言ってきた本人も、もしこの痒さがその人を襲ったのならば絶対に我慢できるはずないことを知っていながら、(思いやって戴いているのだ・・・。)という部分を考えるようにして、実は役に立たないそのアドバイスを半ば諦めの思いで受け続けてきました。

      そんな中で、「掻いてもいい。痒い病気なのだから。」という先生のお言葉は、本当に頭のいい、本当にこの病気を理解されている、本物を確信させるお言葉でした。
      「・・・ですよね~~~?」と、思わず膝を打ちたいほどでした。(笑)
      何も悩む必要もないですし、痒みがコントロールできないものなのだから、じゃあ、掻けばいい。実に明快、実に理にかなった、見事な見解だと思いました。そして、それでも人間の自然治癒力は働くのですから、恐れるものはない、と、今は大船に乗った気持ちで大らかに過ごせます。

      佐藤先生の臨床現場で鍛え抜かれた診断の鋭さと、この病気の深いご理解は、他の皮膚科医を寄せ付けない卓越したものだと全幅の信頼を寄せております。それだけに、先生の治療を受けられない遠方の患者さん、外国の方々などの為にも、ほんの少しでも助けになれたら・・・そんな思いで情報を発信させて戴いています。

      先生の治療方法でよくなっている患者さん達がこれほどたくさんいるのですから、よいもの、役に立つ情報を一人でも多くの方に広めて行きたいと思います。
      今後ともご指導をよろしくお願いいたします。

      また、お体をくれぐれも大事になさって、これからも多くのみなさんを健康に導いて戴けたらと思います。

      心からの感謝を込めて。

      徳子

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください