“病気の人は病気のことばかり考えてるし、病気のことを口にする。”
これ、くやしいけれど、当たってますよね。
私たち皮膚炎患者も、
何かって言うと症状のことを話してしまいます。
話す相手は医者ではないし、
話しても心配をかけるだけなのに、
「今日はXXが調子悪くってねぇ~。昨日より悪化してるのよ。」
「顔にただれがでちゃうと人の目が気になっちゃうよね。」
「なんで、この赤ポツ出ちゃうんだろ。」
「昨日さ~、ホント痒くて眠れなくて~~。」
「かっさかさなの~・・・・。」
病気だから、病気のことを口にしている。
これ、当然の流れです。
さて。それでは、
たとえば内臓の病気を持っていたらどうでしょう?
内臓は、どこか不調のない限り
存在自体が気になりませんので、
人は臓器の調子について滅多なことでは話題にしません。
ところが、一旦調子が悪くなると、
途端に存在が気になります。
気になるから口にしてしまう。
「ちょっと昨夜から胃の調子が悪くて・・・。」
「なんか、心臓、痛いんだよね・・・。」
「朝からお腹がきゅ~んと締め付けられてる感じで。
昨日食べたものがいけなかったかな。」
これもよくあります。
当然な流れでしょう。
ではここで、
健康な人々について考えてみましょう。
病気のない人は、当然ながら、
病気のことを滅多に話しません。
例えば、アトピーじゃない人が、
痒いだ、痛いだ、血が出た、ただれた・・・
とかは、 滅多なことでは話題に出しません。
出しようがないのです。
経験していないし、
視界に入ってきている現象でもないですから。
例えば内臓に異常のない人からも、
内臓の機能についての話題はそうそう出ません。
病気じゃない人は病気のことを話さない。
これもまた、当然な流れですよね。
では、これを逆手にとってみませんか。
当然な流れを作ればいいかもしれない。
どうやら、
病気の人達は、
ついつい病気のことを考えてしまう環境にあるようです。
では、病気じゃない現実を実現させるために、
ここはひとつ、
病気でいない自分を演出する。
つまり、 自分の持病のことを少しでも考えない時間を作る。
1秒でも長く病気のことを忘れる。
これって絶対効果的だと思います。
(いや、だから、その、それが難しいんだって・・・。)
そんな声も聞こえて来そうですが、
難しく考えないでいきましょう。
自分の脳の中のコントロールなのですから、
出来ないと言っているのもあなた、
出来ると考えるのもあなた。
持病のことを考えない為には、
なんでもいいから自分の好きなもの・好きな人のことを
意図的に思い出してください。
一秒でも長く。
自分の思考に一日に何度も注目してください。
自分が今、何を考えているのか、
事あるごとに、ふと、考えてみてください。
私なら食べ物のこと、旅行のことなどかな。
好きなことを少しでも多く考えて、
幸せ気分を維持しましょう。
楽しい思考が、必ずや自律神経に影響を与えます。
楽しい気分でほっとしていると、
自律神経は交感神経側から副交感神経の方になびき、
体の中ではせっせとリンパ球を作り始めます。
リンパ球は体に入ってくる異物と闘って
やっつけてくれるものです。
つまり、免疫機能が上がるのです。
自己治癒能力が上がるのです。
色々な症状を自然に好転させてくれるはずです。
ウキウキした気持ちでいると、
気分が上がってくるだけでなく、
体調がよくなってくることは
科学的に証明されているのです。
幸せ気分で、体調も良くなって・・・・
そうしたら素敵な未来が引き寄せられる。
なんだか自然な流れの気がしませんか?
今から私は今夜のディナーのことでも考えて、
幸せ気分を満喫したいと思います。