アーカイブ | 2019年6月1日

あなたを苦しみから救ってくれるのは、何でしょう? ー 後編

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『あなたを苦しみから救ってくれるのは、何でしょう?』の後編です。

前編をまだ、ご覧になっていない方はこちら。

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あなたを苦しみから救ってくれるのは、何でしょう? - 前編

 

さて、ここから、具体的に例をあげていきましょう。

 

例えば、こんな悩み相談を受ける事があります。

「職場でいじめられているんです。誰もが私に冷たく、もう居場所がないんです。

これ以上耐えられません。

しかも、話をわかってくれる友人はたったの一人しかいないんです・・・。」

 

・・・・そんな悩みを聞いた時、

私の頭の周りには、即座に多数のクエスチョンマークが浮かびます。

「話をわかってくれる友人が一人いるんですか?

それ、と~ってもありがたいことですよー。

辛い状況はよくわかります。でも、

なぜその人への感謝の気持ちで心をいっぱいにしないのですか?

なぜ、苦手な人達のことばかりに意識を集中しているのですか?

一人でもそんな友達がいてくれるのは、本当にラッキーなことですよ。」

 

・・・とてもとてもありがたい相手がいてくれるのに、

嫌な人のことで心をいっぱいにしているのはこの方自身です。

感謝の気持ちで心を満たしていると、そのありがたい気持ちの連鎖が広がり、

周囲が動き出します。感謝の度合いに応じて、少しずつ、少しずつ。

信じられないかもしれませんが、感謝の目に見えないパワーは、伝わり、連鎖していくものです。

さらに、感謝はあなたを強くしてくれます。

そんなことも、苦難を経験すればこそ、知ることができるんです。

 

また、私は毎日、ステロイドの副作用に苦しむ世界中の患者さんから、

莫大な数の ”SOSメッセージ” を戴いているのですが、

ひどい炎症に死にたいほど苦しんでいる方々がいっぱいです。

実際、「死にたい。」というメッセージも、何度となく受け取っています。

 

「顔の炎症がひどいんです。顔なだけに

人から見られているので、もう、耐えられない

毎日泣いています。

なかなかよくならない上に、ついつい恥かしくて、

中の皮膚が出来上がる前に、

カサブタをはがしてしまい、それがやめられないんです・・・。

よりによって顔だけがひどい炎症になっているので、

悲しくて、くやしくて、怒りが溢れます。体はなんともないのに!」

・・・そんな悩みを聞いたりもします。

 

しかし、私の頭の周りにはクエスチョンマークがすぐに飛び交います。

「顔だけが炎症で、他はなんともないのですか?

なぜ、そんなラッキーな状態で嘆いているんですか?

なんともない体全体に感謝しましょうよ。とてつもなく、ありがたいことですよ。」

・・・全身の炎症は、ほんとう~~~~にキツイんですよ。体力的にも。ははは・・・。(←力ない笑い)

経験者だから、言えるんです。

 

心が暗くなればなるほど、当然のように人間の体は影響を受けます

早くよくなりたかったら、やはり、自力で気持ちを上げなければいけないんです。

なのに、悪いところにばかり注目して、

いいところが9割もあったとしても言及すらしない

そのもののとらえ方に、まず、ひとつの原因があるのは明確なんです。

そして、カサブタをはがさなければいいのに、やめられない・・・・って・・・

やめるのは、その方自身にしか出来ない選択です・・・よね?

誰かがずっと両手を押さえつけたら満足でしょうか?いや、それはないですよね。(笑)

・・・冷静になって考えれば、他人に訴える類のことではないのです。

恐ろしい症状で、いっぱいいっぱいになりがちなのは本当によくわかりますが、

そこは、実は頼るのは自分しかいないのです。

 

誰かにすがっても、

聞いてくれている相手も辛いはずです

相手を辛くしておきながら、自分はよくなりたい・・・って、

ちょっと自身のあり方を考えなければいけない行動なんです。

自力でいいところを見つけ

いいところに注目する訓練をすることが、

あなたも、あなたの周囲をも救ってくれます。

そんな学びも、苦難を経験しているからこそ

経験することで、人間は、一歩成長できるんです。

 

