アーカイブ | 2018年4月15日

昼も夜も、函館 ♪♪♪

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「北海道に行ったことがないけど、どこがお勧め?」

と聞かれたら、私は、

自然を見たいなら道東どうとう(北海道の東部)、

都会を楽しみたいなら札幌

でも、観光地の数は函館が一番多いし、見どころがたくさんあると思うよ。

だから、ひとつだけ選ぶなら函館」と、答えます。

 

函館山の山すそから港にかけては、

多数のレトロな建物美しい眺めを楽しむ観光地がいっぱいあります。

同じ異国情緒を味わえる場所としては、

長崎(長崎)、神戸(兵庫)、横浜(神奈川)もありますが、

なんたって、鎖国の時代に堂々のオープン(笑)

独特なエキゾチック感を味わえるのは、函館かもしれません。

 

山すそにある坂の街・元町近辺には、レトロな建物が集中していて、

徒歩圏内に観光地がたくさんあるので、散歩なんかするには超ロマンチック。

しかも、絵になる場所がいっぱい!

 

まず、筆頭は、函館 と言えば、必ずと言うように出てくる、緑の屋根のこの教会。

ハリストス正教会です。

ハリストス正教会

 

日本で最初のロシア領事館が置かれたことに端を発し、

その付属聖堂として建てられたロシア正教会の建物です。

そんなわけで、この近くには、ロシアのおいし~~~い料理を提供してくれるレストランもありますよ。

 

夜はこんな感じにライトアップされます。夜も、いい~んです。

 

すぐ近くには、赤い屋根のカトリック元町教会

カトリック元町教会

 

そこから見下ろす大三坂は、石畳がエキゾチック。

同じ通りには評論家の旧亀井勝一郎邸

大三坂

 

また、この大三坂の上はチャチャ登りと言われる急坂で(アイヌ語でチャチャ=おじいさん)、

チャチャのように、誰もが腰を曲げて登るから名付けられたそうですよ。

チャチャ登り

さらにそのそばには、聖ヨハネ教会。昼と夜の姿はまた違った美しさ。

 

 

でも、意外や意外、すぐそばにお寺なんかもありますよ。

東本願寺函館別院はこれらの教会のすぐそばです。

教会の鐘とお寺の鐘との協奏曲。

そこに面する二十間坂(二十間=36m)は広々として、外国っぽい眺めです。歩道もゆったり。

二十間坂

 

この山すその辺りの観光地からは、路面電車のある平地まで降りる急な坂が何本もあり、

先にも少しご紹介したように、

それぞれの坂からの下の眺めが最高!

上から見下ろすと、不思議なくらい、スッキリするんです。

特にこの👇八幡坂(はちまんざか)は、一番向こうに青函連絡船の博物館が見え、

おしゃれな恋愛ドラマのロケなどが数えきれないほど行われているので、

見たことのある方もたくさんでしょうね。

なんとも、さわやか~~~~~な眺めなんです。

テレビで見るより、実物の爽快感は格別です。

 

夜になると、同じ場所がこんな眺め👇。これもまた素敵。

函館のエキゾチック・エリアは、是非とも昼と夜と2回行ってくださいね。

 

ちょっと東に進むと旧函館区公会堂

ここのバルコニーや目の前の元町公園から見下ろす函館の港と街も格別です。

なんとも胸のすく思い。

建物の中では、思い思いのドレスを借りて、レトロな背景で写真をいっぱい撮って楽しめますよ。

インスタ映えします、マジで。

 

山すそを、路面電車のある平地まで降りて行く途中の、

旧イギリス領事官には、

子供にも楽しめる仕掛けがあって、

箱館開港の歴史がわかります。

 

 

他にも、北海道一の豪商の旧相馬邸相馬株式会社・・・と、

これまた異国情緒のある建物や、観光地としての建物があちこちに点在。

相馬株式会社

 

そこからさらに港の方に歩くと、

これも今や函館の観光シンボル、金森赤レンガ倉庫

かつてはただの地味な倉庫、というイメージでしたが、今や観光地として開発され、

館内がお土産店やらビアホールなどになっていることもあり、観光客がひっきりなしに訪れます。

函館山をバックに、レトロな倉庫群が映えます。

 夜のこの近辺はこんなロマンチックですよ。

 

クリスマス・シーズンなんかは、さらにゴージャス。👇

 

金森倉庫の目の前からは、日中は遊覧船が出ています。

さわやかな汐風で、函館が満喫出来ますよ。

同じ場所が、夜は、こうなります。👇ホント、函館は昼と夜が別!両方見なくっちゃ!

