アーカイブ | 2018年11月18日

脱保湿と呼べるのは、脱保湿だけ、ですよ

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アトピー性皮膚炎に、常習性のあるステロイドを塗るのをやめると(=脱ステ

恐ろしい副作用離脱症状リバウンドを経験することが多々あります。

それがなかなかよくならないので、

巷でよく聞く、評判のいい脱保湿も始めてみた、

「けれど、(副作用の症状が)なかなか引かないんです。なんででしょう?」

・・・という相談をいただくことがあります。

 

私のブログを読んで、脱ステ脱保湿を決断した、という方々も相当数いらっしゃるので、

そこは私も「なんとかサポートして差し上げたい!」

そう思い、一生懸命、お役に立てるやもしれない情報を発信していますし、

SNSで直接私を探し出して連絡をして来られる方々には、

真夜中でも、私の限界ギリギリまでお返事をさせて戴いたりしています。

(ごめんなさい、相談が多すぎて、全てに対応は出来ていないこと、ご理解ください。)

 

ただ、脱ステをして「よくならない。」と嘆き続けている方も、

ところどころよくなったり

あるいは、時々よくなっている時もあるのですが、

私たち患者は、

よくなった時部分のことを

ほとんど話題にしない傾向があります。(/ω\) (笑)

ははは。

苦労自慢と同じで、重症自慢も、脱ステあるあるです (笑)。

そして自分より重い方には、「おおっ!」と敬意を払う・・・。

かく言う私も、自分より重症経験の方に出会えたら、きっとひれ伏します!(笑)

(いや、でも、みなさん、自慢できるぐらいがんばってきてますよね。

私には、わかりますよ。心行くまで、自慢してください。)

 

辛い症状で相談をされて来た方に、私が脱保湿のアドバイスをさせてもらい、

それからしばしご無沙汰していると、

何か月かして、また急に嘆きながら

全然よくならないんです。」と、相談をしてくる方々がいます。

あれほどたくさん説明したのだから、

「脱保湿をやってみたのに、この間、少しもよくならなかったのですか?」

とお聞きすると、

「ああ、そっちはよくなったんですよ。でも、今度はこっちが・・・。」

というケースがと~っても多いんです。(笑)

この時点で、「あ~た、それ、すでに脱保湿ではありませんよ。」と私は言いたくなります。(≧▽≦)

 

つまり、よくなった部分に喜ぶことを忘れているうちに、

次の悪化が始まってしまっているケースです。

心の面でも、リラックスして

自力で明るくいられるように維持しなければ、

なかなか成果は出辛いですし、

少しでもよくなったことに幸せを見つけられずに

次に悪くなったところに嘆く・・・・では、

脱保湿の治療を、本当の意味でがんばっていると言いきれないと思うのです。

脱ステのエキスパートの先生たちも、皆、メンタル面の大切さは明言されています。

心の強化も脱保湿の一環です。

 

よくなったことになぜ言及せずに、なぜ、悪い部分にばかり注目しているのでしょう?

もちろん、悪化した部分は気になって当然です。

でも、よくなった部分もあるのです

そこに感謝を忘れていませんか?

そこに感謝の気持ちを持って自分で自分の心を盛り上げていく・・・・

そういう患者本人の内側の努力も必要なのです。

よくなった部分に喜びを感じずに、

よくならない部分と、新たな悪化部分にだけ注目し、

ただただ、耐えて嘆いて・・・・

その繰り返しは非常にもったいない、と私は思います。

メモなどを見ると、先月悪化して嘆いていたところが、

現在、炎症ゼロになっていることに気付くこと・・・ありますよね?

せっかく脱保湿をやるなら、ストレスを抱えない努力をして、

希望だけを携えてスカッと取り組んで戴きたいのです。

ただでさえ、辛い治療経過をたどらなければいけないのですから。

 

でも、究極のもったいないケースは、せっかく脱保湿を説明させてもらっているのに、

それを信じ切れずに

治癒を待ちきれずに

脱保湿に、独自の方法を加えてよくならない方々です。

(仕事の都合などで完遂出来なかった方は含んでいない説明ですので、落ち込まないでくださいね。)(*^^)v

 

不思議と傾向があるのですが、

脱保湿についてあれこれ

何度も何度も質問し続ける方に限って、

結局、脱保湿をやってみることをしなかったり、

やっても自分流のアレンジを加えてしまう方が多いようです。

(これ、完全に、心の部分に共通項があること、気付いて戴けますか?)