あるいは、心の病気を患った方が、言ってきます。

(このブログの読者さんの中には、そういった病気の方も結構多いんですよ。)

「こんな病気を何年もやっていて、いつも家にいる事しか出来ないんです

家では両親が時々こんな自分に文句を言ってくるし、部屋にこもるしかない。

こんな状態では、就職をすることも出来ないし・・・。」

 

そんなのを聞くと、また、私のクエスチョンマークが騒ぎ出します。(笑)

「一人になれる部屋があるのですか?それはありがたいことですね。

屋根のある家で寝起き出来るだけでもラッキーなことですよ。

それに、就職しなくても、食べて行ける環境があるんですよね?

しかも、ご家族が身の周りの世話をしてくれているんですから、

と~ってもありがたい環境ですね。

そこに感謝をしてみませんか?

確かに、辛くあたられているのはわかります。

それでも、自分の境遇の嘆くポイントを見つけるよりも

今ある環境の、ありがたいことを見つける努力をした方が楽になれますよ。

家族の口にも戸は立てられないんです。

実は・・・親だって、さほど立派なもんでもないんですよー。

みんな、未熟なまま、精一杯子育てをやってきてるだけなんです。

未熟な人の欠点を上げ連ねても何のプラスにもならないですよ。

ありがたいことだけ考えましょうよ。

ありがたいこと見つけ を始めてみてください。」

・・・そんなお話をしたりします。

「こんな自分で申し訳ない。」「情けない。」という感情が湧く方も多いようですが、

どんな感情も、ありがたいという感謝の思いに重きを置くことで、

少しは軽減されるものです。

『感謝を見つける修行』という、経験の真っただ中にいることに気づかなければいけません。

 

また、職場の同僚との悩みも多いです。

「いつも同僚のミスをカバーさせられてばかりで、相手は反省なし

それどころか、上司に言っても何一つアクションをとってくれていない。」

上にはナイスなくせに、自分には辛く当たる。」

「超、偉そうな同僚が・・・・。」

そんなあれこれを切々と話されるのを聞くこともあります。(笑)

とんだ同僚を持っていて、確かにお気の毒です。

 

でも、気付いてください。

その人がいなければ、あなたは休みすらとれないのです。

あの同僚がいるから、あなたは年休が取れるのです。

休みなしで、あなたは耐えられますか?

あんなヤツでも、存在だけでもちょっとは役に立っているのです。

あ~~~~、ありがたや・・・(笑)。

とんでもなく嫌な性格の同僚なら、周囲も気付いているはずです。

もし気付かないでいるなら、その人たちも同じような類です。

あなたは、人の本質を見る、といういい訓練をしている真っ最中なのです。

あなたにとって、いい学びの時なんです。

せっかく学びのチャンスを戴いているのに、

あなたが嫌な気分になって、他者からの自分の評価を下げる必要はありませんよ。

 

また、嫌いな同僚以外の方たちへの感謝を忘れたりしていませんか?

あなたにナイスにしてくれる同僚たちを、当たり前だなんて思わないでくださいね

ナイスな同僚たちの ‘ありがたさに気づいていなかったこと’ を知らせてくれるのは、

実はいやなアイツです。

いやなヤツと一緒にいるという時は、

どこにでも感謝は見つけられる、という学びの時でもあるのです。

辛い経験からのこの学びが、未来の、次のあなたを引っ張ってくれますよ

 

 

ストレスをよける方法を少しずつ身につけならなければいけません。

しかも、人に頼るのではなく、自力で

あなたを悩ませる相手は、変わりません。

あちらはあちらで、そういう行動をしているとどうなるのか・・・

を学んでいる真っ最中なのです。

ストレスのよけ方を身に着ける為には、経験してみるしかないのです。

そして、その経験の中で、視点着眼点を変えるという努力を経験する

それに尽きます。

 

