ステロイドの副作用による皮膚炎で入院した時、
幸運にも、他の皆さんより入院が長かったおかげで(笑)
たくさんの素敵な患者仲間に出会うことが出来ました。
入院して、気付いたことはあれこれあったのですが、
特に思ったことのひとつに・・・
なぜか、 不思議なくらい私たち患者仲間は、
皆、人柄がいい(含・自分!)(笑)
というのがあったのです。
なんでこんなにいい人ばかり?
控えめで、 謙虚で、 気配りがうまくて・・・・。
スゴイ人が多い!と思ったのです。
本当に感心するくらい優しさにあふれた、
素敵な方達ばかりでした。
人に譲ってでも自分は後ろに控えている・・・みたいな姿勢、
素晴らしすぎ。
しかも、さらに、
みんな根が真面目。
先生に、代謝を上げるために1時間走れ、と言われれば走るし、
走れないと反省し、 時には出来なかった自分に落ち込む。
きちんとやろうという気持ちが強い方が本当に多かったのです。
少しずつよくなっているのに、
よくなった部分のことは忘れて、
まだよくならない部分に注目してしまいがちなのも、
実は、真面目ならではこその考え方とも思われます。
また、ちょっとした小さなことを気にしがちな、
繊細な部分も持ち合わせている気がしました。
もちろん、本人にとっては、小さなことではありません。
ただ、図太い人なら気にしないことが、気になるだけなんですが。(笑)
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例外的に、人への配慮が比較的苦手かも?な方(笑)でも、
根底にはとても繊細なものを持っていらっしゃるのが見て取れました。
自分を “繊細” の範疇に含むのは少しお恥ずかしい・・・というところですが、
“共通項” ということは、
これ、
ひとつの “原因” としても考えられるのではないでしょうか。
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多分、いえ、明らかに、皮膚科のお医者さんたちは、
皆さん私たちの、この共通した性格的な事には気付かれていることでしょう。
ただ、「患者さん、あなたの性格が、ちょっと惜しいんですよ。」とは
口が裂けても言えないことでしょうし(笑)![](https://i0.wp.com/tokuko.chu.jp/tokukonoheya/wp-content/uploads/2017/01/yjimage2HFNKMXQ.jpg?resize=225%2C225)
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科学の世界では、
証明できないことは治療法としては使えません。
裏付けが不可能ですから、データが出せないのです。
がまんしてでも人のために無理をしてしまったり、
真面目に生きていく私たちのステキな人柄・・・・
素晴らしいことです。
しかし、みんながその一面を持っていて、
同時にみんながこの病気を持っているなら、
心の問題っていうのは、
私たちが想像するよりも遥かに大きいのかも・・・・。
そう考えて間違いない気がするのです。
確かに、たまたまちょっとイヤなことが起こった後や、
なんらかのストレスを感じた後、
すっかりそのことを忘れていたつもりなのに、
その日の夜にやたら掻いていた・・・・
そんな経験はアトピー患者なら誰しもお持ちでしょう。
(もしかして、私たち、
もう少しわがままに生きてもいいのかな?)
・・・退院した時に、そう私は思いました。
そんなわけで、
自分に超都合のいい学びではありますが、
私はこれから先は
出来るだけ無理をしないで、
ゆる~~~~く生きていこう、
と思っています。
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ずっとユルフワで、
運動は出来る時はするし、
出来ない時は仕方ない、と ‘潔く’ あきらめる。
出来る体調でも、
やる気がしない時は
それはそれで、その時の自分の心に従ってみよう・・・。
代謝を上げるために運動をするのは、
医学的にも全く正解で大切な学び。
それでも、出来ないことにストレスを感じながらするならば、
せっかくのプラスをマイナスで相殺してしまうのです。
それぐらい、私たちはメンタル面の弱さを
持ち合わせている場合も多いと言いたいのです。
入院中に、治るために教えてもらった知識や、 学んだことはすでに自分の中にあるのですから、
出来る時が来れば、出来るので、
焦らなくていいと思うのです。
ノー・ストレスは難しいけど、
限りなくそれに近づけるために、
時には潔く、無理することを放棄する・・・
それも完治への近道なのではないかな・・・・
そう考えている私です。( *´艸`)