 

また、きちんと指示通りにやらなけらば脱保湿と呼べないのですが、

教わった通りにやらずに、「脱保湿をやっている」と思っているケースもありがちです。

 

一方、脱保湿にもいろいろあって、

時として、保湿クリームや保湿化粧品を塗るような治療を勧めているお医者さんもいらっしゃるようです。

それに関しては、私や私の仲間達が教わり、よくなって、

ここでご紹介している脱保湿とは全然別物です。

経験した患者たちの一人として言わせてもらうと、

一切の保湿を絶つ、究極の脱保湿でなければ、”脱保湿ではないし、

それが一番早くよくなるのは間違いないのです。

 

英語では、私の紹介している ”究極の脱保湿” は

NMTと呼んで戴いていますが、

保湿化粧品など、何か塗ったりすることがあるのは

MWと呼ばれていて、別物です。

体験した海外の方々は、

NMTは

今までよくならなかったMWと違って本当に素晴らしい!」

と、大絶賛で、自発的に広めてくださったりしている方もたくさんいらっしゃいます。

日本でも、前者を究極の脱保湿、後者を脱保湿・・・と、区別したいくらいです。(笑)

徹底的にやらなければ、(一時的によく見えることはあっても)なかなかよくならないのです。

 

ステロイドのリバウンドの患者さんに、私が脱保湿を勧めたからと言って、

特に何か利益を得ているわけではありません。

広めたからと言って、私の生活が明日から劇的によくなる・・・

ということもありません。(笑)

よいから、勧めている

助けたいから、勧めている

こんなひどい経験を同じ思いを

他の方々にさせたくない

それだけなのです。

 

ですから、私にとっては、一切大げさに言ったり、

強制する必要はないのです。

やるやらないはどこまでもご本人の選択

私にできるのは、「これは最高にいいですよ。」と、

よかったお勧め情報を説明することまでです。

信頼して戴いていいものだけを提供しています。

 

脱ステだけでは何年もかかっていたものが、

脱保湿を加えて徹底的にやると、たったの3か月ほどで症状が引く、

と、経験者たちが口を揃えて言っているのです。

それでも、まだ、信じるのが心配で、

「脱保湿を始めた。」と言いながら(思いながら?)、

xxクリームを塗っている」

xxバスソルトは欠かせない。」

シャワーは毎日浴びないとダメなの。」

「夜型だから、早く寝るのは不可能。」

運動は、時間がとれなくて無理。」

・・・・と、俺流私流を通し、

挙句の果てに、

「脱保湿で、よくならない・・・。」

という声をたまに聞くことがあります。

・・・こんな取り組み方をしながらの発言は、この先、

この素晴らしい治療に取り組もうとしている方々の

意志を揺るがせてしまいます。私が一番懸念するところです。

 

「私には、このナントカ・オイルは欠かせない」などと保湿剤の写真をアップしてSNSで発信しながら、

「私は脱保湿を徹底的にやっているが、それでもわたしの症状は一向によくならない。」

って、嘆かれる方。

「コホン・・・。毎日、オイルを塗ってますよね?それ、脱保湿って呼ばないんです・・・。」

と、ツッコミたくなります(笑)。

 

(脱保湿中の症状がよくない時は)

シャワーお風呂は出来るだけ控える

運動後汗をかいても控える と説明しても、

「汗っかきの場合は別でしょう?」

と、シャワーだけはあきらめきれないのか、

なんとかシャワーを毎日浴びる道を見つけようと、

”好きなだけ好きな時に浴びていい”

という返答を引っ張り出して安心したいがために、

食らいついて質問攻めの方もいらっしゃいました。(笑)

お風呂とシャワーの回数を減らすのも脱保湿です。

感染を防ぐという目的だけに使用することにとどめます。

普通に(毎日)使うしかないなら、別な治療をされた方がいいでしょう。

 

水分制限はとても大事。”と説明しても、

「私は水を大量に飲まないと無理な体質なの。そういう人はどうすればいいの?」

「水だけは、デトックスの為にもたくさん飲まないといけないタイプなんだ。」

とか・・・・。

・・・それ、もはや脱保湿ではありませんから~。( ̄ー ̄)

脱保湿をやらないのに、脱保湿を勧めてる人に質問するのは時間の無駄ではないでしょうか?(笑)

どうぞ、別の信じる治療法をお選びください~~~~、と、丁寧に他をお勧めしたくなります。

(こういった自分流を通したい患者さんは、どちらかと言うと外国の方に多いです。

日本人は、言われたことをコツコツやるということに、子供のころから慣れているのでしょうね。)

 

何度でも言います。

脱保湿は、やるなら、徹底的に説明通りにやってこそ効果が出るのです。

オリジナルの方法を加えたいのなら、何もこの治療を選ぶ必要はないのです。

特に私は医療関係者でもなんでもありませんし、

脱保湿を経験した、ただの一患者です(笑)。

私や仲間達が経験した素晴らしい治療を紹介することまでしか出来ないのです。

 

医療アドバイスなどもっての外で、

私はお答えする立場にありません。

写真を送ってくださって、「これは、感染ですか?」とか、

(この質問は日本の常識では素人には聞きませんが、

外国人は莫大な数の方が素人の私に聞いてきます。)

あの薬はどうでしょう、この薬ならどうでしょう、

こういう場合はどの薬がいいのでしょう?・・・・と聞かれても、

「私がお伝え出来るのは、ステロイドプロトピックネオーラルはよくない、

という、教わったことと経験したことだけなんですよ。」

としか答えられません。

他の薬のことを聞かれても、名前も知らないことが多いですし、(笑)

そもそも、最初から、脱保湿は薬を塗らない何も塗らない・・・・

という説明しかしていないのですが・・・・(笑)。

 

