びっくりされる方が多いのですが、
漢方薬が日本で大量に出回るようになったのは、
実はわりと最近であり、
政治がらみだったというのをご存知ですか?
それは、さかのぼればベトナム戦争当時のこと。
まず、ベトナム戦争にあまり詳しくない世代の方たちに
簡単に説明しましょう。
ベトナムはかつて、国が北と南に分断されていました。
北ベトナムをソ連と中国が支援していて、
VS 南ベトナムはアメリカが支援し、
内戦が続いていました。
一方、その頃の世界情勢ですが、
ソ連を中心とした共産主義と
アメリカを中心とした資本主義の冷戦が続いていました。
アメリカは社会主義の拡大を恐れて、
ソ連側の北ベトナムに勝ってほしくなかったのです。
そして、
アメリカがついに北ベトナムを攻撃して参戦。
事実上、その冷戦を象徴する戦争となり、
ベトナム戦争は長期化しました。
で、アメリカは考えました。
(なんとかしてこの戦争に勝ちたい・・・!)
そこで、
北ベトナム側にはソ連と中国がついているから、
「そうだ!中国と仲よくして、こっちの味方につけちゃおう!」 と思い立ったのです。
中国を
‘北ベトナム側(ベトナム解放勢力)とソ連の社会主義陣営’ から
離脱させるには、
中国にナイス~にしてあげなければいけません。
そこで、日本がアメリカの政策に同調するため、
中国を優遇することになりました。(よいしょっ。)
どう優遇したかというと、
日本は中国から大量の ‘花火’ と共に、
‘漢方薬’ の販売を許可して 大量輸入することになったのです。
つまり、 「たくさん買ってあげるから、うちらと仲よくしましょ~?」って。
ご存知の通り、
日本は薬が認可されるまでに
厳しすぎるほどの基準がありますが、
この時は政治判断でしたから、
治療効果の科学的証明もないまま、
もう、例外的に
さくさくと当時の厚生省に認可されたのです。
その流れが現在も続いています。
漢方が保険がきいたりきかなかったり、
薬としての位置づけが一般市民にわかり辛いのは、
そういう経緯があったからです。
私は漢方薬を全く否定するものではありません。
たとえ科学的証明がなくても、
先人が試行錯誤を繰り返して作られた漢方薬は、
東洋医学の素晴らしい成果であり、
症状によっては大変効果的なものもあるでしょう。
品質の良い生薬で、 人々の健康に貢献しようと
日々研究を重ねている
良心的で優良な会社があるのも承知しています。
しかし、先日ブログにアップして、
たったの2週間で400名ほどもの方に読んでいただいた
“絶対知っていてほしいこと・脱ステロイドをした方へ”
という記事にもありますように、
例えば脱ステロイドをした患者にとっては、
初めまして、こんにちは
二月初めに突然脱スてが始まってもうじき三カ月、
日々いろいろ様々にある中、こちらを見つけもう大変楽しく
勇気づけられ、感じ入りながら拝読させて頂いており、
今はアトピー関係の一覧から全記事を読み進めています。
そんな中、アトピーとは直接関係ないのですがこの記事拝見し、あぁベトナムが南北に分断されていたのは昔話になってしまうのだなと、そんなことにまたしみじみしてしまいました。
では引き続き記事を読み進めます。
これからも楽しみにしています。
このblogに出会えて感謝です。ありがとうございます。
Yuki
Yukiさん
素敵な投稿、ありがとうございます!
まだまだ大変な症状をお持ちかもしれませんのに、温かいメッセージと励ましのお言葉に、感謝の気持ちでいっぱいです。
このブログは、元気がなくなりそうな方々に、元気になっていただく目的で運営しておりますので、このようなメッセージは読んでいる皆さんの心もさわやかになると思います。Yukiさんのお人柄が伝わってきます。
これからも、一行でもみなさんのお役に立てることがポスト出来ますように続けてまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
ステロイドの事実を伝えて行くのは、リバウンドを経験して乗り越えた者の務めだと思っています。アトピーのお友達がいらしたら、是非、このブログをご紹介くださいね。
お大事になさって、一日も早くよくなってください。
ありがとうございました!