辛いことの中にも感謝を見つける訓練を重ねて行けば、

誰かに頼らずとも、次の苦難の時に生かせます

感謝を見つけ、感謝の方に注目するという生き方を選ぶことで、自分自身が楽になれるのです。

また、そのノウハウをみなさんのお子さんに伝えることだって出来るのです。

 

いじめ、その他の混乱した環境の中で育つお子さんの命を守るためにも、

自分と、自分たちの幸せな未来を創るためにも、

常に感謝を見つけ出す方法を学び、身につけてください

そして、それを、次の世代に伝えてください

 

今、どうしようもない苦しい状態の真っただ中の方にお伝えしたいのです。

あなたの今の苦しみが

未来のあなたを救います

辛い試練を乗り越えるノウハウは、

あなたを、そして究極は

あなたのお子さんや周囲の親しい方々の命を救う教えになるかもしれないのです。

経験することで、少しずつストレスへの免疫力がついていくからです。

なんてありがたい修行でしょう。

滝に打たれるより、ずっと確かな修行です。(笑)

前章でも言いましたが、辛いことは、生かすために経験しているのですから

 

 

残念ながら、全ての人があなたにとっていい人ではないのです。

全ての人があなたに優しいわけではないのです。

愛を持って話してもわかり合おうと努力しても

通じない人はいるんです

いるものなんです。

生きている段階・ステージが、あなたと全然違うからです。

そんな通じない相手を変えようと躍起になっても、あなたが苦しいだけですよ。

 

起きた現状は、どうしたってあなた自身が通り過ぎなければならないのです。

誰しもがそんな苦難を乗り越えなければいけない時があるのです。

そんな時に、泣いているだけではなく、

今の経験が

これからの自分の人生の役に立っていく知識となることに気づいてください

今の辛さから学びを得てほしいのです。

どんな試練も結局はありがたい経験なのだということを。

 

「死にたい・・・。」という思いを抱いたり、

苦しみから這い上がれない方々は、

感謝を見つけるのが苦手な方が多いはずです

「ありがたい、ありがたい!」と言いいながら自殺する人はいないんです。(笑)

ありがたいことは絶対に周囲にあるはずなのに

見つけられていないのです

そして、”イヤなこと” と ”ありがたいこと” のうち、

後者を選択してそちらに集中する訓練(学習)を

きちんと受けるチャンスがなかったのです。

 

 

再度言います。

頭の中で考えることはあなた自身にしか選択権はありません

あなた以外、だれにもそれは変えることが出来ません。

あなた自身が、ありがたいことではなく、

嫌なことに意識を集中している張本人だということに気づいてください。

 

どうしたら、自身を守れるほど強くなれるのでしょう?

人間はそんな簡単に強くなれるものではありませんから、

視点を変える・・・・

それしかないと私は思っています。

 

出会うチャンスのあったブログの読者さん達から、よく言われます。

「徳子さんのように強くなりたい!」

ははは・・・・。(弱い笑い?)

誤解のないように・・・決して私は強いわけではないのですよ。

むしろ、相当繊細な面を持っていますし、

人の思いや苦しみなどを人一倍感じ取る方だと思っています。

ですから、人一倍、見る場所(着眼点)を変える努力をしているつもりですし、

自分の中に暗い侵入者が入らないように、

城門で止めてしまうように努めているだけなんです。

このテクニックもまた機会のある時にお話ししますね。

 

あなたから、まず、この学びを実践してください。

苦難を経験するから学びが得られるのです

あなたが知ることで、未来の我が子、孫、若い友人・・・・

色々な人達に教えてあげることが出来るのです。

そんなひとりひとりの小さな学びが、

ゆくゆくは未来の子供たちの命を救えることになります

命ほど大切なものはありませんから、

なんとか子供たちの命を守らなければいけません。

 

学校で教わらなかったのなら、

自分で今、学んで行きましょう。

そして、それを伝えて行きましょう。

誰かが、救われるはずです。

 

大丈夫。

今のあなたの苦しみも必ず乗り越えられます

自分に乗り越えられないことは天から与えられない、ということも知っていて下さいね。

 

 

今日も素晴らしい一日を!

 

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