相談と言うのは誰にでもしていいものではなく、

やはりふさわしい方に聞くべきでしょう。(。-_-。)

 

もうひとつ、とても残念な、起こりがちなことがあります。

脱保湿では、何も塗らずに徹底的に皮膚を乾燥させます

皮膚は乾燥しきってから、初めて普通の状態に戻ろうと再生を始めます

しかし、もともとの乾燥肌が炎症を起こして、さらにそれが乾燥するのですから、

途中経過が大変グロテスクな見た目になるのです。

おまけに、ただでさえ痒い乾燥肌を乾燥させていますからとにかく痒いのです

しかし、それは悪化ではなく治癒の始まりなのです。

その、悪化に見える症状に耐えきれず、

(ああ、こんな夢の治療を信じた自分がバカだった・・・。)

と、治癒 の途中であることに気付かず

待つことが出来ず

悪化に見える途中の状態で脱保湿をやめてしまって、また嘆き始める方々がいらっしゃいます。

これは、もったいないことです。

 

何度も私が言い続けているように、

徹底して、説明通りにやらなければ、それはもう脱保湿ではないのです。

症状の経過に耐えることが出来ずに

自分のアレンジを加えれば

脱保湿治療とは呼べない のです

くどいようですが、この部分が本当になかなか伝わりません。

脱保湿でないことをやって、

「脱保湿ではよくならない」と宣言するのは、

せっかくのいい治療を選ぼうとしているたくさんの方々の

楽になれるチャンスを奪う・・・と言う、重大な罪を犯しているのです。

脱ステは、症状が本当に辛いですから、あえて、重大な罪、と言わせて戴きます

 

治療方法の選択は、各自がやることです。

信頼のおけるものを、選ぶのはご本人です。

私は、ただただ伝えるところまでをさせてていただいています。

私は、脱保湿がよかったことに確信を持っていますし、

現時点で、ステロイドの離脱症状から早く逃れるのには

これ以上のものがないと思っています。

ですから、どこまでも脱保湿を説明し、お勧めはしますが、

やっているのはそこまでです。

強制もする気はありません。

 

ただ、やるなら覚悟をもって徹底的にやってください

ということだけは言い続けています。

覚悟をもって、説明通りにやらなければ、

3か月後の結果は出ないのです。

覚悟がないから、途中経過で不安にさいなまれるのです。

 

私の相談者の中で、忍耐モード最短者(笑)は、

脱保湿を始めて2日目で、治療が辛くてやめました。

それでも、長いこと私に相談をした後、

やはり再開すると覚悟を決めました

そして、1カ月くらいあとに、彼は、

「脱保湿をしたら、こんなに短期間で、

ここまでよくなったよ!」

と、ビフォーアフターの写真をネット上に載せました。

世界中に衝撃が走りました

「ま、まじかよー?ここまでよくなるの?この短期間で?」

「私は4年も(リバウンドを)やってるのよ?あり得ない!」

という、驚きです。

この方は、たまたま結構いい状態だったから早かったのでしょうが、

それにしても、判断ポイントで正しい選択をしたので、よい結果を得られたのです。

 

いろ~~~~~んな自己流アレンジを加えて、

それを、脱保湿、と呼ばないでください。(笑)

徹底的にと、何度も、何度も、言っているのです。

それをやらずして、

「脱保湿、始めました」

「でも、よくなりません。」

・・・・って、是非、おやめください~ (笑)。

そうなりそうな方は、別の治療を選択されることをお勧めします。

 

脱保湿は、ステロイドのリバウンドから必ずよくなります。

(注・薬の副作用ですから、症状が消えても、その時点が”完治”という保証はなく、

また再発することはあり得ます。また、脱保湿はアトピーの治癒方法ではありません。)

 

あなたのもともとの症状がアトピー性皮膚炎であるなら、

確認すべきことが3つ。

現在の症状が、ステロイドをやめたことによるステロイドの副作用で、

特に他の病気などもなく

感染などの症状がなければ

脱保湿を徹底的にやることで、その苦しい離脱症状から

何より短期間で脱出することができます。

その為に、親しい皮膚科の先生に、定期的に上記の診断だけはお願いしながらやってみてください。

自宅療養の場合、医療のサポートは必須です。

 

また、心の問題もとても大切ですよ。

「よくなるぞ~~~!」と前向きな明るい気持ちで、

自分の選択に全幅の信頼を寄せて、

楽しく治癒に向かってください。

これも脱保湿でよくなるポイントです。

「どうせ、よくならないんだ。」

などと、暗く、重い気分で過ごさないでください。

お医者さんが言えなくても、データが取れなくても、

心はあなたの症状に絶対に影響を与えています

経験者の私だから言い切れるのです。

 

相当な忍耐が必要な治療です。

やるなら、腹をくくってひとつも漏れることのないくらい

徹底的にやってみてください

必ず、あなたを救ってくれますよ。

 

今日も、素晴らしい一日を!

 

 

追記: 非ステのリーダー・阪南中央病院佐藤健二先生から

素晴らしいコメントを以下に戴いています

とても役に立つことがいっぱいです。

是非是非、お見逃しなく!