 

そして、この近辺には、函館にしか展開していないレストラン

ラッキーピエロが2軒あります。

メニューは、ハンバーガーカレーソフトクリーム等なのですが、

今や、函館のひとつの観光名所(?)です。

経営者の戦略で、函館市内には何軒もたくさん出店していながらも、

市外には絶対に進出しないそうなんです。

食事のボリュームがすごくて、夜遅くまでやっている、気軽に入れるアメリカちっくなレストランなので、

若者や観光客に大人気です。

 

ラッキーピエロ店内。アメリカにいる気分になりますよ。

ラッキーピエロのオムライス。普通のお店の2倍くらいの大きさ?

 

さて、👇これはなんでしょう?

正解は、日本最古のコンクリートの電柱

円柱ではありません。四角いです。

背景がマンションになってしまい、雰囲気はぶち壊しのような気もしますが・・・(笑)。

 

この辺にはさらに、“旧函館郵便局” がはこだて明治館となって、

観光土産などを取り揃えています。

はこだて明治館(旧函館郵便局)

夜はこの姿。👇 ♫エキゾチック~~~~~・・・・ジャパ~~~ン!!♪

はこだて明治館(旧函館郵便局)

 

路面電車通り沿いの函館市地域交流まちづくりセンター👇となっているのは、

旧、丸井今井のレトロな建物です。

函館市地域交流まちづくりセンター

 

私のこの建物の一番古い記憶では、3歳の時に家族で行ったのをはっきり覚えているのですが、

子ども心にも、当時はおしゃれでモダンなデパートでした。

東北以北で一番最初にエレベーターが設置された建物だそうですよ。

私には、ピッカピカのエスカレーターと、エスカレーターのお姉さんの方が印象に残っていますが。

現在、一階が観光案内所になっているので、地図とかをもらいに立ち寄りましょう!

この2件隣には坂本龍馬記念館なんてのもありますよ。

 

ホントに、右に行っても左に行っても観光地

しかも、路面電車に乗ったり、

観光用の乗り合いバスに乗ったり、歩いたり・・・

と、ゆったりとした時間を過ごせます。

観光客に親切な街です。

 

函館駅近辺まで行くと、そこには有名な函館朝市があります。

元町近辺からなら、歩いても行けるし、路面電車でゆっくり行くのもありです。

その中のどんぶり横丁は、こんなレストランが立ち並びます。👇

朝市内の名物、いかの釣り堀はいつも人だかり。

次々お客さんが釣ったイカを、その場でお刺身に。

切った後も、イカちゃんは動く、動く。新鮮なのは、スゴイですね。

 

駅の近くには、往時の姿を偲ばせる、青函連絡船の博物館。

私は、函館に連泊する際は、一泊は必ず、こんな風に連絡船の見えるホテルの埠頭側に泊まります。

は~~~~るばる来たぜ、は~~こだて~~~~♫ って気分を味わわないとね。(古い・・・。)

 

この連絡船も、夜にはこんな感じ。すぐ横の高架をドライブしながら見るのも素敵ですよ。

 

さてさて、函館のハイライトと言えば、函館山。

これも、ごめんなさい、昼間と夜と、絶対両方行ってくださいっ!!!(笑)

だって、日中は心が洗われるような爽快な景色。

 

で、夜は、感動の・・・・

世界一と言ってもいいくらいの夜景が見られるんです~~~~!!!(涙)

これを見ずして函館を去ってはいけません

 初めて頂上に昇ってこれを見たみなさんは、必ず、感動の声を上げます。

函館山からの夜景(徳子史上、今回のこの夜景が一番うまく撮れたような。シャッターを押しただけですけどね。)(笑)

 

私は本当に旅が大好きで、日本もほぼすべての都道府県を制覇していますし、

世界中でもどこに行っても、必ず、その地の夜景の一番美しいところを訪れる夜景マニアです

そんな経験を持ってしても、函館の夜景は世界一かもしれない????と思います。

それくらい、息をのむ、いや、声を上げたくなる美しさです。

 

