アーカイブ | 2018年4月21日

脱ステ中のティーンエイジャーのお子さんを持つ親御さんへ

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お子さんのアトピーや脱ステロイドに悩む親御さんがいっぱいいらっしゃいますが、

自分のことではなくても、その苦しみには壮絶なものがあります。

苦しむお子さんを見るにつけ、

(子どもにステロイドを塗ってしまった・・・。)

という罪の意識を強く持たれる方が多いようです。

 

私は、今までもこのブログで、

愛を持って、よかれと思ってやったことなのだから、後悔して苦しむことはないのですよ。」

と言い続けています。

アトピーにステロイドを処方する

という地球規模での間違い

一人で責任を背負うことはありません

よくない、と気付いたのですから、そこからスタートすればいいのです

 

私は、そういった親御さん達から、たくさんのご相談を受けています。

子を持つ親として、本当にお気持ちはよくわかります。

身も心も蝕まれたお子さんの姿を見るにつけ、

特に一番多感な時期である

ティーンエージャーになっているお子さんなら、

世間の目も気にして傷ついているであろうと察するに、

親としては、切なくて仕方ないことでしょう。

 

しかし、再度言いますが、

ステロイドを塗ったのは、治してあげたいと思って、

子どもを愛しているからこそ

よかれと思って、

知らずにやったこと。

愛を持ってやったことなのですから、罪の意識に苦しまないでください。

そういう時代に生きてきただけなのです

あなたのせいではありません

 

今日は、読者である一人のお母さまから、

息子さんのことについてのご相談に対して、

私の答えを、(同じようなお悩みの方も多いので)ブログ上でシェアさせていただきますね。

 

サッカーが大好きな高校生の息子さんは、

脱ステ中なのですが、

悪化により、現在は外出もされず

勧めても、運動も受け入れない状態らしく、

お母様はとても心配されています。

ゆくゆくは、

(火傷状態になってでもやってしまう)サッカーも

やめさせた方がいいのか、

あるいは、サッカーに復帰した場合は、

日焼け対策お風呂も気になるところのようで、

質問してくださったことへのお答えです。

 

   ******************************************************

 

〇〇〇様

 

読んで下さってありがとうございます。

ご本人のことではなく、息子さんのこととなると、

思うようにいかないことも多い上に、心配が多く大変ですね。

私も二人息子がおりますので、お気持ちお察しします。

 

私はこのブログで、おこがましくも、

なんとか苦しみから逃れたい方々を助けたくて、

自分や周囲が一番よかった脱ステ脱保湿をご紹介しています。

いい治療法だから広めたい、その一心です。

ただ、皆様それぞれに考え方も違えば、環境も違っていますので、

時々「私は〇〇〇なので、脱保湿は無理なんです。」とか、

「〇〇〇な状態なので、やりたくても出来ないです。」

などのお悩みもお聞きします。

全てが思うように行くのは誰しも難しいですから、

結局は当事者がどっちを取りたいか、

にかかっているとしか言えません。

例えば、

仕事の関係で脱保湿を始めるのは無理がある、

という場合、

仕事を優先するか仕事を一時的に犠牲にして早く治る道を取るか

判断はどこまでも当事者にかかってくると思います。

脱保湿をした他の皆さんも、多くのことを犠牲にした上で、

「早くよくなりたい」というご自分の意思を尊重されて、

その道を選んだ方々ばかりです。

~だから出来ない」を優先するか、

~だけれどそれを犠牲にしても早く治したい。」と考えるか・・・

最終的には息子さんの思いに寄り添ってあげるのがよろしいかと思います。

 

私はあまり人様に我慢をさせたくないと考えますので、

サッカーもやめた方がいいなどとは思いません。

火傷状態になってもやりたいのですから、相当お好きなんですよね。

せめて、終わった直後には日よけを被るのを許可してもらったり、

アイスパックを保冷ケースに入れて用意しておいてすぐ冷やす、

など工夫をされたらいいと思います。

(やらない方がよくなるのが明らかならば、

よくなりたいという気持ちを優先するかサッカーをやりたい気持ちを優先するか

これはどこまでもご本人次第かと思います。)

 

現在、運動をしたがらないとのことですが、

皮膚の状態のよくない時はタンパク質を相当失っていますので、

疲労感も相当なものがあることがあります

(代謝を上げるために運動するのがいいことだということを)ご本人に話されているのですから、

動けば早くよくなるという知識は入っているので、

お母様もあせらず、見守ってあげてもいいかもしれません。

 

心配なお気持ちは察するに余りありますが、

感じやすい年ごろでもありますし、人の目もとても気になる年代です。

お母様は、

「こういう治療があるよ。こうすると早く治るらしいよ。」

と、うるさくならない程度にさらっと伝えたら、

あとは本人の意思を尊重するのもいい気がします。

 

親は常に、子供より

30年前後の長い経験を持っているだけに、

(こうすればいいのに。)と、

子供が失敗しないように先回りして

思い通りになってほしいと思いがちです

ただ、子供も含めて、

自分以外は思うようにいかないものですから、

親御さんは愛を持って伝えるということまでが担当分野だと思います。

あとは、一番苦しんでいるのは息子さんご本人だということを念頭に置かれて、

ひたすら明るくなさっていてください

落ち込んでいる息子さんを

急いで暗闇から引っ張り出す方法を考えるより

まず、お母様が太陽になってあげてください

 

絡み合った紐をほどく時、

一本をするするうまく抜くと、

他の紐もあっという間にほどけることがあるように、

まず、お母様がなんとかご自分自身で気持ちを上げて

ずっと明るさを維持してみてください

周りの紐(息子さんを含むご家族)がその一本の紐の影響で

ほどけること(前向きな気持ちになること)があるものです

 

悪化時は、運動後のシャワーは本当に汗を数十秒で流して、

出来るだけ石鹸は使わず、木綿タオルでそっと抑えるように拭くのをお勧めします。

サッカーですと泥も落としたいでしょうが、

とにかく短時間でさっと終わらせる

あるいは泥などがなければ浴びずにサッとタオルで汗を抑えて乾かす、

というのも(私たちが)病院でやっていた汗の対処法です。

 

私の立場からは、よかった治療の内容をご紹介するくらいしか出来ませんが、

出来るものをご参考になさってください。

微妙な年ごろでもありますし、

ご判断はどこまでも息子さんにお任せするのもいい結果になる気はします。

お大事になさってくださいね。

 

徳子あぶふぁぶ

 

           **********************************************

 

徳子の部屋では、がんばっている皆様をひたすら応援しています。

一日も早く、よくなってくださいね。

 

今日も素晴らしい一日を!