ただし、見るのにはポイントがあります。

必ず、快晴の夜にいらしてください。

地上から函館山の頂上を見て、山頂の建物がクリアに見える時

そんな時に夜景を見に行った日にゃあ~、もう、感動で、

地球に生まれてよかった~~~~~~!!!!!」

って、泣きますよ。保証します!(笑)

あ、涙もろいのはわたしだけか・・・・。

ただ、イカ釣り漁船の漁火が激減した昨今は、だいぶ派手さが減った気はします。

それでも!徳子評価では世界一です。

ロープウェイで行っても、車で行っても(ただし自家用車は22時以降のみ可)キレイです。

 

さてさて、山すその元町近辺のご紹介ばかりでしたが、

函館は観光の街ですので、他にもあちこち見どころがあります。

五稜郭公園もその一つ。

上から見た五稜郭公園の模型

 

五稜郭公園にある白い五稜郭タワーに登れば、こんな風にお堀に囲まれた、星型の城郭が見えます。

 

そしてこれが、桜の季節ともなると・・・・

五稜郭タワーと桜

お堀の水面に桜が反射したりして。 

五稜郭の堀の水面に映る桜

そして、タワーの上から見ると・・・・。

「うわ~~~~~~~っ!!!」ていうピンク化。キレイです。

ちなみに、五稜郭駅と五稜郭公園は全く場所が違いますから、お間違いのないように。

 

さて。

函館にトラピスチヌ修道院という、女性だけの修道院があるのをご存じですか?

この中で修道女は、一生神に仕え、労働と祈りを捧げる日々を送ります。

外部との接触のない世界・・・。観光客が入れるのは、前庭や売店のある資料展示室のみですが、

その厳かな雰囲気をカメラに収めることは出来ます。

 

トラピスチヌ修道院

 

また、近くの北斗市というところには、男性だけの修道院トラピスト修道院があります。

修道士たちは、生活の糧として、お菓子を作ったりしていて、

それらは函館土産として定番になっています。

 

立待岬(たちまちみさき)も有名です。岬まで行って、朝日なんかを見れたら爽快ですよ。

冬場以外は、石川啄木一族のお墓のある細~い道を入って行くと、

海を見渡せる開けた展望所のところまで入って行けます。

遠方、画面中央に見えるのが立待岬

立待岬までいらした場合は、近くに有名な外人墓地もあります。

結構、こじんまりしてますが。

 

海岸沿いを走る漁火通りにはいくつかレストランがあって、

海を見ながら食事が出来ますよ。

窓からこんな光景が見れたりして、なんともいい気分です。

その辺りには、石川啄木の像と立待岬が見渡せる、啄木公園もありますよ。

 

 

次は、ほんの少し足をのばして行く観光地のご紹介です。

これは、ただの海のようですが、

真ん中よりちょっと右の、四角く区切られた海面にご注目。

これ、海の中から湧いている、無料の温泉・水無海浜温泉みずなしかいひんこうえん)です。

函館市の東の海岸をず~~~~っと海沿いのドライブを楽しみながら恵山方面に進んでいくと、

こんな穴場があるんです。

(北海道地図の一番下の、魚のしっぽの様な形の右ヒレ=亀田半島の東の端、恵山岬にあります)

上の写真では一つしか見えないのですが、潮の満ち引きで、温泉は数個出現します。

満ち潮の時は海水に埋もれて入れないので、

行く前には、正確な場所と、温泉の入れる時間帯を調べてから行ってくださいね。

目の前で、岩にあたって砕ける波を見ながらの温泉・・・・爽快です。

少なくとも、お子さんは大喜びしますよ。

(水着は持って行った方がいいと思います・・・。規則はありませんが。)

水無海浜温泉(椴法華)

 

この恵山岬の中央に鎮座しているのが恵山(えさん)👇

活火山なので、モクモク煙?が上がっているのが見られます。

ここも、ちょっとわかり辛い所なので、しっかり調べてから、

ところどころにある方向表示板に注意を払いつつ、たどりついてみてください!

 

また、函館を北上した隣町七飯町には

大沼国定公園があります。

函館駅から車で40分、電車で30~50分。

駒ヶ岳を背景に、大沼や小沼があって、眺めが雄大です。

沼の中に小島がたくさんあって、それらが橋でつながっているので、

ゆっくり小島めぐりの散策が出来ます。のどかですよ~。

一面に氷の張った大沼と駒ヶ岳(こまがたけ)

 

冬はこうして眺めるだけですが、雪のない時は遊覧船、ボートなどを楽しめる他に、

レンタルサイクルで沼の周りを一周したり、キャンプをしたり。

函館市からの一番近場の大自然です。

駒ヶ岳

 

訪れた時には、大沼団子も忘れずに食べてみてくださいね。みたらしとあんこの軽い味付けが絶妙!

宣伝になるので、会社名はぼかして伏せますが、このパッケージのがおいしい・・・・。

(ほとんど宣伝してますね・・・。)(笑)

 

 

「北海道は食べ物がおいしいよね。」って、みなさんよくおっしゃいますが、

特に函館は、海産物が新鮮。

函館を旅してから札幌に行くと、(あ、なんか違う・・・。)とわかります。

 

イクラの大盤振る舞いでテレビなどにもしょっちゅう登場するホテルや・・・・

 

季節ごとのメニューで、松茸土瓶蒸しやら上品な海鮮が、海を見ながらリーズナブルに食べられるレストランや・・・・

 

そして、わたしが行くたびに必ず、這ってでも行って食べる(笑)、

老舗の洋食レストラン👇

どこに行っても、確かにおいしい!

 

ここは👇、奮発しても全然惜しくない、本当~~~~においしいレストランです。

明治12年、当時、国際貿易港であった箱館で(東京や長崎からやってきて)出会った創業者と料理長が

在留外国人や外国船にパンや西洋料理を収めたのが始まりのレストランだそうです。

全国展開で、レトルトカレーやら、ブランデーケーキなどのお菓子も販売しているので、

名前を知っている方もたくさんいらっしゃるかもしれません。

函館に行ったのならここは是非とも行ってほしい(って、名前を明かしてませんが・・・。)

こっそり言うと、五島軒。(このブログでは宣伝はしたくない、というこだわりがありまして・・・。)(笑)

カジュアルにカレーを食べたりする部屋もあって、そちらもおいしいけれど、

せっかく行ったのなら、少しかしこまった方の部屋(雪河亭)で、

伝統を守り続けた西洋料理も味わってみてください!!!

ロシア料理もありますよ。

👆この前菜は、カニなどのシーフードの味が絶妙に生きていて、毎回、泣きます。

「く~~~~~~~~~っ!」って。(笑)

👇スープも、パンも、絶品。サワーブレッドもあります。 

 

👇この牛タンシチューを食べずには帰れません!舌の上でとろけます。

👇メイン料理の前のお口直しのシャーベットも、ハンパないおいしさ。

👇締めのメイン料理、ステーキとサラダも、手抜きなし。

👇メロンの切り方ひとつも、凝ってます。デザートも、うまい~~~~~!

 

 

もちろん函館は、お寿司もホントにおいしいんです。

我が家の次男・愚息くんが言うに、

東京のカウンターで食べた高級寿司よりも(←学生のくせに、いつの間に行った?なんてヤツだ!)

函館の(握りの)回転寿司の方が、断然おいしい、と。

やっぱ、函館は、

食べ物がおいしい~~~~~~~!!!

 

そうそう、言い忘れましたが、おみやげ物も、函館にはおいしいものがたくさん。

このチーズケーキ👇、食べた人達が口を揃えて

「人生で一番おいしかったチーズケーキ!」

と評価することで有名です。私も必ず買っちゃいます。

そしてそして、意外と知られていない隠れた名品が、このお菓子。👇

求肥に包まれた生クリームと、スィートポテト・・・・気絶物です。(涙)

また、ほぼ、宣伝になっちゃってますね。いかん、いかん。食べ物の話がアツい・・・。

 

そんなわけで、またまた、旅のレポートのはずが、

食べ物のレポートに方向が次第にずれていく・・・・

という流れになりましたが、

そんなこんなで、旅って本当に楽しい・・・・!それを満喫させてくれるのが函館です。

 

そして、函館は、必ず昼も夜も・・・・時間を取って両方味わうことをお勧めします。

みなさんも、是非、エキゾチック・タウン函館を訪れてみてくださいね。

 

函館駅前